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2011年11月17日 (木)

県議会の海外視察は必要だ

 群馬県議会で海外視察を再開するかどうかで議論が続いている。昨日も3会派が慎重対応を議長に申し入れたそうだ、申し入れの内容は、再開は「社会情勢を考慮しない議員特権の復活と捉えられかねない」というものだ。
 県会議員の皆さん、いったい何を考えているのか。
 県議になるとこうもおかしくなるものか。
 視察先を海外だから、県外だから、県内だからと行き先で区分けして、海外だけは慎重にと考える事自体、時代遅れだ。国際化した社会情勢を考えれば、県議も海外だろうが宇宙だろうがどんどん行くべきだ。ただし、県政のために調査が必要があればの話である。
 これまで海外視察が批判されてきたのは、視察とは名ばかりでその実態は観光ツアーだったからである。
 海外視察が必要か不要かを議論し、必要と決まったら行き先を決める、その後県政との関連性をでっち上げて、形式を整える。しかも、その大部分を旅行会社にやってもらう。旅行会社も手慣れたもので、議員団をカモにして至れり尽くせりで視察報告書の作成も手伝ってくれる。これが海外視察の実態だが、これでは、どうやっても観光ツアーにしかならない。
 修学旅行なら行く事自体に意味があるが県議会の調査というのは修学旅行ではない。調査に意義があるのであって、行くことは手段でしかない。県政上具体的問題が発生し、それを議員が調査する必要が出てきた。委員会で調査する必要が出てきた。その行き先がたまたま海外だったというのが、海外調査である。そういう必要があるなら海外だろうが宇宙だろうがどんどん行けばいい。
 今回も、県政上の具体的問題が一切無いまま議論がされている。観光ツアー、あるいは、議員の修学旅行を再開するかどうかを議論しているだけだ。こんな議論しかしていないのでは、県内視察も不要だ。
 県内視察を巡る裁判でさんざん言われたことが全くわかっていない。(杉山弘一)

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