議会は火事場泥棒だ。
沼田市議会が、沼田市議会政務調査費の交付に関する条例をこっそりと改正した。秘密裡に改正したわけではないとの反論がありそうだが、公表された議会日程に書いてないのだか、「こっそり」である。改正した上で、支給の凍結を解除するというのである。震災で混乱しているこの時期に再開とは、火事場泥棒ではないか。
誤解のないように先に言っておくが、条例の改正内容は、これまで支給を認めていなかった一人会派にも支給するというものだから、一昨年、政務調査費凍結の怪で述べたとおり、賛成である。また、政務調査費の支給自体も否定するものではない。むしろ、積極的に支給すべきだと思う。これも、政務調査費凍結の怪で述べたとおりである。
問題は別にある。
第1に、時期だ。凍結していた政務調査費の復活を今やるか?ということである。震災で混乱している今やるか?ということである。もっとも、震災対応で、政務調査費を使ってどうしても調べなければならないことがあるというなら、理解できないわけではない。しかし、震災後の6月議会で、震災関連の一般質問をしたのは、たった3名だ。このような状態では、震災対応で政務調査が必要になったとは到底思えない。
第2に、凍結を決めた理由との矛盾だ。政務調査費凍結の怪で述べたとおり、凍結は、「議会の活性化に関する検討委員会」(大竹政雄委員長)の提言を受けて決めたというのだ。つまり、議会活性化のために凍結したのではなかったか。活性化のためには、寿司屋やうなぎ屋で飲食ばかりしていてはいけないと言うことだったのではないか。これ自体、あきれた理由だが、そうであれば凍結の解除には、議会が活性化したことが条件である。
では、2年前に比べて議会が活性化したと言えるか。改選後の6月議会で、一般質問をしたのは、たった6名である。到底活性化したとは言えない。話題の星野佐善太議員などは、8年前に政務調査費をネコババしたばかりか、議会活性化対策委員であったにもかかわらず前回の任期中たった一度しか一般質問をしていない。先の6月議会でも一般質問をしていない。まともな神経をしていれば、この状態で政務調査費が必要などとは恥ずかしくて言えないと思うのだが、そうでないからこそ、長年議員でいられるのだろう。
そうだ、星野佐善太議員には、議会不活性化大賞をあげよう。
政務調査費の凍結を解除するには、8年前のネコババの精算と議会の活性化が前提条件である。(杉山弘一)
星野佐善太が何度でも当選して来るメカニズムは惰性の働きにある。惰性とは物理学でいう慣性のこと。空っぽのぶらんこを高く引き上げて放せば、誰も漕がなくてもしばらくは空中で揺れている、あれだ。佐善太は漕がずとも揺れ続ける空っぽのブランコだ。佐善太を当選させているのは、因習にからめとられることで安心する地域の愚民どもだ。佐善太本人はひたすら自分の欲得、党派の利益、親分へのゴマすりを身上とするケチな小悪党で、今度も八須加の辞職勧告をさせないという小刀細工で市長に恩を売った。佐善太にとって、沼田市は甘い汁を吸えるだけ吸うための死に掛けた獣で、今のうちに引き出せる限りの手当てや報酬を取っておこうとしか考えてない。つぶれれば元も子もないが、そうなりゃ、さっさとさよならするだけ。腐り果てた市政には腐り果てた古狸が棲む。財政再建が急務なのに、どさくさにまぎれて市のカネをくすねようとする。こそ泥の泥棒根性はまったく以前のままだ。峯崎淳
投稿: 峯崎淳 | 2011年7月 8日 (金) 18:57