国際日本大使館前で大規模デモ計画 韓国反日団体など2012.8.14 23:10

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日本大使館前で大規模デモ計画 韓国反日団体など

2012.8.14 23:10 韓国

 【ソウル=加藤達也】朝鮮半島の日本統治からの解放を祝う「光復節」の15日、元「慰安婦」の女性を支援するとして組織された反日団体など複数の団体がソウルの在韓日本大使館前でデモを計画している。反日を志向する韓国の団体や個人は李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島(韓国名・独島)への上陸強行に対する日本政府の抗議に反発を強めており、竹島問題と慰安婦問題が大使館前で一体化。韓国警察によると、日本大使館周辺でのデモとしては過去最大規模になる可能性がある。

 李大統領は15日の記念式典で“歴史歪曲(わいきょく)”をめぐり日本に謝罪を要求するとも伝えられており、今回の光復節は反日色の極めて濃い一日となりそうだ。

 デモは元「慰安婦」を支援する「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」の約500人のほか「太平洋戦争遺族会」や学生運動家の全国組織など。警察当局は「全体で大型デモになる可能性がある」とみている。

 大使館前では挺対協が毎週水曜日に定例デモを開催している。外国公館などの周囲100メートル以内でのデモは禁じられているが、挺対協は「記者会見」と称し拡声器などを使った違法デモを繰り返し、千回目の昨年12月には慰安婦を象徴する少女の像を大使館正門前の路上に無許可で設置した。

 韓国政府が放置したことで反日勢力は勢いづき、日本大使館によると、大使館前のデモは昨年1年間の199件を上回り今年上半期だけで219件に上る。7月には正門にトラックが突入する事件も起きている。

 李大統領の竹島上陸に関し韓国の政界や世論には賛否両論あるが、日本の抗議に対する反発では一致。デモが繰り返されることで領土と慰安婦、歴史認識など反日意識が複合的に増幅される格好となっている。

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