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アニメ「氷菓」県経済効果21億円か 舞台の高山にファン
2012年08月01日09:39
写真:アニメ「氷菓」県経済効果21億円か 舞台の高山にファン
アニメ「氷菓」の映像((C)米澤穂信・角川書店/神山高校古典部OB会)

◆ぎふチャン放映、十六銀が算出

 高山市が舞台のモデルとなったアニメ「氷菓」(ぎふチャンで毎週水曜日深夜に放送中)の県内への経済波及効果について、十六銀行は31日、年間で21億円に上る見通し、と発表した。

 アニメで描写されたシーンを熱心なファンが訪れる「聖地巡礼」という現象が各地で起こっており、アニメの舞台になったことで観光客が前年比50万人増という地域もある。

 同行は「氷菓」による高山市内への聖地巡礼の観光客を、他の事例と比較して年間15万人と想定。宿泊費や交通費、食事、それらに伴う経済効果や雇用を算出した。

 「氷菓」は高山市出身のミステリー小説家、米澤穂信さんの小説が原作。主人公の男子高校生が仲間と数々の事件を推理していく青春学園ミステリーで、今春放送が始まった。アニメでは高山市内の風景や高校など、実際の風景を基に描かれたと思われるシーンが多数登場する。

 同行担当者は「聖地巡礼はコストを掛けず、外部から与えられた天の恵みのようなもの。新たな地域の魅力発見につなげ、観光振興に役立てては」としている。