ご紹介します。
「私はその内部被曝を百回以上もして、癌になってしまいました。癌の宣告を受けたとき、本当に死ぬのが怖くて怖くてどうしようかと考えました。でも、私の母が何時も言っていたのですが、「死ぬより大きいことはないよ」と。じゃ死ぬ前になにかやろうと。原発のことで、私が知っていることをすべて明るみに出そうと思ったのです。」
15年前、こう決意して、平井憲夫さんという一級プラント配管技能士の方が、1996年に遺書代わりに書いた「原発がどんなものか知ってほしい」と題する文章を遺して、1997年1月、癌で亡くなっています。
その冒頭で、平井さんはこう書かれています。
「はじめて聞かれる話も多いと思います。どうか、最後まで読んで、それから、原発をどうしたらいいか、みなさんで考えられたらいいと思います。原発について、設計の話をする人はたくさんいますが、私のように施工、造る話をする人がいないのです。しかし、現場を知らないと、原発の本当のことは分かりません。」
先日21日にご紹介した中学高校の後輩、たくきよしみつ氏のブログにリンクされていたページです。原発について、現場からの声を初めて聞きました。ほとんどの皆さんが私と同じだと思います。ご紹介します。ぜひ、読んでください。(木暮溢世)
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html
紹介ありがとうございます。
施工現場の方の命がけの声は重いです。
設計現場の実態も明らかにしなくてはいけませんね。
投稿: 杉山弘一 | 2011年3月29日 (火) 13:04