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メンバーの裁判

« 原発とどう向き合うか | メイン | 低調な9月議会 »

2011年9月17日 (土)

抄録、片品村議会9月定例会。

 <かっこよかった?。いつも遊楽木舎で話しているようなことを今は村の議会という場で話す。なんだか泣けてきました。>

 これは、都会から移住してきた若者のブログの一部を引用させてもらったもの。十人十色、考え方も感じ方も人それぞれ、を改めて痛感した。ただ、泣けてる場合じゃない、理解すべきことはきちんと理解しないと危ないのだ。
 <かっこよかった?>のは、7日に始まった片品村議会9月定例会初日の一般質問に立った新人議員、星野精一である。腹囲に食い込むほどウエストを絞ったスーツはサイズが違うんじゃないの?、公的な場にサイドベンツは沼田のSさんに怒られるよ!ふたつボタン、両方とめたら七五三でしょ、は愛嬌として、その慇懃無礼ともとれるきちっとし過ぎた議場での立ち居振る舞い、お前は楯の会か? 大丈夫か、いっちゃってるんじゃねえか?という印象で、私は秘かに苦笑した。
 星野精一は冒頭で、「21世紀」や「二元代表制」を高らかに謳って、片品讃美を始めた。曰く、片品の水は清らかで旨いのだから、湧き出た水をそのまま飲めばよい、消毒などは必要ない、と。おいおい!<いつも遊楽木舎で話しているようなこと>、エコだ!ロハスだ!オーガニックだ!は個人の選択なのだから、好きな連中集めて自由に遊楽木舎で話していてくれ。
 21世紀の日本は先進国のひとつとしてあり、そこで生きている我々は文明社会に暮らしているのであり、そこには食品に関しても、水についても、食用、飲用に適しているかどうかの厳しい基準があることを忘れてもらっては困る。時代が脇を通り過ぎ、近代化から取り残され、実質人口が5000をきったどん詰まりの片品村といえど、住民は熊や鹿、猪ではないのだから、この男が湧き出る水をそのまま飲もうが、トマトにセシウム振りかけて食おうが、酵素玄米を愛用しようが、それは奴の自由だが、それを薦めるような発言を議会の場ですることの不適切が理解できないか?
 村の政策の執行権を持つのが村長であり、その政策の決定権を持つのが議会だ。その両方が住民による直接選挙で選ばれる、それが二元代表制だ。500票持っている星野千里からその一部を譲ってもらったそうだが、裏はどうあれ、奴はあの女と同じ201人の信任を受けて議員になった。片品村の明日の方向を決める権利の14分の1を託されたわけだ。議場は片品の鳥や獣が摂取する飲食物について話し合う場ではなく、片品の住民の明日に向けての政策を議論する場だ。そこはわきまえてもらいたい。奴の選挙ポスターにあった「一歩前へ、片品!」、その一歩が片品原理主義への一歩ではどうしようもない。危ないだけだ。
 「尾瀬を食いものにする奴ら」に書いた事実があったあの尾瀬の森映画祭の実行委員長だったこの男は、「他人の財布で遊ぼうとする人間の顔は卑しい」と言う奴だ。臆面もなくきれいごとを言い、自覚もなく裏腹なことをする。30代の若者は騙せても、大人は騙されはしない。すでに底が割れているのだから、期待もしていない。まあ、そんなに全身で力まないで、楽にしてくれ。あの立ち居振る舞いも、所詮は楯の会風味の小芝居なのだから。
 ちなみに、傍聴の後、知り合いが「精一、どうしちゃったんだ?」と。ここにも奴の小芝居を見破ったひとり。小耳に挟んだことだが、星野精一は議会が始まる前、鎌田バス停の前で演説をぶったらしい。何考えているんだか? でも、今度やるときは事前に知らせてくれないか。刺激の少ない村でたまには大笑いしたいじゃないか。

 星野精一について書き、「尾瀬を食いものにする奴ら」を出したら、こいつについても触れておかなくてはなるまい。ついでに、だけど、星野千里だ。黙っていたら存在が消える、とでも思ったのか、3人目に質問に立った。ただし、人口5000人の小さな村といえど、村会議員という職責にこの女の資質は足りていない。要するに、バカが背伸びしているだけ。再生可能エネルギーだ、風力発電だ、地熱発電だ、と新聞で拾い集めた言葉を並べ、話が下手というのはあるが、だからどうしろ、がない。エネルギー政策は国策、という認識があるのかどうかも疑わしい。唯一、片品らしいというのが小規模の水力発電であるが、国策とは別に片品独自の政策として進めようと提案するなら、なぜ、かかる経費と得られる電力の数値ぐらいを大雑把にでも示さないか、である。つまり、何も調べていない、ということだ。そこまでこの女の頭が回らないのだろう。要するに、議員としての資質が足りない、という所以だ。
 この女、はなから500票持っている、と豪語する時点でアウトだが、その内の300票を精一と他の誰かに譲ってでも、余裕で精一と同じ201人の信任を受けて再選されたのだから、来年開かれる水サミットに合わせて○○宣言しろ、なんて小さなことを言わず、戸倉ダム再考ぐらい言ってみたらどうなんだ。国のエネルギー政策自体が転換点にあるのだし、計画停電だ節電だ、という状況なのだから、水力発電用の戸倉ダムであれば、再考に値するのではないか。少なくとも、片品で反対する人はいないだろうし、群馬全域の土木関連業界も反対はすまい。南相馬からの1000人受け入れ即決で見せた、あれだけの決断力を持った首長は全国を見てもそうはいないのだし、こんな小さな村に置いておくはもったいないぐらいの村長がいるのだから、星野寛県議と千明金造村長を前面に立てて、目指せ!国交省、経産省、というのは、どうだ?
 星野千里はどうする? 飲み屋でもやっているのが似合いだろ。(木暮溢世)

♪お酒はぬるめの燗がいい
 肴はあぶった烏賊でいい
 女は無口な人がいい

  ダメか(笑)!

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抄録、片品村議会9月定例会。を参照しているブログ:

コメント

「片品の水は清らかで旨いのだから、湧き出た水をそのまま飲めばよい、消毒などは必要ない」

 ああ勘違い。飲食店が多い片品村で水道水の消毒を廃止する。仮にそれが科学的に合理的だとしても、行政手続としてどれだけ大変なことか。
 想像出来ないのでしょうね。

 エコロジーだ、ロハスだ、と今風を謳えば、「21世紀」なんでしょう。例えば、ロハスという言葉にしても、元はLife Style of Health and Sustainabilityの頭文字を並べたもの。健康で持続可能な生活様式と訳されていますが、何も特別なことじゃない、多くの人が普通に望む暮らし方です。要するに、一般用語。これにいち早く目をつけ、こっそり意匠登録をして、今風のイメージと結びつけて強調して煽ったのが某雑誌です。ロハスという言葉を使った事業体にロイヤリティーを請求し、ひと儲けを企んだけれど、猛反発を食らって失敗した。裏を知らずに煽られたままの人たちは今風を気取って、「21世紀」を唱えている。<ああ勘違い。>
 ただし、片品村が有機栽培、自然農をぶち上げて、村の農業政策としてやる覚悟があるなら、「片品高原野菜」のブランド化も可能性ゼロではない、と思います。南相馬の1000人受け入れのようなワンショットで終わることではないし、確実に需要はあるのだし、と言っても、それがどれほどのものか精査する必要はあるけれど、実現すれば面白い。ただし、全農家の合意が必要だし、マーケティングのいろはからXYZまで熟知した上で、流通も販売もまったく新しい概念で考える必要がある。市場の相場に左右される農協ルートなど真っ先に要らなくなる。自分で作った農産物に自分で価格を決めて売ることができる。ただし、その販売予測にも価格設定にも厳密な精査が必要になる。当然、リスクは無くなるわけじゃない。えっ、明日の米が欲しい? <想像できないのでしょうね。>
 まあ、好きな連中集めて自由に遊楽木舎で話していればいい。

「かっこよかった~。いつも遊楽木舎で話しているようなことを今は村の議会という場で話す。。なんだか泣けてきました。」
と言っているブログはこれですね。

http://iikarakan.81s.net/2011/09/10/6461/

なにがかっこよかったのか、なぜ泣けてくるのか意味不明です。

「いつも遊楽木舎で話しているようなことを今は村の議会という場で話す」というのは、精一議員がTPOをわきまえないという批判であり、そんな奴を議員に選んでしまったことになぜか泣けてくるのでしょうか。

 こんなふうに解釈するのは私がひねくれているからでしょうかね。

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