放射能汚染とどう向き合うか
昨日、ナルク利根沼田 さんの勉強会に参加して、沼田の放射線汚染についての考えを述べさせて頂きました。その時の資料です。放射能汚染とどう向き合うかをダウンロード
こんな内容です。
原発から撤退するのは今の子供たちのためではない。100年、200年度の世代のため。原発は止めても安全にならず、100年は放射能汚染の危険が続く。それどころか無計画に運転停止すれば危険性が増す。だからといって、止めなければ放射能は増え続け問題は解決しない。いま原発を止める決断をしなければずるずるといってしまう。原子力を発電に使うのは合理的ではない。今、必要なことは、エネルギー長期計画の見直しである。
利根沼田は原発事故で汚染された。農作物からの内部被曝はほとんど心配ないが、地面からの外部被爆は避けられない。ただし、心配しても仕方がないレベルである。胎児に影響が出たり、遺伝的影響が出るということはない。こんなあり得ないことを言って不安を煽ればかえって被害が大きくなる。
さて、沼田市の線量測定結果が公表されました。これだけの数値を隠さず公表したことは評価出来ます。そして、「毎時1マイクロシーベルトを越える箇所が測定された施設(部分的なスポット)で、放射線量を低減させる作業を行」うという方針については、妥当なものだと思います。
出来るだけ除染をした方が良いに決まっていますが、一部の方たちが主張する「毎時1マイクロシーベルト0.23以上は除染をせよ。」は否定的です。それよりも計測した数値の意味を広めていくことが重要です。(杉山弘一)
過剰な除染「効率低い」 IAEA調査団が助言
http://www.asahi.com/national/update/1014/TKY201110140604.html
投稿: 杉山弘一 | 2011年11月12日 (土) 09:12