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メンバーの裁判

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2010年3月16日 (火)

疑惑の銃弾事件の教訓

かつて三浦和義という男がいて、妻殺しの嫌疑がかけられたことがありました。日本の裁判では直接証拠が不足という理由で無罪となり、三浦を犯人扱いした雑誌やジャーナリストなどが名誉毀損で賠償を支払わせられました。ところが、米国のロサンゼルス市警は、三浦が米国に入国した折に逮捕状を執行し、三浦はロサンゼルス市警の留置場で自殺しました。ロサンゼルス市警は、新しい証拠が出たので逮捕したのではありません。日本の裁判所が無罪と判断した証拠だけで十分有罪にできるという確信があったので逮捕したのです。日米の判断の差の背景には、三浦和義の性格に関する知識の差がありました。三浦が「反社会性人格障害」すなわちサイコパスという得意な犯罪性格者である、という認識がアメリカにはあったと思われます。三浦がこの性格の持ち主であることが立証できれば、直接の証拠が乏しくとも、状況証拠だけで有罪にできる、とロス市警は考えていたと思われます。こういう判断のことを英語で"educated guess"と言います。推定ではあっても、判断の根拠になっているのが「十分な勉強」に裏打ちされていれば、直接証拠はなくても認めよう、という態度です。

沼田の市職員の採否がコネで左右されている、という主張は、この"educated guess" に分類されるものです。職員の採用をひとりずつ個別にすべて検証することは不可能です。しかし、だからといって、疑惑がなくなる訳ではありません。疑惑はかえって深くなります。「そうなの?」君、直接証拠がないことは、コネの存在を否定するものではありませんよ。君に必要なのは、直接証拠主義に凝り固まった固い頭をほぐし、教育ある判断力を発揮することではありませんか?良識を働かせ、勇気を持って、布施議員の行動を受け入れる風土が沼田市にあることを認め、それをみんなの共通の認識とすることこそ、大事ではありませんか?

 

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