沼田市職員の金銭感覚
第十五回紙芝居サミットの事業予算書 について、市民活動センター職員にいくつか質問をした。
「この保険って、何ですか?参加者にかける必要はないと思いますが…」
「弁当代?これは参加費とは別枠で徴収しているので、支出の枠に入れるのはおかしいでしょ。」
すると職員は、「ああそうですねえ。」と答えるのみであった。この書類を見ても何も思わないし、考えない。指摘されてもどうしようとか、しまったとか見落としていたという反省の反応もない。補助金は市民の税金である。この職員は予算書を見る能力がない。にもかかわらず、補助金を出す決定権を持っている。自分のお金ではないので、そのお金がどう使われようと自分には全く関係ないという態度に見えた。
また、紙芝居サミットの会場費について調べているときのことである。会場である保健福祉センターを管理する社会福祉協議会の窓口に行って、紙芝居サミットの会場使用申請書を見ると、会場を借りる予定時間と支払われた金額があっていないことに気づいた。職員に指摘しても、この書類の問題点を理解することが出来なかった。それで、「実際に紙芝居サミット実行委員会がいつからいつまで会場を借りたか報告書を見れば、支払われた金額が正しいかどうかわかるでしょ。」というと、上司と一緒に報告書を持ってやってきた。すると7,400円余分に会場費を紙芝居サミット実行委員会から受け取っていたことがすぐに判明した。職員は「すぐ返納手続きを取ります。ありがとうございました。」とお礼は言われたが、偶然にも私が気がつかなかったらこのままだったのだろう。7,400円も多く会場費を受け取っていた、社会福祉協議会は問題である。また、紙芝居サミット実行委員会も7,400円多く支払っていても全く気がついていなかったのである。
沼田市職員の金銭感覚は、とうてい理解できない。市民の税金を扱っている認識があまりになさ過ぎる。(ざしきわらし)
社会福祉協議会の書類では、正しい使用料金となっていたので、同協議会の職員は気がつかなかった。紙芝居サミット実行委員会が市に提出した報告書をみて、7,400円余分に徴集していたことがわかった、ということなのでしょうか?
そうだとすると、単純なミスとは思えません。(指定管理者である)社会福祉協議会の書類と市の書類を照らし合わせて確認する人がいないことを利用した水増しによるネコババではないでしょうか。
先日発覚した、教育委員会の職員が団体事業費を水増ししてネコババした事件の手口とそっくりでしょう。
投稿: 杉山弘一 | 2010年8月19日 (木) 08:20
市職員に金銭感覚など期待していない。市民の為に奉仕する精神すら無いのだから・・・。7400円返金された紙芝居サミット実行委員会は決算書を修正しないといけませんね。
9月は決算議会だ、補助金、助成金の追求がどこまでできるか? 次の市会議員選挙は5名減の選挙なので再選を目指す議員の質問を注視する。
投稿: おか目八目 | 2010年8月19日 (木) 21:34
ざしきわらしさん
経理上のミスもあってはいけませんが、今回の問題は補助金の必要性の有無だと思います。
昨年草加市で行われた紙芝居サミットは入場無料だったようです。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/080326/stm0803260259003-n1.htm
このように参加費無料もしくは安い参加費でおさえるために補助金が必要というならば、わかりますが、参加費2,000円を徴集して、それ以外に昼食代500円、交流会に2000円も取っているとなると完全な営利事業だと思います。公費で補助をする必要性が見いだせません。
これまでの紙芝居サミットの参加費はどの程度だったかご存じでしたら教えて下さい。仮に、これまでに比べて参加費が格段に高いとなると実行委員の懐だけが肥えたと言われても仕方ないでしょう。
投稿: 杉山弘一 | 2010年8月25日 (水) 18:57
ざしきわらしさんに質問ですが、紙芝居サミットの事業予算書にあれこれ注文をつけて、あなたの目的は何? 私から見ても、あの予算書の数々の数字は確かに大雑把です。でも、所詮は上限15万の補助金を貰うための作文でしょ? つまり、補助金を貰い慣れた人たちのおねだり上手な手口と見れば、あなたも補助金を貰いたいなら、見習うべきところじゃないですか。普段から行政に可愛く振舞うことも、ね。
あなたが、紙芝居サミットの裏に不正があると睨んで、そこを追求したいのなら、開示請求すべき文書は収支決算書でしょう。ごったく広場のHPを見ると、初日195名、2日目133名が参加したとあります。つまり、サミット参加費として最低でも39万の収入はあった。サミット申込書には、サミット参加費とは別に交流会参加費2000円、昼食500円とあるから、そこからの収入も某かはあったはず。加えて、あなたが想定している予算水増し分と、おそらくかけてはいない保険料を差し引けば、補助金15万のほとんどは収益になっているんじゃないですか。って、利根沼田ボランティアセンターにも負けず劣らずの、私の大雑把な見積りですが(笑)。
もうひとつ、注視すべき点は、NPO法人利根沼田ボランティアセンターが、この事業に関して別の事業主体名を名乗っている理由でしょう。考えられることは、NPOの名前を伏せて、第15回紙芝居サミット実行委員会を名乗って、せしめた補助金までを収益にした、かもしれないということ。NPOで上げた収益なら、次の特定非営利活動に回さなければならないけれど、実行委員会なら、とりあえず仲間内で小遣いにはなる。NPOとして県への収支決算報告に含めるとしても、それは年間を通して一括してのものですから、一つひとつの事業については、ばれることもない。
1円までの領収書のコピーを含む収支決算のすべてが明らかになれば、もっと杜撰な点が明らかになるかもしれないし、予算の水増しにあれこれ疑問を挟むより、おかしな点が具体的に見えてくるかもしれない。7400円余分の徴収どころか、杉山氏が指摘しているネコババも出てくるかもしれない。場合によっては、15万の補助金の返還請求にもなるかもしれない。予算に疑問を挟むより、追求する焦点がはっきりしてくると思いますが。
ざしきわらしさんは沼田市職員の金銭感覚にも言及しています。これまでの投稿記事から想像して、あなたは子供のいる家庭の主婦のようですが、毎月○十万でやり繰りする家庭の主婦と、億の金を扱う市役所職員の金銭感覚が違うのは当たり前でしょう。もちろん、それを「よし」とするものではありませんが、重箱の隅をつつくより、重箱そのものの問題を見ることが大事でしょう。例えば、今回の紙芝居サミット、仮に行政が、この事業を行政が為すべき事業と判断したとしても、それが55万かかるとしても、15万出せば代わってやってくれる団体が現れれば、行政にとって事は簡単でしょう。なにしろ市民協働という錦の御旗にも叶う。誰ひとりリスクを背負うわけではないから、予算の数字をいちいち精査する必要もない。要するに、補助金を貰い慣れた人たちの、そこらを熟知したおねだり上手ということでしょう。やはり追求すべきは予算書や市役所職員の金銭感覚より、収支決算じゃないですか。
ここで、杜撰な予算書を問題視しているざしきわらしさんに苦言です。あなたは同時に〈市民共同センター職員はこの書類を何の疑問を持つことなく受け取り、あっさりと補助金を出すことを決定した〉ことも問題視しています。その後に〈何の疑問も持たずにあっさりと補助金を出すことを決定した沼田市市民活動センターの対応も問題である〉とありますが、補助金の支給を決定したのは、市民共同センター? それとも沼田市市民活動センター? 沼田市市民活動センターだとすれば、私が疑問に思うのは、どこにそんな財源があるのかということ。 だって、沼田市市民活動センターって、年間予算が500万しかないから、センター長は生活の心配がない人に、なんて子供じみたこと言ってスタッフを公募した、あの市民活動センターでしょ?
ここらへんの詰めの甘さが、あなたの文章に冷静さが欠けている(失礼!)点だと思いますが、市民協働によるまちづくり事業補助金審査結果を見れば、「市民一人一人がどの程度関心があるか疑問点が多いが…」とありますから、補助金を支給したのが市民共同センターにしろ沼田市市民活動センターにしろ、形ばかりは〈何の疑問も持たずに〉ということではなかったようです。だけど、まあ、これは言葉尻ということで。
投稿: 沼田太一 | 2010年8月26日 (木) 08:05
沼田太一さん
横やり失礼します。
「沼田市市民活動センターって、年間予算が500万しかないから、センター長は生活の心配がない人に、なんて子供じみたこと言ってスタッフを公募した、あの市民活動センターでしょ?」
非公開を押し切った「沼田市市民活動支援センター設立準備会」で、そんなことを話していましたね。
http://www.city.numata.gunma.jp/introduction/kyodo/center_gaiyou4.html
この準備会の副会長であり、センター職員採用の選考委員でもあったのが林浩安氏です。その方が実行委員長になって、ご自分が理事長になっている利根沼田ボランティアセンターが運営する「ごったく広場」の使用料がかかると言って、沼田市市民活動センターから補助金を得た。
こんな自作自演をおかしいと思わない方がおかしい。
ついでに言うと、この林浩安氏、左サイドのメンバーの裁判にある2件の老人ホームの補助金搾取事件で被告となった社会福祉法人の理事でもありました。補助金搾取の手口を熟知していても不思議はない。
投稿: 杉山弘一 | 2010年8月26日 (木) 09:02
紙芝居サミットは、第1回から14回までは埼玉県内の以下の都市で行われた。
1~4、7回は蕨市。
5,6回は坂井市。
8,9回は川口市。
10~12回はさいたま市。
13,14回は草加市。
1回から12回についての参加費など詳細は調査中である。13と14回の草加市の参加費などは以下の通りである。
1 助成金は受けていない。
2 参加費2000円。(大人2000円。小中学生以下は無料。)
3 参加者に保険はかけていない。
4 参加者は2日間で135名。
5 講師は中平順子氏、日下部茂子氏。
沼田市の紙芝居サミットの事業予算と比較して、疑問をもつ。沼田市紙芝居サミット事業決算書の情報開示を現在申請中である。
投稿: ざしきわらし | 2010年8月26日 (木) 22:41
1 紙芝居サミットと沼田の子供に紙芝居を見せる催しだと思って、2000円は高いと感じていたのですが、誤解だったようです。
全国各地で紙芝居の実演、創作の勉強をしている人々の交流会なのですね。
http://www.city.numata.gunma.jp/numatanchi/images/h22result.pdf
審査結果では「子どもの心の活性化につながる」としていますが、それは同サミットで交流して実演・創作の技量を高めた方々が、各地へ帰って各地で子供向けに紙芝居を実施して初めて言えることです。
そうだとすると沼田のこどもたちの受益は非常に間接的なものです。
沼田太一さんが「今回の紙芝居サミット、仮に行政が、この事業を行政が為すべき事業と判断したとしても、」といわれていますが、そもそも、沼田市行政がなすべき事業と判断することすら困難だと思います。
「市民一人一人がどの程度関心があるか疑問点が多い」という指摘のとおり、沼田市民の公益という補助の前提に欠けていたと思います。
2 沼田市市民協働によるまちづくり事業補助金交付要綱第2条2項(8)にはこうあります。
http://www.city.numata.gunma.jp/introduction/kyodo/hojo_youkou.pdf
前項の規定にかかわらず、当該事業が次のいずれかに該当するときは、補助の対象としない。
(8) 当該事業に対する事業主体の経費負担のない事業
予算書には、事業主体の経費負担は出てきません。
http://numata-city.kazelog.jp/numata/files/budget.pdf
要綱違反でしょう。
投稿: 杉山弘一 | 2010年8月27日 (金) 07:46
ざしきわらしさん、参考までに。
沼田には、「沼田市補助金等に係る予算の執行の適正化に関する規則」があります。全ての補助金はこの規則を守る必要がありますが、現実には申請者はもちろん、市の担当者もこの規則の存在を忘れることが多いようです。
http://www.city.numata.gunma.jp/reiki_int/reiki_honbun/e2070176001.html
以下、今回の問題に関係しそうな条文の抜粋です。
第6条 市長は、前条の申請に基づき審査を行い、申請の適否を決定して、補助金等交付指令書(別記様式第2号)により申請者に通知するものとする。
2 前項の指令には、次の条件を付し、かつ、これを履行させるものとする。
(1) 補助事業等終了後10日以内に事業報告書及び決算書又は収支精算書を提出すること。
投稿: 杉山弘一 | 2010年8月28日 (土) 09:48
杉山さん、いろいろと御提言ありがとうございます。
第十五回紙芝居サミット事業決算書の公開拒否の通知が届きました。全文は資料1
http://numata-city.kazelog.jp/numata/files/refuse.pdf
の通りです。
しかし、市民協働によるまちづくり事業計画書は次の資料2
http://numata-city.kazelog.jp/numata/files/plan.pdf
の通りでした。
事業期間は2009年10月31日~2011年3月31日までとありますが、事業名は第十五回紙芝居サミット開催事業とあります。内容もその通りです。
市民協働センターの職員は、紙芝居サミット当日(6月26、27日)のあと紙芝居実行委員が小学校を何校か回って実演するので、決算書は3月しか出せないと口頭でも言いました。しかし、事業内容は第十五回紙芝居サミットのみです。公開拒否の通知は、納得の出来ないものでありました。
投稿: ざしきわらし | 2010年8月29日 (日) 19:17
紙芝居実行委員会が、事業期間を当初の資料を書き換えて、決算書の提出を引き延ばしたのでしょう。明らかに紙芝居サミット実行委員会と市民協働センター職員が両者で補助金搾取を行おうとしたものです。
投稿: ざしきわらし | 2010年8月29日 (日) 20:50
事業計画書、事業予算書、審査会の資料、ごったく広場のサイト、いずれをみても、補助の対象は6月26,27日の第15回紙芝居サミット開催事業です。
2011年3月末までに、沼田の小学校を何校か回って紙芝居を実演することも含まれていたと言うのは強弁です。
仮に、小学校での実演が含まれていたとすれば、審査会で「市民一人一人がどの程度関心があるか疑問点が多い」というコメントがつくとは思えませんし、事業計画書の事業の効果欄に、「全国からの参力者が沼田に宿泊するため、沼田の活性化につながる。」などと書くのは不自然です。「沼田の小学生に紙芝居の良さを伝える」と書くことができるからです。
また、事業目的にある「全国各地で紙芝居の実演、創作の勉強をしている人々とこれから始めようとしている人々との研究と交流」にも一致しません。
したがって、補助事業が終了したのは6月27日であり、残務処理が残っていたとしても、規則6条2項1号の補助事業等終了後10日以内というのは7月の中旬まででしょう。
8月23日現在、提出されていないとした情報公開請求拒否決定通知書は、違法状態にあることの重要な証拠です。
なお、事業期間が「2009年10月31日~2011年3月31日」とあるのは誤記と解すべきであり、この記載があるから、まだ事業が終わっていないというのは無理があります。
誤記でないとすると、要綱第5条(この補助金の対象事業の実施期間は、毎年4月1日から翌年の3月31日までとする。)に反して補助金を支給したことになります。
投稿: 杉山弘一 | 2010年8月30日 (月) 13:49
紙芝居実行委員のメンバーを情報公開で書類申請すると、次のような通知が送られてきた。
http://numata-city.kazelog.jp/numata/files/list.pdf
氏名は、林浩安氏をのぞいて全部黒塗りで団体名のみを記載している。補助金の不正に関して、巻き込まれた団体もあるだろうが、多くの団体が関わっていることがわかった。
投稿: ざしきわらし | 2010年9月11日 (土) 19:24