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2010年9月29日 (水)

いつまでも決められない。

  9月13日の市議会での、振興局長ポストのあり方に関する星野稔議員と巳喜雄市長の議論は、大変あきれたものであったようだ。週間利根の記事を元に2人のやり取りを示す。

稔議員:行財政改革の観点から、振興局長ポストのあり方について市長の見解を聞きたい。

巳喜雄市長:議員提案(昨年12月に金井議員ら提出の振興局見直し条例案)の総務文教委員会(星野稔委員長)の賛成・反対意見を受け止めて内部で協議している。

稔議員:腹を割ってどういう意見が最善と思うか。

巳喜雄市長:委員長(稔議員)の意見、両振興局長の意見が大事。今後時代を考え胸襟を開いて市の内部で整合させ、議員の意見を処しながら協議する。

稔議員:振興局長と腹を割って話すことが大事。禍根を残さないようにトップリーダーとして協議して欲しい。

巳喜雄市長:両振興局長ときちんとした対応をするよう努力する。

 第1に、いつものことだが、市長の答弁は何を言いたいのか意味不明である。問題から逃避しているだけとしか思えない。

 第2に、「総務文教委員会(星野稔委員長)の賛成・反対意見を受け止めて内部で協議している。」との市長答弁は嘘としか言いようがない。それは、昨年12月議会の議事録を見ればすぐわかる。
 「振興局長についての見直しは必要としながらも、議員提案による条例制定は合併協議の信頼関係に少なからず溝が入る等の悪影響を危惧する意見が多数を占め否決すべきものと決定した次第であります。」(平成21年12月議会議事録)
 否決された理由は、内容はもっともだが市長が提案すべき事であり議員提案になじまない、ということなのだ。議会の見直し条例に賛成する意見はもちろん、反対の意見も真摯に受け止めていれば、遅くとも今年の3月議会までに、振興局長見直し条例を市長提案していたはずだ。

 第3に、「両振興局長の意見が大事。」、「両振興局長ときちんとした対応をするよう努力する。」との市長答弁もピント外れだ。ポストのあり方を見直すのに、当事者と相談してしまってはきちんとした対応がとれるはずがない。これは、人事の常識だろう。相談する相手は、振興局長ではなくその部下や、利根町、白沢町の住民だ。これらの方たちに、「振興局長は給与に見合った仕事をしてますか。」、「振興局長が特別職でなくなると困りますか。」と聞いて、市長が一人で決断すべきことだ。両振興局長には市長の決断を言い渡すだけだ。

 それにしても、いったい、いつまでこんな議論を延々と続けるつもりなのだろう。それこそ、議会や住民が一番望まないことだ。(杉山弘一)

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いつまでも決められない。を参照しているブログ:

コメント

この質疑は一般質問2日目の午後、午前中は40人程の傍聴者が居たが午後は12~14名だ。質問は「行政改革について」の項目で職員人件費削減と振興局長ポストのについてだ。
星野稔議員の質問点が不明だ。
「職員人件費削減」
①現在の給与を下げれと問うたのか?下げないのを良しとしたのか?
②市長は勤務経験がなく労使交渉の経験なし。前回の職員給与5%カットの妥結条件を知る事が出来ないが次年度は元に戻すとの約束があったのではと想像したくなる。

②「局長ポスト」
振興局長職を「廃止」か?「存続」か論点不明、話し合って決めてくれとは・・・

稔はかつては巳喜男の草履取り。冷たくされて造反か? 吉野のような馬鹿な取り巻きが増えたので、カネのない稔が邪魔になったか?後継を巡る鞘当がもう始まったのか いずれにしろ、えげつない潰しあいが見られそう

 稔議員が、振興局長ポストの有り方について一般質問するとの通告要旨を見たとき、さすがの市長も、振興局長を廃止することを決断したのか、と思いました。
 議員の質問に答える形にして、少しでも和らげるとともに、腹心の稔議員に花を持たせる。てっきり、そのためのやらせだろうと思いました。しかし、意外なことにそうではありませんでした。
 どうなっているのでしょうか。いよいよ、市長は、腹心の稔議員でさえも手なずけることが出来なくなったのでしょうか。

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