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“報知器外してバーベキュー4回”8月15日 18時47分
神奈川県の藤沢市役所で、去年夏までのおよそ2年間に当時の市長ら13人が、火災報知器が作動しないようにして庁舎内でバーベキューを繰り返していたとして、消防法違反の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、藤沢市の海老根靖典前市長(56)や2人の前副市長など、合わせて13人です。
この問題は、去年8月、藤沢市役所で職員の慰労会にあわせて1階の食堂でバーベキューが行われた際、食堂の外の廊下の火災報知器が作動して、防火扉が閉まる騒ぎがあり、発覚しました。
消防が厳重注意し警察が調べを進めたところ、当時は藤沢市消防本部を指揮する立場にあった海老根前市長をはじめ、当時の副市長ら13人が去年8月までのおよそ2年間に4回にわたって、食堂の天井にある火災報知器の煙や熱の感知器6個を外して、食堂でバーベキューをしていた疑いがあることが分かり、消防法違反の疑いで15日、書類送検しました。
火災報知器が作動しないようにしたことについて、前市長と2人の前副市長は警察に対し「知らなかった」と話し、ほかの10人は「知っていた」と話しているということです。
藤沢市は「誠に遺憾で2度とこうしたことがないよう再発防止に努めます」とコメントしています。
海老根前市長は取材に対し「書類送検されたことについては、捜査の結果を待ちたい」と話しています。
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