ファミリーサポートセンターの実態2
先日のファ ミリーサポートセンターの実態で述べたとおり、NPO法人尾瀬なでしこの会(後藤満里子理事長)は、ファミリーサポートセンターの委託料として、市から毎年461万円を受領している。いったい、この461万円は、いったい何に使われているのだろうか。資料が入手できたので、仲介成立件数 71件、お世話時間172時間しかなかった平成20年度について、少し詳しく見てみよう。
一番大きな経費は人件費である。アドバイザー(1人)に対する謝金が158万2,400円、サブリーダー(3人)に対する謝金が3人分で95万9,040円、合計254万1,440円である。
一方、実際に子供をあづかったお助け会員に支払われた謝礼は合計で約15万円である。
繰り返すが、アドバイザー、サブリーダーの4名は、預かった子供の世話をしたわけではない、預かってくれる会員を紹介しただけだ。それに対して、子供の世話をした方の報酬の17倍もの謝金が支払われているのだ。福祉や教育を金銭的な効率で語ることには抵抗感を持ち合わせているがここまでひどいとそんな抵抗感も失せてしまう。効率以前の問題である。
では、アドバイザー、サブリーダーの勤務状況を見てみよう。報告書によると、アドバイザーの活動日数は240日、サブリーダーの活動日数は180日となっている。1日何時間活動したのかは不明だが、8時間勤務とすれば、3,360時間人の人件費である。時給にすると、それぞれ、約810円、約660円だから、決して高いものではない。
しかし、繰り返すが、実際にお助け会員が子供を預かった件数は71件である。月当たりにすると平均6件である。もっとも少ない8月などは1件だけだ。12月は3件、4月、9月、10月11月は4件である。アドバイザー月20日、サブリーダー月15日の勤務実態が本当にあるのだろうか。これも疑わしいと言わざるを得ない。
このような指摘をすると、こんな反論が帰ってきそうだ。「アドバイザー、サブリーダーは斡旋をしているだけではない。会員に対して説明会や講習会をしたり、アドバイザー、サブリーダー間で連絡調整会議をしている。」
たしかに、説明会を13回、講演会を1回、交流会を10回も開催している。しかし、その実態はこうだ。
会員に対する子育て講習会
講師謝金 10,000円×2時間で2万円、受講者数は8人。
無料にもかかわらず8人しか受講しない講習会、その講師に2万円の謝礼とはよほど人気のない講師だったのだろうか。まさかとは思うが謝金目当てのアドバイザーによる自作自演かと疑いたくなる。
事例発表会
講師謝金 20,000円×1時間
発表者謝金 5,000円×1時間×3人
講師参加者茶菓子軽食代 27,894円
外部講師はともかく、事例を発表した会員までもがタダで飲食した上、謝金までもらえるとは。この方達にとって、ボランティア、非営利事業とはいったい何なのだろうか。
原資は全て財政が危機的な沼田市の公金である。少なくとも、月に数件しか利用件数を上げることができない受託者がこういう潤沢なお金の使い方をすることは許されない。
さらに、月に1回のアドバイザー、サブリーダーの連絡調整会議には呆れ果てる。郵送料を4,260円も計上しているのだ。毎日のようにセンターに勤務しているはずのアドバイザー、サブリーダーにどうして、1通80円の郵便で連絡する必要があるのだろうか。会って話せば済むし、それが出来なくとも電話やメールがあるはずだ。帳簿上そうしないのは、経費が461万円かかったことにするために努力しているとしかいいようがない。
金額は少ないが、こういった点に経営者の人格が滲み出る。理事長の後藤満里子氏は営利事業の経営者としては極めて優秀と評価されるのだろうが、福祉家、ボランティアではあり得ない。(杉山弘一)
後藤満里子氏は沼田市や群馬県の福祉関係に顔を出して居る。群馬県の福祉関係の役員に就任しているが、杉山氏の指摘通りであれば役職就任に疑問が残る。
NPO団体が収益事業をやるのに問題はないが、経理の明瞭性と利益の処理が問われる。
9月決算特別委員会で委託料、補助金などの使途についての質問は殆んどない。
このブログでサポートセンターの委託料の指摘をしなかったら市民は気づく事が無かったろう。本来議員が指摘する事だ。
次期の市議会選挙は問題提起や行政監督が出来る方に出てきてほしい。
補選で当選した星野初男議員はまだ議会で何も発言していない。税金泥棒だ。
投稿: 一刀両断 | 2010年10月16日 (土) 23:26
158万2,400円の謝金を得ているアドバイザーとは誰なのでしょうか。
理事長本人?
投稿: ある市民 | 2010年10月17日 (日) 08:05
ある市民さん
市への報告書には個人名が書かれていませんので誰かわかりませんが、NPO法人のホームページには、理事長の後藤満里子さんは、子育てアドバイザーの有資格者となっています。
http://www.oze-nadeshiko.com/nadeshikonokai/soshikigaiyo.html
投稿: 杉山弘一 | 2010年10月17日 (日) 09:03
一刀両断さん
あとで書こうと思っていたのですが、6月議会の一般質問で高柳議員がファミリーサポートセンターについて取り上げています。「ファミリーサポートセンターの会員がふえているのに、利用者が減っているのはなぜか」と言う質問です。短いやり取りですが、良いところをついているように思いました。
http://www.city.numata.gunma.jp/gikai/gijirok22-2-2.htm
他市との比較など数字を上げて質問すればもっと迫力が出たと思います。次回に期待しましょう。ちなみに、お隣渋川のファミリーサポートセンターの利用回数は938件(平成19年度)と101件(同年度)の沼田の9倍以上です。
投稿: 杉山弘一 | 2010年10月17日 (日) 09:20
沼田市にしてみれば460万で誰かにやってもらえれば、「うちでもファミリーサポートセンターやってます」って、一応まわりにも見栄は張れるし、なでしこの会とやらも、市への報告はそれらしく作文すればいいわけでしょ。双方に美味しい話ですよね。
ここまで突っ込んで明るみに出してくれた杉山さんには頭がさがりますが、気になった点が。アドバイザー1人とサブリーダー3人とありますが、この4人の内ふたりは、理事長の後藤満里子と、あの東大博士課程で学位が取れず放り出されたという息子なんでしょうか、理事もやっているとかいう。だとしたら、なでしこの会とやらにはますます美味しい。残るふたりも他のスタッフ兼任にしたら、ほとんど丸儲け?
もう1点。ファミリーサポートセンターのこの程度の利用者数だったら、なでしこの会は学童保育などもやっているようですから、そちらで吸収して対応できそうですよね。そうなったら、本当の丸儲けになる。要するにファミリーサポートセンターは有名無実で、報告書は本当にそれらしく書いた作文で、その報告書作成の報酬が毎年461万円也。可能性としては十分考えられる。
不正を期待するわけじゃないですけど、杉山さん、パート3、パート4を期待しています。議員は誰でもいいから、このブログをプリントアウトして12月の議会で突っ込んでほしい。
投稿: 沼田太一 | 2010年10月17日 (日) 09:40
何なの、尾瀬和楽舎のメス犬といい尾瀬なでしこの会のメス豚といい、片品でNPOをやろうという女は?ようするにお金?揃いも揃って特定ド営利活動法人に名前を変えたら?片品の女の恥だわ。メス犬はいまさらだけど、満里子は旦那が突然亡くなって、会社があんなことになって、気の毒にと思っていたけど、一杯食わされたわ。息子が息子なら親も親ね。馬鹿馬鹿しいったらありゃしない。
投稿: 尾瀬どくだみの会 | 2010年10月17日 (日) 13:26
片品の木暮です。実は、尾瀬なでしこの会のロゴは私が作りました。もう4年くらい前でしょうか、あの会がまだ片品に拠点を置いていた頃です。理念を実現したい、というその意志の強さを感じ、will(意志)の言葉をそのまま形にしました。右肩上がりのイメージにもなりましたし。
あの会が沼田へ移って、それでも当初は変わらない印象を持っていましたが、昨年秋の片品村長選(結果は無関係)を機に、専ら理事をやっている後藤満里子女史の息子、後藤純氏との議論を通して印象ががらりと180度変わりました。先頃「ね」や「うみ」の名前でこのブログを賑わした人物があの後藤純氏であると確信し、尾瀬なでしこの会との関わりを一切断とうと決心しました。
実は、もう1件、一昨年暮れあたりにファミリーサポートセンターのポスター制作の依頼を受けていました。昨年4月を目処に作りたい、と。しかし、何の進展もないまま1年半が過ぎました。片品に移住して7年半見てきた利根沼田では、何事も学芸会の印象を持っていましたから、そんな中で私なりのビジネス観を主張することに空しさも感じ、納得はしないながらも、仕方がないと思う面も多々ありました。
が、思いがけない展開で尾瀬なでしこの会の実態が少しずつ見えてくるにつれて、それが決して学芸会レベルではなく、むしろ特定非営利活動法人といいながら、営利企業そのものとも言える印象を持ち、ならば何も斟酌はいらない、と考えるに至り、先週15日(金)午後3時13分、ロゴ著作者の思いとして使用差し止め要請とファミリーサポートセンターポスターの制作依頼無断取り消しについて、当初合意していた料金の全額に相当するキャンセル料支払い要請のメールを送り、1時間足らずの後に尾瀬なでしこの会理事長の後藤満里子女史から、要請の2件について了解した、との電話がありました。既成の印刷物やクルマからのロゴ削除には多少の時間が必要でしょうが、基本的には、この合意以降使用はされないことになりました。
私は、特定非営利活動法人尾瀬なでしこの会のこれまでの運営には一切タッチしていませんが、組織のイメージ上での顔でもあるロゴが使われていたことで、その著作者としてまったく責任がない、とは考えていません。ただ、明らかにされてゆく実態を見ると、責任の取り方が見えないだけに、思いは複雑です。
投稿: 木暮溢世 | 2010年10月17日 (日) 19:57
うみさん、あなたはファミリーサポートセンター理事長後藤満里子氏の息子だったんですね。これで、うみさんがなぜ『紙芝居サミット補助金』についての記事の際にしつこく杉山氏やオンブズマンについて意見を入れてきた理由がよくわかりました。うみさんんは、紙芝居サミットn補助金については一言も意見を言わなかった。なのに、あまりにしつこく杉山氏に絡んでくるのでわたしはうみさんは杉山氏のストーカーとばかり思っていました。実際は、うみさんは杉山氏にファミリーサポートセンターについて調べられることが怖かったのですね。
これでは、「泥棒親子です。」それもかなりの頭脳犯です。一般人には、補助金をだまし取ろうという知恵も浮かばなければ、作文を作成することも出来ません。杉山氏だからここまで明らかにすることが出来たのでしょう。資金補助の手続きをとった市の職員も、星野市長も同罪です。
星野市長と後藤満里子氏ってどういう関係?
投稿: ざしきわらし | 2010年10月17日 (日) 22:53
沼田太一さん、コメントありがとうございます。
サブリーダーが誰か、また兼任かどうかはわかりません。
ただ、報告書によれば、ファミリーサポートセンターの利用件数は年度毎に大きく異なっているにもかかわず運営にかかる経費は、毎年461万円ぴったりです。
それぞれの項目の費用は年度によってかなり変動があるのですが(以下に人件費の例を示します)、合計は1円の誤差もなく461万円です。繰越金や余剰金もありません。
19年度 2,801,915円
20年度 2,541,440円
21年度 2,211,760円
予算を使い切るように努めたとしても、毎年1円の誤差もないというのは神業としか言いようがありません。
もし、同NPOにこのような神業の持ち主が存在しているとすれば、同NPOの他の事業も予算どおりになるでしょう。しかし、現実はそうなっていないし、不思議なことに同NPOは多額の累積赤字を計上し、債務超過に陥っています。
少なくとも報告書の一部には作文が含まれていると考えざるを得ません。
投稿: 杉山弘一 | 2010年10月18日 (月) 08:56
木暮さん、そういうことだったのですか。どうりでりっぱなロゴだと思いました。
「ロゴ著作者の思いとして使用差し止め要請とファミリーサポートセンターポスターの制作依頼無断取り消しについて、当初合意していた料金の全額に相当するキャンセル料支払い要請のメールを送り、1時間足らずの後に尾瀬なでしこの会理事長の後藤満里子女史から、要請の2件について了解した、との電話がありました。」
木暮さんが請求をされたことについては、私がとやかく言うことではないし、問題のある行動だとも思ってもいません。しかし、理事長が1時間足らずの間に了解したという事実が、同NPOの問題点を象徴しているように思います。
NPOは理事長とは別人格ですから、いくら理事長とはいえキャンセル料の支払いを勝手に決めていいはずがありません。少なくとも、監事も含めた理事会で支払方法を協議し承認を得る必要があるでしょう。NPOの予算から支出する場合はもちろん、理事長が自腹を切るにしても、一端NPOに寄附をしたうえで(理事長の役員報酬をカットして充てるという手も考えられます)、NPOの会計から支出するのか、それともNPOの会計とは切り離して処理するのかについて協議が必要でしょう。
しかも、市の委託事業のポスターとなれば、委託先である市にも報告をして支払方法の承認を得る必要があるでしょう。
1時間たらずでこれらの手続がとられたとは思えません。そうだとすれば、理事長の独断だったということです。こういうことが常時まかり通っているとしたら、NPOとは名ばかりで、その実態は後藤満里子個人商店と言わざるを得ません。
投稿: 杉山弘一 | 2010年10月18日 (月) 09:26
ざしきわらしさん、コメントありがとうございます。
1 うみさんが、誰であるかには興味ありませんが、『紙芝居サミット補助金』に時あれだけしつこく、コメントを続けてきた方が、今回はダンマリというのは不自然ですよね。しかも、うみさんが一番興味を抱いていたNPOのあり方が問われているのですから。
ご指摘のとおり補助金や委託料について詮索されるのが嫌だったのでしょうね。
2 「それもかなりの頭脳犯です。」について
この点は、どうかなと思います。私がファミリーサポートセンターについて調べようと思ったのは、関係者からの情報提供があったからなのですが、うみさんの執拗なコメントが精神的に後押しした事は否定できません。やぶ蛇だったと言うことです。もう少し頭を使っていれば・・・
それから、こんなに簡単にぼろが出るようでは、知能の程度は知れています。財務諸表を見ても、浅知恵としか・・・
3「星野市長と後藤満里子氏ってどういう関係?」
個人的な関係は知りませんが、構造的な問題なのだろうとおもいます。
投稿: 杉山弘一 | 2010年10月18日 (月) 09:50
杉山さん、コメントありがとうございます。回答3のコメントにある構造的な問題とは何ですか。
沼田市は、なぜ後藤満里子個人商店に活動実態が少ないにもかかわらず、高額な委託料を支払ったのでしょう。市民にとっても沼田市にとってもなんのメリットもありません。星野市長と後藤満里子氏の間に個人的関係があって多額な委託料が支払われたと考えざるをえません。
投稿: ざしきわらし | 2010年10月18日 (月) 23:05
ファミリーサポートセンター、いつから始めたのか知りませんが、平成19年度を見ると、仲介成立件数が101件で委託料が461万円、ということは2000円の仕事の斡旋手数料が1件あたり45,643円。つまり沼田市による仲介件数の予測が沼田の現状を把握していなかったということでしょう。なのに翌20年度も同額の委託料を支払っているということは、市は何の検証も反省もしていないというわけだ。翌年もその翌年も。まあ、職員にすればテメエの金じゃないし、懐痛むわけじゃないからね。
一方、委託料を受け取った尾瀬なでしこの会、毎年毎年、1円の誤差もなく461万円を使い切っている、帳簿上はね。つまり作文。まあ、後藤満里子にすればテメエの金じゃないし、余ったら返せとも言われてないし、懐暖かくなるからね。
要するに、市職員にとっては予算を執行したところで仕事は終わり、後藤満里子にとっては予算を受け取ったところでニッコリというわけだ。あとは申し訳程度に説明会や講習会、事例発表会をやって、アドバイザー、サブリーダー、講師陣を身内で固めれば、ギャラも山分けって寸法でしょう。
ざしきわらしさん、横やりごめんなさいですが、これが構造的な問題の一例でしょう。このサービスを受ける極々、極一部の市民以外のほとんどの市民にとっては何のメリットもないけれど、後藤満里子にとっては大きなメリットだし、沼田市にとってもメリットはあるでしょう。なんたって461万円という、年間予算から見れば屁のような金額、市職員の平均年収ひとり分より安い金でファミリーサポートセンターが持てるわけだし、巳喜雄は他所の首長とも肩を並べて一丁前の顔ができる。地方交付税にも多少の色が付くかもしれないしね。
巳喜雄と後藤満里子の間に個人的関係? 下ネタ絡みは知らないけど、仮に巳喜雄に半分の230万バックしても、後藤満里子にはメリットはあるでしょう。中とろが赤身ぐらいにはなるかもしれないけど、他のおねだりのネタには使える。
投稿: 沼田太一 | 2010年10月19日 (火) 07:44
ざしきわらしさんへ
「回答3のコメントにある構造的な問題とは何ですか。」について
第1に、沼田太一さんが言われるように、461万円はNPOにとっては高額ですが、市にとっては安い、しかも職員の懐が痛むわけではないということだと思います。
第2に、福祉、ボランティア、NPOと言った言葉が並ぶと性善説だけで物事が動いてしまうことです。その結果、チェックが甘くなり、受託者の良心だけに委ねられてしまっていると言うことです。
ファミリーサポートセンターも人件費も含め実際にかかったお金だけを市に請求するようなNPOに委託していれば、違う結果になっているでしょう。
投稿: 杉山弘一 | 2010年10月19日 (火) 08:02
沼田太一さん、杉山さん、コメントありがとうございます。何となく理解できました。しかしと言っては何ですが、私が仮に後藤満里子氏と同じような企画をして毎年毎年461万円もの委託料を沼田市は支払ってくれるでしょうか。たぶん無理です。私は星野市長と知り合いでも何でもありませんから。私は個人的関係があって……と言いたかったのはそういうことなんです。
投稿: ざしきわらし | 2010年10月20日 (水) 01:11
沼田市に平井さんという方がいました。里子を八人育て上げ、去年長妻大臣から表彰された方です。障害者の地域ホームもやっていました。運転ができない平井さんは障害者と一緒にバスや乗り合いタクシーで移動しています。運転が出来ないことはマイナスではない、公共の交通機関を使うことで町の人たちに障害者の存在を知ってもらえるから、と常々言っておられます。
「子育ての実力がある」と行政から評価されている平井さんはお盆や正月休みにも臨時の里親を頼まれ、何人か面倒を見ていました。他にも行政から頼まれて十八才を過ぎた親のない若い人たちの相談にも乗っていました。駅や街なかに屯している若い子たちを気にしてよく言葉をかけていました。バスや乗り合いバスで出会う老人たちひとり一人を把握しておられいつも温かい言葉をかけていました。ご主人が亡くなり、ご自身も齢だからと地域ホームをやめご主人と共に建てた地域ホームや自宅を友人が運営している社会福祉法人に寄付して、この春高崎に引っ越しました。この町には里子の子どもたち(一人は軽い知的障害がある)の居場所がないと思ったからです。平井さんの愛情で子どもたちは見事に育っています。上の子は就職して一生懸命働き、来春の自立に向けて貯金しています。知的障害のある子も実習に行くたび是非うちに就職してくれと言われているそうです。平井さんは「子育てアドバイザー」ではありませんが一人でファミリーサポートセンターを時にはボランティアでやっているような方です。今でも高崎でさまざまなボランティアをやっています。
沼田市はどうしてこのような方にファミリーサポートセンターをお願いしなかったのでしょうか。(山崎のぶ)
投稿: 山﨑のぶ | 2010年10月20日 (水) 07:09
話は違うけれど、沼田市の入札契約結果を見ると、物品購入の入札は落札業者が最初から決まっているかの様な記録が多いですな。気のせいかな?
それとも、これも構造的な問題?
投稿: 松茸 | 2010年10月22日 (金) 08:07
<第2に、福祉、ボランティア、NPOと言った言葉が並ぶと性善説だけで物事が動いてしまうことです。その結果、チェックが甘くなり、受託者の良心だけに委ねられてしまっていると言うことです。>
私が後藤満里子氏から依頼を受けて尾瀬なでしこの会のロゴを創ったのも、ファミリーサポートセンターのポスター制作依頼を受けたのも、心情はまったく杉山さんご指摘の通り、同会の今の実態などまったく想像もしなかったからです。しかも、あの頃は同会はまだ片品に本拠を置いていましたし、主に高齢者支援に力を入れていると聞きました。地味な仕事をよくやっているな、とむしろ感心し、理念を実現したい、という言葉は本物なのだろう、と思いました。まさに私の中に性善説が生きていた。
ロゴ使用差し止めとポスター制作のキャンセルについては、いきなりの請求ではなく、検討の上、返事をくれ、と要請しました。段取りが必要なのは当然だからです。しかし、1時間足らずで了解の電話をもらったのは意外でした。私も杉山さんご指摘の問題点を想像しました。
同会の理事たちのリストを見ると、片品で知っている名前が何人かいます。後藤満里子氏との片品での信頼関係でNPO設立時から名前を連ねたのでしょう。そこにも性善説が働いていたに違いありません。この理事たちは、おそらく会の帳簿をチェックするなどせず、すべて理事長の良心に委ねているのだろう、と想像しています。
<NPOとは名ばかりで、その実態は後藤満里子個人商店と言わざるを得ません。>
理事たちの甘さは責められて然るべきですが、むしろ理事長が性善説を利用して理事たちの信頼を裏切ったことこそ責められるべき、と考えています。
投稿: 木暮溢世 | 2010年10月22日 (金) 08:18
松茸さん、情報ありがとうございます。
「物品購入の入札は落札業者が最初から決まっているかの様な記録が多いですな」について
具体的にどの記録をさして言われているのか、教えて下さい。
今年度の入札結果2件
http://www.city.numata.gunma.jp/nyusatsu/nyusatsu2.htm
を確認してみましたが、ご指摘の箇所がわかりませんでした。
投稿: 杉山弘一 | 2010年10月22日 (金) 08:26