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2010年3月17日 (水)

沼田市教委を高く評価している星野市長答弁

 久保議員は、給食センター民営化についてメリットとデメリットについて一般質問した。教育部長はメリットについて4点上げたが、将来的には人件費削減のメリットがあると回答した。その後、久保議員は行財政改革実施本部の長である市長に、給食センター民営化についてどのように考えているか意見を求めた。市長は、何度質問されても答えようとしなかったが、最後に次のように語った。「沼田市教育委員会は、よく頑張っていて、高く評価されている。教育委員会が考えている施策を尊重していくことが大事である。」と。市長は質問されている内容を理解できず、また自分がどういう立場にいる人間かも全く分かっていないことがこの発言から見て取れる。給食センター民営化の責任は、自分にはないと言っているようなものだ。
 何を根拠に市長が沼田市市教委を高く評価しているかは述べなかったが、ここ2年沼田市市教委が作成した隠ぺい文書は、わたしが気がついただけで2件ある。教育機関がウソの公文書を作成するとは最悪である。だから、市長は、何をもって沼田市教委を高く評価しているのか、その真意を知りたいところだ。
 市長が市教委を高く評価する理由があるとするならば、2年前のいじめ事件の隠ぺいで沼田市市教委に恩義があるからであろう。政治的関与があったと疑われるいじめ事件に対して、意見を言おうとした県会議員の再三にわたる面談の申し入れを星野市長と津久井教育長はそろって断った。
 このいじめ事件のあった学校は、昨年11月にPTA活動で文科省より表彰されている。表彰された内容はどこの学校にでもある教育活動だ。事件の打ち消しともとれる表彰であり、新聞掲載であった。被害者の心情を考えれば、少なくとも数年は表彰も新聞掲載も辞退することが常識であろう。「沼田市市教委を高く評価している。」と、発言した星野市長は、非常に問題である。(ざしきわらし)

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沼田市教委を高く評価している星野市長答弁を参照しているブログ:

コメント

「将来的には人件費削減のメリットがあると回答した。」
 これは、詐欺的答弁です。「将来的には」が付いているところがミソで、給食センターの職員33人が定年退職するまでは人件費は削減されないということです。そして、毎年一億近い委託費の分だけ市の支出は確実に増加するということです。
 いったい、市長はこの一億をどこから捻出するするつもりなのでしょう。一億あれば、乗合タクシーも継続できたでしょうに。
 民間委託のメリット(=市民にとってのデメリット)は、天下りポストが一つ増えるということです。

「教育委員会が考えている施策を尊重していくことが大事である。」
 この市長答弁もデタラメだ。社会教育は教育委員会の仕事。教育は子供大人にかかわらず、政治的中立性が求められるから、政治部門から遠い教育委員会が担当する必要があるからだ。市民活動を支援する公民館事業も教育委員会の担当である。
 しかし、市長は市民活動を支援するとして教育委員会が担うべき社会教育に口出を始めたばかりではないか。

「被害者の心情を考えれば、・・・」?
 被害者の心情を考えれば、そっとしておいてあげるのが一番じゃないでしょうか。
隠蔽があったということは、何もなかったとした処理ですよね。表彰も新聞掲載も辞退したら、何もなかったにならなくなってしまうでしょう。それとも、ざしきわらしさんはあくまで徹底追求したいんでしょうか。
 こう言う私も決して納得はしているわけではありませんので、そこは誤解なさらないように。

木暮さん、コメントありがとうございます。木暮さんのご意見ももっともだと思います。利根沼田地域では、過去にも性的いじめ事件が起きていることを考えると、私は、徹底追及したいと思いました。しかし、それはできませんでした。
 利根沼田の教育は、沼田市政と共通したものがあります。星野市長に議会で一般質問もせずに、ただひたすらついていく市議会議員が多くいますが、教育の世界も同じです。教育長がおかしな人間だと知りつつもただ黙ってついていく教員が多数います。この構図はどうすれば崩れるのでしょう。                          ざしきわらし

 文豪ヘミングウェイの孫で、実際の姉妹マーゴ・ヘミングウェイとマリエル・ヘミングウェイが姉妹役で出演して、当時、話題になった映画『リップスティック』(76年、ラモント・ジョンソン監督)、お薦めです。被害者の心情をよく表していると思います。

 「この構図はどうすれば崩れるのでしょう。」
 無理じゃないですか。杉山さんの投稿「教育を、真剣に、考えました?」にもあるように、教育方針や目的ではなく、地域の事情と生徒数の減少という物理的条件で連携せざるをえないだけのことを「一貫教育」と認識する市教委と、それを「先進的な試み」と評価する県教委ですから、程度は知れている。教員一人ひとりにしても、何年か我慢すれば異動がある。とりあえず「うまく」やろう、ということでしょう。

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