NPOの財務資料から(3)~消えた655万円
前回、NPO法人尾瀬なでしこの会(後藤満里子理事長)の貸借対照表(21年度)を見て、同NPO法人が21年度末の時点で約297万円の債務超過であることがわかりました。同NPO法人の21年度の収支は約83万円の黒字ですが、どうして債務超過になっているのでしょうか。
それは、前期(20年度)繰越正味財産がマイナス380万2,519円だったからです。前期から債務超過状態を繰り越しているのです。
これを20年度の貸借対照表で確認してみましょう。ここには、21年度に繰り越す正味財産が書いてありませんので計算してみます。前期(19年度)繰越正味財産 マイナス476万4,249円に20年度の96万1,730円の正味財産増加額(黒字額)を加えると、たしかにマイナス380万2,519円となります。20年度も、前期(19年度)から債務超過状態を繰り越していたので、単年度収支は黒字であっても、債務超過が続いているのです。
では、これを19年度の貸借対照表で確認してみましょう。この年度も、翌年に繰り越す正味財産が書いてありませんので、また計算してみましょう。
前期(18年度)繰越正味財産に19年度の正味財産増加額(黒字額)を加えます。前者が67万4,735円(18年度末は債務超過にはなっていなかったのです)、後者が111万6,489円ですから、179万1,224円となります。これが、20年度に繰り越されるはずの19年度末の正味財産です。19年度末時点では、債務超過ではなかったのです。
おや、おかしいですね。
19年度の繰越額と20年度の繰入額は一致すべきなのに異なっています。前者がプラス179万1,224円なのに、後者がマイナス476万4,249円です。
こういうことです。19年度末、つまり平成20年3月31日時点の正味財産は179万1,224円だったのに、20年度始め、つまり平成20年4月1日時点の正味財産がマイナス476万4,249円になってしまったのです。
帳簿上のことですが、一夜にして、655万5,473円もの大金が消えてなくなっているのです。これだけの大金が、いったいどこへ消えてしまったのでしょうか。日付が変わる一瞬に泥棒が入ったのでしょうか。そんなことは石川五右衛門でも出来ません。
貸借対照表の記載が正しければ、警察と同じことがこのNPO法人内部でも行われていたと考えざるを得ません。いずれにしろ、このようなNPOに、沼田市が事業の委託をすべきでないことは明らかです。(G)
大晦日の怪盗はルパン三世でなければ、理事長の仮面を被った泥棒でしょう。後藤満里子には嫌疑を晴らす義務と責任がありますな。沼田警察の生活安全課に行って市民の目沼田について取り締まりを要請したそうですが、行くべき課は捜査課で盗難の被害届けを出すべきだったのです。ただし泥棒が理事長の仮面を被り、容姿、声までそっくりさんだった場合は、警察も受理すべきか否か苦慮するでしょうが・・・
投稿: sannse | 2010年11月22日 (月) 22:57
NPO法人尾瀬なでしこの会後藤満里子理事長殿並びに
後藤純(東大高齢社会総合研究科特任研究員)理事殿
新村 出編「広辞苑」第五版(岩波書店刊)によれば、
おう・りょう【横領】(「押領」から転じてできた語)他人または公共のものを不法に奪うこと。横どり。曾我一「先祖の重代の所領を—つかまつること」。「公金—」━・ざい【横領罪】自分の占有する他人の所有物または遺失物などを自己のために消費するなど不法に処分する罪。
ちなみに、
おう・りょう【押領】①兵卒を監督・統率すること。②むりやりに奪うこと。力ずくで取ること。横領。
とあります。参考までに。
投稿: 井の中の蛙 | 2010年11月23日 (火) 07:10
sannseさん、井の中の蛙さん
窃盗、横領というのも一理ありますが、容疑は背任ではないでしょうか。
刑法247条 背任
他人(NPO法人)のためにその事務を処理するもの(理事長)が、自己(理事長自身)または第三者(例えば理事長の家族)の利益を図り又は本人(NPO法人)に損害を加える目的で、その任務(NPO法人の財産を管理する任務)に背く行為をし、本人(NPO法人)に財産上の損害を加えたときは、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。
参考までに。
投稿: 僕の偽物の偽物 | 2010年11月23日 (火) 08:03
後藤純さんへ
ネット上で個人名を出すということは、
貴方が東大で研究員をやりながら、NPO法人尾瀬なでしこの会の理事をしていることなんて、Google先生に聞けば直ぐに分かります。
すなわち、貴方の住所、電話番号が流失しているのと同じ状態なんですよ。
危険ですよねー。
でも、こうなったら仕方がないですね。「消えた655万円」について、貴方の高説を聞かせてください。え? あっ、もちろん、机上の空論でかまいません。どうせ社会に出たことがない人にそれ以上は期待していませんから。何事も唯我独尊の貴方の、東大仕込みの頭脳がどう言い訳するのか、聞いてみたいだけですから。
投稿: 木暮溢世 | 2010年11月23日 (火) 13:21
後藤 純さん
東京大学高齢社会研究科特任研究員ということは、あなたは身分的には公務員ということになりますか。で、NPO尾瀬なでしこの会の理事もなさっている。それは無報酬で?尾瀬なでしこの会は沼田でまちづくり講座もやっているそうですが、あなたが講師でしょ?その講師料はどうなっているんですか。まさか東京からわざわざ沼田まで来て、無報酬ってことはないでしょ?NPO役員総数の3分の1は報酬を受け取ることができますよね。しかも尾瀬なでしこの会の後藤満里子理事長はあなたのお母さんでしょ?そこらへんのこと、説明してもらえませんか。
投稿: 現沼田市民 | 2010年11月23日 (火) 17:52
昨年8月のダルタニャンにはじまり、最近では、元沼田市民、後藤雉とさまざまなハンドルネームで、コメントを連発しながら、反論をしなくてはならない一番大切なときにダンマリを決め込むとは・・・
群馬県のNPO・ボランティアのひろば
http://www.npo.pref.gunma.jp/db/npo/
にはこうあります。
「検索できるNPO法人に対して、群馬県がいわゆる「お墨付き」を与えているわけではありません。個々のNPO法人の信用は、その活動実績や情報公開等を通じて、自ら築き上げるべきであり、市民によってチェック・判断されるものです。」
市民からのチェックに誠実に対応することが、NPO法人を始めとする市民活動の信用を築き上げていくのです。
市民の指摘に耳をふさぎ、警察(お上)に通報するなどという姿勢では、本当の信用など得られません。
おそらく、行政にお墨付きを与えてもらうおうという魂胆でNPO法人化したのでしょう。これだから行政に見下されるのです。
こんなことではいつまで経っても、行政と対等な市民協働など出来るはずがありません。こういう姿勢が市民協働を形骸化し、市民活動を阻害するのだと思います。
投稿: 杉山弘一 | 2010年11月23日 (火) 18:31
私は以前、尾瀬なでしこの会後藤満里子理事長が、補助金を「もらう」ではなく、「ぶんどってやる。という表現を身近な人物にしていることを聞きました。当時は、まさか「市のお金をぶんどってやる。」とは、どんな方法でぶんどるのか、想像もつかないし、その噂をあまり信じていませんでした。しかし、ここまで事実が明らかになるとあの噂は本当だったんだとつくづく思います。福祉を隠れ蓑に市の税金を横領していたと言うことですね。杉山さんにここまで事実を明らかにして頂いて感謝しています。沼田市の構造的な闇がかいま見えました。
闇深い沼田市行政だから星野市長は必要以上に葬式に出席したり、学校現場に出向いて、児童生徒にいい顔をする必要があったのでしょうか。星野市長は、人寄せパンダとして支持され、3期目も就任したと思われても仕方がないですね。
沼田市行政の闇を隠す人寄せパンダ星野市長。
投稿: 沼田市民A | 2010年11月23日 (火) 21:46
沼田市議会は、星野市長の親衛隊が揃っている。この尾瀬なでしこの会の不正を正すことは、本来ならば市会議員の仕事である。金井議員や大竹議員は、「このままでは、夕張化だ。」「財政破綻だ。」と叫べば、星野市長と向き合い、仕事を少々しているかにみえる。
しかし、君たちは、何もやっていないではないか。尾瀬なでしこの会の不正に気づき、正していくのは、高い給料をもらっている市会議員の仕事だ。
12月議会一般質問で、徹底追及を期待する。ダンマリ議員、君たちは1日も早く、議員を辞めた方が沼田市民のためだ。
投稿: 沼田市民B | 2010年11月24日 (水) 00:21