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メンバーの裁判

« 星野巳喜男の責任(その2) | メイン | 自民党沼田支部の怪 »

2010年11月24日 (水)

プロフェッショナルの乞食か、犯罪者か。

 僕の偽者の偽者さんご紹介の刑法247条を読むと、確かに後藤満里子がやったことは、自分が理事長をしているNPO尾瀬なでしこの会に対する背任行為にあたると読める。一方、井の中の蛙さんご紹介の「広辞苑」を読むと、公金を横領したことになる。つまり、行政に対する公金横領と解釈できる。しかし、その公金の元をただせば国民が払った税金なのだから、それを横領したということは、国民に対して、つまり沼田市民に対しては窃盗を働いたということになりはしないか。

 尾瀬なでしこの会はNPOに義務づけられた年度ごとの収支決算書、事業報告書等は毎年きちんと提出しているらしい。にもかかわらず、655万円もの大金が一夜にして消えたことを県は把握していない。それが証拠に平成20年3月31日から4月1日にかけて起きたことであるのに、尾瀬なでしこの会は県からNPOとしての承認を取り消されることもなく、指導さえ受けていないことは書類が修正されていないことを見ても明らかである。そして、それ以降も沼田市からはファミリーサポートセンターの委託料として461万円を受け取って、今日ものうのうと存在し続けている。要するに、行政にとっては予算を執行することが仕事であり、後は野となれ山となれ、なのだ。尾瀬なでしこの会の不正も、胡散臭いNPOが数多く存在するというのも、こうした構造的問題が背景にあることは否めない。

 そして、尾瀬なでしこの会のような悪質なNPOが悪質たる所以は、この構造的問題を熟知した上でやっている、ということだろう。そうでなければ、県に提出する書類でも、もう少しまともに辻褄を合わせた作文をするだろうし、それができなければ、よほどの馬鹿としか言いようがない。

 後藤満里子は、立派な定款を掲げ、理念を実現する、と大層な御託を並べて片品でNPOを立ち上げたが、そもそも後藤工業が反星野賢二村長派の急先鋒だった片品の土木業者最大手の番頭格だったこともあり、その後の千明金造村政でも厚遇されることはなかった。後藤満里子の人となりのせいもあったのだろうが、村民の間からもあまりいい評判は聞かない。子供達を通わせていた学校の先生方からはモンスターペアレントとして顰蹙を買っていたとも聞くから、あの疳高い声でのマシンガントークに辟易した村民も多かったのだろう。そんな片品で、もともと理念の実現といっても、自分の力で実現しようという志はなく、最初からあくまで補助金、助成金が頼りだったのだから、公平公正を欠く金造村政に問題はあるにしろ、片品で尾瀬なでしこの会がうまくゆくはずはなく、居場所をなくして沼田へ出た、というのが正確なところだろう。

 要するに、片品で相手にされなかった尾瀬なでしこの会が、短期間で星野巳喜雄市政にここまで食い込んだことには、正直なところ驚いているが、裏に自民党の某国会議員の存在があったかどうかは知らない。ただ、想像できるのは、後藤満里子には確実に行政から公金を引き出す技術があるのだろう、ということだ。尾瀬なでしこの会の活動のほとんどを補助金や助成金、委託料に頼り、それを生活の糧にもしているわけだから、その技術の内容がどうであれ興味はないが、乞食としての能力には長けていることは確かだろう。職業的乞食。プロフェッショナルの乞食、といったところか。そしてなお、背任や横領、窃盗までが疑われるのであるから、後藤満里子の息子、尾瀬なでしこの会の理事であり、東大の研究員である後藤純が「能力のある者が能力に応じて報酬を得るのは当然のこと」と胸を張ったところで、その犯罪性の疑惑が払拭されない限り、盗人たけだけしい、と呆れるしかない。(木暮溢世)

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コメント

 後藤工業ですか。
 10年前、後藤工業は利根沼田建設談合「研究会」事件で公正取引委員会に摘発されました。
 行政とのなれあい、デタラメな経理など談合組織で培われた体質を引きずっているとしか思えません。

 県の土木工事の談合で国に払った課徴金(罰金)が597万円
 http://snk.jftc.go.jp/JDSWeb/jds/dc/DC005.do?documentKey=H101014H10J03000374_
 県の舗装工事の談合で国に払った課徴金(罰金)が88万円

http://snk.jftc.go.jp/JDSWeb/jds/dc/DC005.do?documentKey=H101014H10J03000423_

 私が訴えてもいないのに、住民訴訟に自ら訴訟参加して県に支払った損害賠償金が課徴金とほぼ同額。

 合計1,370万円の支出は痛かったでしょう。

あらら〜、不思議なことがあるものですね。
後藤工業が県の土木工事の談合で国に払った課徴金597万円と、県の舗装工事の談合で国に払った課徴金88万円ですか。
納付義務者の後藤要さん、満里子のお父さんでしょ。平成10年にはこの世にはいませんでしたよ、確か。
この頃は後藤工業の社長は満里子の旦那、ハルミさんだったはずですが、どうなっているんでしょう。何かあるんでしょうか、杉山さん。

 きれいな水色のワゴン車、
 この辺ではあまり見かけないおしゃれな車、
 ドアには、"Willおぜなでしこの会"、
 パシオスのパーキングに止まっていた。
 「あ、沼田市の税金だ!」

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