美しきかな利根沼田?
昨日の上毛新聞に県内自治体の原発事故の損害賠償請求の方針が書かれています。それによると、福島第1原発事故を受け、県内35市町村のうち22市町村が東京電力に損害賠償を請求する方針を決めているか、検討しているそうです。利根沼田では、昭和村が請求済み、沼田市、みなかみ町が請求する方向で検討中だそうです。放射線量測定器の購入費や放射性物質の検査委託費、職員人件費は事故が起きなければ必要なかったものですから、これらを自治体が東電に請求するのは当然のことです。首長は自分のお金ではないのですから、請求しなければいけません。請求する義務があります。
しかし、利根沼田には、こんなあたりまえのことが解らない首長もいるようです。
まずは、川場村長です。記事によると、「川場村は村内の観光施設、宿泊施設について風評被害の取りまとめを始めており、『個々の事業者ではなく、村が請求をまとめることになれば、請求する』と話している。」そうです。請求するのは良いですが、村のお金と宿泊施設のお金の区別すら出来ないのでしょうか。観光業者の賠償請求をとりまとめたところで村が請求したことにはなりません。たしかに、村自体も観光業に関わっているでしょうから、観光業者の請求をとりまとめる中に村の分が入っていると言うことがあるでしょう。でも、村の被害はそれだけではありません。放射線量測定器の購入費や放射性物質の検査委託費、職員人件費などがあるでしょう。それこそが村の損害です。それを請求しなければ、村が請求したことにはなりません。
また、村が村内の観光事業者の賠償請求をとりまとめ代行請求するのは明らかに過剰サービスです。たしかに、東電への請求手続は煩雑ですから、村が請求手続の相談に応じる必要はあると思います。しかし、村とは独立した事業者です。その損害賠償請求について代行までやる必要はありません。弁護士会の相談窓口を請求するとかいくらでも方法があるでしょう。
村のお金、村内事業者のお金の区別もつかないのでしょうか。 こういう方、公金と自分の金の区別がキチンと付けられるのか心配です。
次に片品村長です。
被災者受入で最も損害を被った片品村ですが、請求の方向での検討すらしていないようです。川場村のように、村内の観光業者の賠償請求についても動いていないようです。もう、言うことありません。片品村は東電よりもとても裕福なんでしょう。村内の事業者も村の支援などなくても賠償請求出来る方ばかりなのでしょう。いや、賠償請求などしなくても困らない方たちばかりなのでしょう。
そんなはずはありません。いったい何考えているんだか。私が川場村民や片品村民だったら、「村長は東電に損害賠償請求せよ」と住民監査請求します。(杉山弘一)
どこにでも、困った首長はいますね。
北海道の高橋はるみも同様です!
さて話は変わりますが、この前の講演会は、ぜんぜん辛口ではありませんでした。個人的に、ズバリと指摘する方のお話は納得がいきます。
交通費だけのボランティア講演だったと思いますが、聴講された方は凄く納得、満足して帰られたと思います。
会場を出るとき、名も知らぬ青年と会話をしたのですが、「話を聴いたら、今すぐ行動に移していかなければ…」と言っていました。私も同感です!
政府も東京電力も隠そうとしている昨今、杉山さんのように、設計者の立場であったのにもかかわらず、あからさまに事実を伝えるのは勇気がいることだとおもっています。しかし、杉山さんのような方がいればこそ、正しい知識で「命」「生活」「環境」を一般の方々も向き合って考えていけるのだと思います。
今後も、みなさんのためにご活躍ください。応援しております。
投稿: 北海道民 | 2011年11月26日 (土) 16:21
北海道民 さん
コメントありがとうございます。
現在の私にとって原発設計の問題点を話すことは何の勇気もいらない、たやすいことです。
それよりも私が危惧しているのは後先考えない一部の反原発運動です。泊の問題も、原発のことを理解しないまま営業運転差し止めを求める運動は気持ちはわからないでもないです、もっと冷静になって欲しいものだと思います。
http://peacf.blogspot.com/2011/08/3_31.html
彼らが支持しているバズビー師匠は完全な詐欺師ですし、野呂美加さんは間違ったことを伝え被害を拡大しています。彼女の言うことは善意からかも知れませんが到底容認出来ないデタラメばかりです。
また、9月には私と同じ会社の方が原発の問題点について講演をされたそうですが、私からすれば意趣返しでしかなく原発の問題点を解ってないとしか言いようがありません。
政府や東電の言うことも鵜呑みに出来ませんが、このように一部の反原発の人達のデマにも困ったものです。デタラメやっていたら原発とうまく決別出来ません。
今、反原発は儲かりますからねえ。
投稿: 杉山弘一 | 2011年11月26日 (土) 22:02
>>今、反原発は儲かりますからねえ。
原発設計して儲けてたのはドコのダレだよ?ww
投稿: 脱原発 | 2011年11月27日 (日) 12:27
脱原発さん、いったいあなたは本気で脱原発をやろうと思っているのでしょうか。いったい、何で脱原発なのでしょうか。本気で脱原発しようと思っていれば、私の知識・経験が必要になります。理解しないで戦えるはずがありません。ファッションで脱原発名乗っているだけでしょう。
そもそも、原発の設計技師が特別儲かるはずがありません。会社が同じなら火力や水力、風力、太陽光発電の設計技師とまったく同じです。IT関係よりは間違いなく給料安いし、銀行員などの金融関係とは比べものにならない程安い。電力会社は少しは良いけどそれなりです。
問題はそういう所ではありません。
原発の設計者も東電の技術者も悪魔の顔はしていません。ごく普通のサラリーマン、いわゆるいい人です。そういう良い人が組織の中で、いつのまにか隠蔽に関与してしまう。それこそが恐いところです。人間の弱いところです。これは誰でもあり得ることです。自分だけは絶対にならないと思っている人ほどなりやすいのです。
あなたのように実名を出す勇気もなく実在するかどうかも解らないメールアドレスでしか投稿する勇気のない方ほど危ないのです。身の回りの人が東電に勤めていたらすぐに原発推進になるでしょうね。
また、私の警告を素直に受け止めることが出来なくなっている時点で、すでに、あなたが帰属する組織は腐ってきています。あなたの頭は硬直化しています。それは、原子力ムラや東電という組織が腐っていったのと同じです。正義の見方の警察組織が腐っていったのも同じです。
おそらくあなたのような方は何かの縁で東電に入社すれば、1週間で洗脳され原発推進派になるでしょう。単純に脱原発を唱える人程洗脳するのは簡単なのです。
脱原発を本気でやるなら、もっと勇気を持って下さい。堂々と名乗り出て自分の頭で考えた事を発信して下さい。自分の発言に責任を持って下さい。そして、もっともっと悩んで下さい。
それすら出来ないようではあなたの脱原発運動は長続きしないし成功しません。
投稿: 杉山弘一 | 2011年11月27日 (日) 16:32
脱原発名の発信者へ
このブログは匿名の投稿も良しとしているが、手前のアドレスも正しく発信出来ない者は投稿するな。
某国から発信しているサイバー攻撃と同じだ。放射能汚染に正しい知識で対応するしかないだろう!!!
邪推で投稿しては文明の利器、このブログが泣いている。
投稿: 一刀両断 | 2011年11月27日 (日) 22:32
>>原発の設計技師が特別儲かるはずがありません。
原発設計でお金をもらっていたのは事実でしょう
投稿: 脱原発 | 2011年11月27日 (日) 23:39
私は、何回も反原発の講演を聴きましたが、誰も儲かっていませんでした。時間と労力とお金をかけて、ほとんど赤字のようでした。
一昨日、グリーンベルで行われた、福島県の市議である佐藤かずよしさんの話では、今儲かっているのは除染事業で、3兆円が予算化されているそうです。
投稿: 群馬県民 | 2011年11月28日 (月) 00:13
北海道民こと田村恵です。今回から本名で伺います。
野呂美加さんのHPを覗いてみました。なるほど!と思いました。
私の回りでも、3.11の大震災以降、みんながみんな「脱原発」「放射能被害」「風評被害」と誰もが騒ぎだし、やれ反対だ学習会だと、こんな私にも誘ってきました。
私も最初の頃は、他の人と変わらず学習会に参加しては「ほんの一部」というか「うわべ」の知識を得て、「大変だ!デモに参加しなきゃ!」と勇んでいました。
しかし、あるときから原子炉の構造がいかなるものか(ニュース等で解説している以外のこと)知りたくなりました。また、そういうことに詳しい方の真実の話を聴き、正しい知識を得たいと、知的に飢え始めていました。
書店に行っても、セシウムがナンチャラ、内部被爆がナンチャラと書いた本ばかりで、「これがこうだから、こうなって危ないのだ!だから、こうしたほうがよいだろう。」という具体的なことを知りたくて、杉山さんの講習会を楽しみにしていました。
お話を伺って目から鱗でした!
言葉とは怖いものです。そして、文章に残るものはもっと怖いです。嘘や知ったかぶりの文章を読んで、鵜呑みにする人がなんて多いことでしょう!
現代は、発言・表現が自由な分、表現者はしっかり責任をとってほしいと私は思っています。
杉山さんは、「辛口」とおっしゃっていましたが、そんなことはありません。白黒はっきり、根拠がはっきりしたことを発言されていて、素晴らしいと思っています。
今日、Amazonで注文した『「原子力ムラ」を越えて』が届き、明日から読む予定です。良書の紹介もありがとうございます。
話は変わり、武田邦彦さんは本も書き、テレビでも発言されていますが、信じてよいのか悪いのか…?私の友人が数冊押し付けてきたのですが、杉山さんなら、武田さんの書物は他人に紹介できるレベルのものだと思いますか?価値がないようなら、読んだ振りをして返そうと思っています(読むなら、良書をよみたいので)。
長くなりました。これで終わります。
投稿: 北海道民 | 2011年11月28日 (月) 01:22
田村恵さんへ岩上と申します。
私もこのブログのファンです。私も田村さんと同じような問題意識がありました。そんな私が参考になった当ブログの記事をご紹介いたします。
何かと問題の多い武田せんセイについては以下の記事が参考になりました。
2011年6月17日 (金)
武田邦彦はミスター風評被害だ
http://numata-city.kazelog.jp/numata/2011/06/post-cd84-1.html
また、参考になる書籍については、以下の記事がためになりました。そのほかに安斎先生の「家族で語る食卓の放射能汚染」がとてもよかったです。
2011年6月19日 (日)
本当の反原発をしてきた学者
http://numata-city.kazelog.jp/numata/2011/06/post-2b2c.html
おせっかいに感じるようでしたら申し訳ありません。
投稿: 岩上欣也 | 2011年11月28日 (月) 16:26
群馬県民さん
コメントありがとうございます。
<佐藤かずよしさんの話では、今儲かっているのは除染事業で、3兆円が予算化されているそうです。>
私も、まったく同じ危惧を抱いています。環境省や文科省は完全にスタンスを変えたと思います。放射能の恐怖に多くの国民がおびえていることに乗じて、無駄な公共事業を乱発し権限を拡大しようとしているとさえ思えます。
1μSv/h以上の除染はともかく、環境省の基準の0.23μSv/h以上となると限りなく広い範囲をしなくてはなりません。沼田市はほぼ全域になりかねません。何兆円あっても足りないでしょうし、このレベルで森林を徹底的に除染すれば自然破壊にもつながりかねません。
洪水のリスクを過剰に見積もることで計画された八ツ場ダムと同じ構図です。
彼らは本当に賢いですよ。
ICRPは10月に行きすぎた除染は効率が悪いと警告を発していますが、除染を求める声にかき消されています。また先週の福島でのICRP会議では、住民との対話の重要性が指摘されました。数値で区切った除染などより、シーベルトで表される数字の意味や除染やリスクについて住民に寄り添った対話こそが重要なのです。
<私は、何回も反原発の講演を聴きましたが、誰も儲かっていませんでした。時間と労力とお金をかけて、ほとんど赤字のようでした。>
私が言っているのは一部の講演者やデタラメな著書を書いてる人達、サプリなどあやしい物を売っている人達、デタラメな放射線計測器を売っている人達のことです。
私自身、8月に「原子力発電を考える群馬の会」として反原発の講演会を主催しましたが、講師はすべて無償でその他の経費はすべて主催者持ちです。赤字・黒字という概念すらありません。そういう講演会が多いことも知っていますが、講演料で金儲けをしている人がいるのも事実です。また、行政からの補助金目当てで反原発の活動している人もいます。
投稿: 杉山弘一 | 2011年11月28日 (月) 20:37
岩上さん、ありがとうございます。ぜんぜんお節介じゃありません。
即、紹介してくださった記事を読みました。武田先生の本は、読まずに返却したいと思います。武田先生が出演しているテレビ番組も、発言内容もヘンテコリンなのは知っていました。
武田先生のような人が、頻繁にメディアを利用して出演すると、信じやすい人は内容を鵜呑みにします。あのような人こそ「悪の根源」だと思います。
安斎先生の著書は、杉山さんに「お勧め本は何ですか?」と直接うかがって(講演会場で)、帰りに「紀伊國屋」で購入しました。いま読んでいる最中です。
私が参加している会の学習会では、いつも小出先生のDVDを鑑賞してから討論会を開きます。要は、資料として手に入りやすいからなのでしょう。でも、私としては、何か物足りなくなっていました。「一緒に勉強し、深めあおう!」と誘われた会ですが、新しい風が欲しかったのかもしれません(出席すると「若い人の意見を聞かせて」と、強制的に喋らせられる)。
今月は、フォームジャーナリストの樋口健二さんのお話を聴講し、泊原発の廃炉をめざす会の提訴訴訟の講演を聴講し、そして、杉山さんの講演を聴講させていただきました。
真実のお話を聴くことで、ますます考えることも増えましたが、モヤモヤしていたものも、けっこう解決しました。
杉山さん、岩上さん、感謝しております。
最後に、杉山さんのブログなのに、読者の「交流の場」になってしまいました。すみません。
投稿: 田村 恵 | 2011年11月28日 (月) 20:46
田村恵さん
<武田さんの書物は他人に紹介できるレベルのものだと思いますか?>
武田センセの本は、読んではいけないの本の筆頭格です。彼こそ真の御用学者であり、事故を食い物にするタレント学者です。
ただ、武田先生は変わり身が早い。
このところ、放射能恐いの権威イギリスのバズビー博士がサプリメントを違法販売していたことで信用が地に落ちています。社民党も上杉隆も福島の集団疎開裁判の方たちもバスビーを信用して活動していましたから、本当に困っていると思います。
そこで武田センセは先週から急にトーンダウンして、バランスのとれた被爆対策とか、人体には放射線防御機能があるので少ない被曝は気にしても仕方ないなどと言い出しています。本当に(ずる)賢い方です。
ついでにいうと、京大の小出裕章さんの本もやめておいた方が良いです。原子力の基本知識は間違っていませんが、それ以外はとても専門家のレベルではありません。私は買って損しました。活動化としては有能でしょうがほとんど研究らしい研究もしていませんから中味がうすいのも当然です。プラントに関する見識は浅く、これで工学部?と思います。
同じ京大反原発でも今中哲二さんは地道に福島の地元に寄り添った活動をされています。除染に忙しいのか本は書かれていませんがバズビー博士批判もしていますし、学術論文もキチンとしたものを書かれています。また、元京大の小林圭二さんの著書「もんじゅ」もお勧めです。
あと、広瀬隆氏は論外、最悪です。東電より悪い。原発事故を食い物にしているとしかいいようがありません。今流れているほとんどのデマの発信源は広瀬隆氏です。
一方、故高木仁三郎さんの本は良い物がたくさんあります。
投稿: 杉山弘一 | 2011年11月28日 (月) 21:06
杉山さん、こんばんは!
バズビー博士の話は私も知っていました。博士を信じていた方は慌てていることでしょうね!
今中先生は、この前、新札幌と北大で講演されたのですが、都合がつかず聴きに行けませんでした。残念です!
今中先生の講演は、北海道新聞の生活面に小さく掲載されていました。真実を語る方の講演会はお知らせが小さくしか載りませんね。残念です。
私は北海道の室蘭市に住んでいますが、斜陽の街なのに、先月、広瀬隆さんが講演に来られた時は、市民会館が満員になりました。
広瀬さんは知名度も高く、話術も心得ているので、会場の聴衆もお話に納得されて満足して帰ったようです。まあ、私も会場に行き、お話を聴きましたが(笑)
しかし、内容はというと、すでに報道されていることばかりで、目新しい話はありませんでした。
そもそも、会場に自作の書物を置いて販売すること自体儲け主義ってことですよね(サービスでサインしたくらいにして)!売り上げを被災地に寄付するとか、「取材のためにお金が必要だから、カンパだと思って是非お買い求めください」と、講演者が呼び掛けるなら私は買うと思います。
今月に入ってからは、佐高信さんが、広瀬さん同様、市民会館で講演されました。その日、私は札幌でフォトジャーナリストの樋口健二さんの講演を聴いていたので、次の日、地元の新聞を読むと、「わかりやすくユーモアを交えて講演した」という内容が載っていました。佐高さんは、週間金曜日室蘭読書会が呼んだらしいです。
お二人とも、こんな田舎にまで来てお話されて、ぼろ儲けして帰って行ったのでしょう。ということは、全国各地を転々とまわり、ありきたりの話をして儲けているのでしょうね。
良書はクチコミでひろがり、ジワジワと浸透していくものではないかと、私は思っています。
小林さんの「もんじゅ」も、今読んでいる本の後、ぜひ読みたいと思います。
また長くなりましたが、これで失礼します。
投稿: 田村 恵 | 2011年11月28日 (月) 23:20
お邪魔かもしれませんが、ひとこと言わせて下さい。
広瀬隆氏、小出裕章氏は チェルノブイリ事故の前から 原発に反対してこられた方々です。
小出氏は万年助教で 広瀬氏は消されかかったこともあると聞いています。
「とんでも反原発」と言われるのは 抵抗があります。
「反原発は 儲かる」というのも どこにいるのか だれなのか 疑問です。
武田邦明氏は「安全な原発推進派」ですから、少し違うかもしれません。
考え方に少し違いがあっても 一緒にやって行かなくては 反原発は広がらないでしょう。
原発の設計をなさった方は いわば「向こう側=推進派」だった方でしょう。
そのことについては どうお考えなのでしょう。
失礼を承知で 書き込みましたことを お許しください。
投稿: 反原発を広めるために | 2011年12月22日 (木) 08:42
反原発を広めるためにさんへ
1 小出裕章さんについて
小出さんは自ら望んで万年助手の道を選ばれているのであって、迫害を受けているわけではありません。御本人もそう言ってます。ご自分の意思で学術論文を書かれていないだけです。この点は、東大で迫害を受けていた安斎育郎さんとはだいぶ異なると認識しています。
なお、私は、小出さんのイデオロギーについては付いていけません。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/KoreanN.pdf
また、エンジニアの感覚で小出さんの言われていることを見るとこんな感じです。ついていけません。
http://www.yasushi-studio.com/tweet/
2 広瀬隆氏について
広瀬隆氏は反原発ではありません。反原発を利用しデタラメを書いて金儲けをしているだけの方です。古い話ですが、ずっと反原発を提唱されていた日大講師の野口邦和さんが見かねて「デタラメだらけの広瀬隆」という論文を書いたくらいです。小出さんはともかく広瀬氏は間違いなくトンデモです。話になりません。困ったものです。
3 反原発の運動について
「考え方に少し違いがあっても 一緒にやって行かなくては 反原発は広がらないでしょう。」
そう思います。日本人の大多数はいわゆる保守です。政党で言えば自民党や民主党支持です。私の住んでいるところでは農家の方たちです。
脱原発を進めるには、そういった方々に賛同してもらう必要があります。いわゆる左翼の中だけで、放射能の危険度を競いあうようなことを言えば言うほどこういった保守の方は引いてしまいます。原発の危険性を煽れば煽るほど引いてしまいます。
しかし、本気で脱原発を進めるには、これまで原発を容認していたこういった自民党支持層にこそ受け入れられるようにしなくてはなりません。苦しんでいる農家を敵に回す発言や危険煽り発言はその妨げになるだけです。
また、私には原発関係に限らずエンジニアの知り合いが多いのですが、そういった方と話をすると、広瀬氏も小出氏もまったく相手にされていないことが良く解ります。彼らを支持しているようでは、脱原発の話をしても気が狂ったのかと思われて到底受け入れてもらえません。
彼らの反原発の運動はエンジニアから見るとそのくらい特殊な方たちの特殊な運動と思われています。これでは広まりません。
4 わたしのことについて
<原発の設計をなさった方は いわば「向こう側=推進派」だった方でしょう。そのことについては どうお考えなのでしょう。>
どんな答えを期待されているのか、ご質問の趣旨が解りません。その通りとしか言いようがありません。
投稿: 杉山弘一 | 2011年12月22日 (木) 15:42
ご丁寧なお答え有難う御座いました。
考え方は違いますが 自分なりに活動していきます。
近い将来、原発がなくなりますように!
投稿: 反原発を広めるために | 2011年12月22日 (木) 17:57