愚民、暴君、民主主義(その3)
国連が決議したことでリビヤの暴君の命数は尽きたかに見える。「帝国主義者の侵略に断固国を死守する」とお定まりのフレーズを繰り返し、銃を振り回して喚いたカダフィだが、呪文はもはや空虚な世迷いごとにしか聞こえない。
ところで、わが沼田のケチな暴君はどうなったか?星野巳亀尾市長は東北大震災の被災者の救済に何をしていたか? 昨日、星野亀は休日をいいことに、終日どこかに雲隠れし、側近の布施議長が何度携帯に電話しても出なかった。
今日議会が開かれた。亀はなんと言ったか? こんな緊急事態に市長たるものが行方をくらますのは困る、という大島議員のへっぴり腰の質問に、亀は「以後注意します」とあっさり体をかわし、大島のそれ以上の追及を封じた。大島には山ほど言いたいことがあったはずだが、生来頭脳明晰とは言いがたいこの男には、カメレオンみたいな亀を捕まえる弁論術はない。ただし、大島がこの数日被災者を沼田に受け入れるべく、懸命な努力を続け、すでに何人かの人々にアパートなどを世話していたことは評価すべきであろう。
星野亀は会議で何と言ったか? 3月24日に群馬県市町村長会が開かれるので、そのとき沼田市への要請がなされるであろうから、それに対応する。今日現在は、二百名をふれあいセンター(100名)白沢福祉センター(25名)望郷の湯(40名)しゃくなげの湯(35名)の受け入れで対応する。
星野亀は報道される被災民の悲惨なありさまを知らないらしい。知っていたら、赤い血の通った人間であれば、こんな冷酷な態度が取れるはずがない。亀はカメレオンなのだ、あいつは。
外国の新聞などの報道では、日本人は今度の大災害から必ず立ち上がる、と書いている。日本人は他国の人とはいささか違う。「ほぼすべての被災地で見られるのは、無数の利他的な行為である。人々は進んで、見ず知らずの相手にも思いやりを示すという。逃げ遅れた人を助け、食事や寝る場所を提供。一時的ながら相互扶助のユートピアが生まれる」とある外国人女性記者は書いている。私が、ぎょっとしたのは、この人は沼田を知っているのではないか、と思ったからである。彼女は、「このユートピア状態を壊すのは、『人々は野蛮になる』と信じ、パニックに陥るエリート層だ」と指摘しているからだ。まるで星野亀を知っているみたいな口ぶりなのだ。今日の議会で星野亀は、いち早く被災者受け入れを決め、村長みずから被災者を迎えにバス十台を連ねて出向いた片品村について、「ああいうことをすると、前からホームレスになっていたような者が紛れ込むおそれがある」と批判し、さらに「原発被害者と単なる地震、津波の被災者は区別しなければならない」と差別好きな本性丸出しの偏見を得意げに述べた。亀はバカでもあった。
星野はおくびにも出さなかったが、玉原、老神の宿泊業を営む人々のなかから、200人(玉原)500人(老神)の受け入れを決議して沼田市役所に伝えていたのである。これは、多くの市議も議長の布施も知っていた。しかしただひとりの市議もそれを言い出すことはなかった。罰当たりの意気地なしどもだ!星野亀が県議の金子浩隆に激しく嫉妬していることは、周知の事実である。星野亀は、金子県議と不仲であることが自らのむちゃくちゃな金子いじめにあることを棚に上げ、中沢某というろくでなしを県議候補にした。中沢をろくでなしと呼ぶには理由がある。尾身の私設秘書だった中沢は、県との太いパイプを利用して沼田にカネを持って来る、と言っている。いまどき、そんな昔の自民党みたいなことができるはずがない。時代はどんどん前に進んでいる。できもしない昔の夢をまことしやかに言いふらす者はろくでなしである。愚民のおもらい体質に媚びる時代錯誤の選挙戦術である。
われわれが今必要としているのは、未来へのビジョンを持った政治家である。強い意志と人間愛を持ち、みるも無残なわが町沼田を再生に導く人である。そのような指導者に市民は協力を惜しまないであろう。(峯崎淳)
確かに未来のビジョンを持った政治家が必要だと思いますが、今回の県議会議員選挙では誰一人として未来のビジョンを持った候補者がいません。
氏子を動かす神社の古い選挙にもこりごりです。
投稿: カネコ | 2011年3月23日 (水) 21:30
ホームレスの人が紛れ込んだからといって、なんてけちなことを言っているんだ。東京・大阪・福岡など都会では、医療や食事など無償でホームレスの人の世話をしている人はたくさんいる。被災者を受け入れない理由をホームレスの人のせいにすることは問題発言である。死者・不明者2万人超、避難者何十万人という事態に隣県である行政の長が雲隠れするとは全く信じられない。前代未聞だ。もうリコールしかない。
投稿: 沼田市民B | 2011年3月23日 (水) 23:00