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2011年2月21日 (月)

沼田市の小中学生の学校給食について(2)

学校給食会に年間約4500万

 現在の沼田市の給食センターは、戸鹿野町にある。平成12年度に建設し、平成13年度から稼働している。給食センターの用地が狭いことを理由にごはんの炊飯施設を建設しなかった。そのため、ごはんの炊飯を学校給食会に委託し、前橋市から配送している。ごはんの炊飯・配送代は以下の通りである。ただし、白沢地 区は炊飯施設を持ち、学校と給食センターが隣接しているので炊飯・配送代はかからない。

① 米1㎏の炊飯・配送代…537.5円
 沼田産の米1㎏あたり…384円+537.5円=921.5円
 学校給食会の米1㎏あたり…296.1円+537.5円=833.6円
 つまり、1㎏の米が、沼田産は921.5円、学校給食会は833.6円に化ける。

② 一年間の炊飯・配送代
 沼田市内の小中学生が食べる一年間の米の量(白沢地区を除く)…52800㎏
  537.5円×52800㎏=2838万円

③ 沼田市が学校給食会に支払っている米代…年間1666万6284円
 沼田市が学校給食会に支払っている炊飯・配送代…年間2838万円

④ 沼田市が一年間に学校給食会に支払っている米・炊飯・配送代の合計金額は
4504万6284円である。
 1666万6284円+2838万円=4504万6284円

⑤ 平成13年から20年度までここ9年間で、米・炊飯・配送代の合計金額は4億5 41万6556円である。
 4504万6284円×9年間=4億541万6556円

 利根沼田地域で給食センターに炊飯施設がないのは沼田市だけである。片品・水上・川場・昭和どの町村も炊飯施設を持っている。給食センターの用地は、中心地からはずれた地価の安い田畑でよいはずである。土地が狭いから炊飯施設を建設しなかった。だから、毎年炊飯配送代に2838万円かかる。米代は500万円増額すれば沼田産の米を全部使えるのにほとんど学校給食会から購入している。こ の沼田市の政策は得策と言えるだろうか。
 地元産の米を使い、地元で炊飯して児童生徒に食べさせる。こんな単純で、簡単なことを沼田市はやってこなかったし、市議会で問題にもならなかった。私はこの9年間の約4億円は学校給食会へのお布施だと考える。しかし、この約4億円は沼田市民にすべて還元できたお金だと思う。沼田市はどん底の財政難から立ち上がるために、足下の一つ一つから見直していく以外に方法はない。

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コメント

PTA役職をした議員が多いが給食関係(教育費)予算の数値を上げ問題点を追求する議員は一人もいない。
税金を投入して効率のみを求めないの行政で「福祉費と教育費」だろう。福祉補助で利益をむさぼる事業者、経費を検討して地産地消食材を活用する当局や議員の意識は低い。
今後もこのブログで行政や議員に厳しい指摘をして行く。

群馬県庁が企画して沼田の児童には沼田産のお米を炊きたてで食べさせようとして炊飯器を各教室に配ろうとした。炊飯器の代金の半分は総務省が負担し、県が3割持ち、沼田市が二割出すことで、沼田の児童すべてが、温かい地元産のご飯を食べられるようにしよう、という計画だった。ところが、沼田市はこの申し出を蹴った。一教室一万円ほどの負担ができない、というのがその理由だった。
星野巳喜雄は、票を投じることができない児童が、前橋で炊いた、ときには冷や飯になってしまったご飯を食べさせて平気である。我が家には学童はいない。しかし、振興局長などに全く無意味な浪費をしながら、児童に父兄が造ったお米を食べさせ、沼田に生まれた幸せを味わわせる企画を潰して素知らぬ顔である。○○してやりたいほど腹が立つ。(○○にはあなたの考え付く適当な言葉を入れてください)峯崎淳

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