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2010年1月27日 (水)

市民活動支援センターについて考える(7)

 今日(1月27日)の上毛新聞の以下の記事をみて呆れました。

段ボールなどで“鎧兜”を製作
http://www.raijin.com/news/a/27/news04.htm

 戦国時代の武将、真田氏と沼田市とのかかわりをアピールしようと、沼田市民活動センター職員の鈴木章夫さんが、段ボールなどで真田幸村が使用していた鎧兜(よろいかぶと)を模した“鎧兜”を製作した。鎧兜は31日に開催される「新宿シティーハーフマラソン・区民健康マラソン」に出場する星野已喜雄市長が着用する。

 同市は同区との交流事業に取り組んでおり、同マラソンへの出場もこの一環。同市には真田氏ゆかりの史跡や寺院が点在していることから、マラソンを通して真田氏とのかかわりをアピールする方法を検討していたところ、鈴木さんが鎧兜の製作を申し出た。
(中略)
 鈴木さんは「初めて作ってみたが、まずまずの出来。沼田を盛り上げることに役立てばうれしい。希望者がいれば、今後は一緒に作ってみたい」などと話している。

 「500万の予算しかないから、センター長は生活の心配のない人を公募して」選ばれた方の市民活動に対する理解の程度がよくわかります。 「市民みんなが巳喜雄市長を盛り立てれば、沼田は良くなる。」そう信じて疑わないのでしょうね。

 これじゃ、市民活動センターは「巳喜雄教」の聖地です。(杉山弘一)

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コメント

 戦国武将、真田氏と沼田市のかかわりをアピールするために、鎧兜を着けて市長が新宿を走る? しかも、段ボールで作った鎧兜? いかにも学芸会の街、沼田市。笑えます。どれほどの都民が真田氏と沼田市のかかわりに興味を持っていると考えているんでしょう?
 片品でも、村の歴史を観光資源としてアピールしようと真面目な顔をして言うバカな村議がいます。奈良や京都、鎌倉のような歴史的背景を持つ街ならともかく、日本全国、どこの市町村にも日本の歴史と同じ長さの歴史があることに考えが及ばない。
 こういう話を聞くたびに、利根沼田ではどんな教育をしてきたのだろうと疑問を感じます。地元に愛着、誇りを持つことはいいことだとは思いますが、よその街の人たちは、そんなものにはまったく興味を持ってはいない、ということです。毎朝の通学の電車で見かける可愛いあの子に、あなたがいくら好意を持ったところで、あの子はあなたには興味はない。存在さえ目に入っていないかもしれない。なのに、きっと俺に興味があるに違いないと思って迫ったら、無視されるか、よくても「ごめんなさい」。場合によっては、ひっぱたかれる(笑)。あばたもえくぼの郷土愛に凝り固まった人たちの発想も同じ、笑われるか、無視されるのが落ちでしょう。
 21日の上毛新聞「視点オピニオン21」に電通の広告マンが広告の作業プロセスについて書いています。
http://www.raijin.com/news/kikaku/opinion2010/opinion20100121.html
 「まずは、広告主からオリエンテーションを受ける。ここで、広告展開する時期や予算、対象商品の特性や訴求ポイント、ターゲットなどマーケティング上の基礎情報を受け取る」。つまり、広告主はまず己を知ることです。それなくしては訴求ポイントもターゲットも絞れない。目隠しをして、闇夜にカラスを追うようなものです。飛んで来るミサイルに竹やりで立ち向かうようなものです。勉強してください。500万しか予算がなくても、意識次第では教材はあちこちにあります。このままでは、足軽用2体を着けて走るふたり、沼田女子高の陸上部員がお気の毒です(笑)。
 段ボールの鎧兜を作った鈴木章夫さん、希望者がいれば、今度は一緒に作ってみたいって、それが市民活動? まさか、あなたが公募で選ばれた市民活動センター長ではないでしょうね?
 ついでにつけ加えますが、沼田城を造っても、人は来ません。賭けてもいい。昔ながらの職人を集めて、昔ながらの資材、工法で造るならともかく、と言っても、現実には無理でしょう。だからって、鉄筋コンクリートのレプリカなど、よその街の人は誰も興味を示さない。段ボールの鎧兜の巳喜雄には似合うと思うけれどね(笑)。

木暮さん、コメントありがとうございます。
 私の投稿だけでは何が問題なのかわかりませんが、木暮さんの丁寧なコメントで問題点がよくわかるようになりました。
 沼田城は、鉄筋コンクリートではなく段ボールとペットボトルで造るつもりなんでしょう(笑)。
 ところで、上州真田の里「沼田市ポスター」制作についても解説をしていただけないでしょうか。
http://www.city.numata.gunma.jp/event/2201/numataposuta.html

 お言葉に従って、沼田市ホームページの上州真田の里「沼田市ポスター」制作の報告を見ました。作品そのものが小さいのでディテールまではわかりませんが、記事から想像すると、なにやら真田に関する要素がたくさん入っているみたいで、雑誌の1ページかチラシのようです。市内の飲食店を中心に配布するそうですから、おそらく予算の関係もあって、手に取って見たらすぐに捨てられる小さなチラシをたくさん作るより、多少大きなサイズのものを店の壁に貼って、複数のお客さんに見てもらおうということなのでしょう。そういう意味では、ポスターというより、ちょっと大きめのチラシですね。
 ただし、問題はその手前にあります。沼田市の魅力を広く伝えていくことを目的に制作され、と言っているのに、沼田まで来なければ見られないのでは、意味がない。ポスターの役割でまず大事なことは、外の人たちに、どうしたら沼田に足を運んでもらえるか、です。沼田に興味の欠片も持っていない外の人たちに、どうしたらこちらを向いてもらえるか、そのための訴求ポイントとして、外の人たちにとって沼田の何が魅力なのか、それを冷静に知ることです。しかも、あれこれ盛り込みたい気持ちはわからないではないですが、外の人たちは、それらすべてに目を通してくれるほど好意的ではありません。ですから、できるだけ要素を絞って、インパクトのあるビジュアルに、わかりやすいキャッチフレーズで、簡潔にまとめ、とにかくこちらに目を向けてもらう。あれこれ盛り込んだパンフレットやチラシは、こちらを向いてくれた人への次の段階のアプローチです。その点でも、ご紹介の作品は、ポスターというより、やはりちょっと大きめのチラシです。それぞれの媒体には、それぞれの特性がある、ということです。
 利根沼田きりんごの会の皆さんのご苦労、ピントがちょっとずれているのは残念ですが、これはこれで市民活動でしょう。市長は、彼等の意志を真摯に受け止めて、もっと真剣に考えるべきですね。職員の記事の書き方のせいもあるかもしれないけれど、これを読む限り、そもそも市長の言葉は、完全にずれている。ちょっと残念で済むことじゃない。分析能力さえ疑わしい。同じ作家の作品でも、片や全国区のNHK総合テレビで毎年話題の大河ドラマ、その内容に加えて、イケメン俳優に、それぞれのパワーが相乗効果になっての戦国武将ブームでしょう。地域での盛り上がりが大切、という借り物の言葉には何歩か譲っても、真田のイメージを高めてって、そのために段ボールの鎧兜で新宿を走る? それで沼田が盛り上がる? 仮に「真田三代」が話題になったとしても、上毛新聞は、所詮は群馬の地方紙でしょ。アピールする先は、その外に住む1億の人たちでしょう。
 まずは、市長の思考回路から利根村の枠、群馬の枠をはずしてほしいけれど、あの歳まであれで来たんだから、まあ、無理だろうなあ。せいぜい月末に新宿で赤っ恥をかけばいいと思うけれど、面の皮、厚そうだし、臆面もなさそうだし、厚顔無恥という言葉もあるからねえ。

 木暮さん、丁寧なコメントありがとうございます。
 「沼田の魅力を紹介するポスターを沼田市内の飲食店に配布する。」こんなマヌケな事はありませんが、見方を変えると巳喜雄市長は策士です。
 絶対的な価値は集票にある。これを前提にすれば、沼田の飲食店にポスターを配布することも、段ボールの鎧兜で新宿を走ることも意味があります。いずれも市長の写真入りで地元紙に掲載されるのですから。観光振興策ではなく、選挙運動ですね。

「見方を変えると巳喜雄市長は策士です。」「観光振興策ではなく、選挙運動ですね。」
 まったく同感です。段ボールで鎧兜を作った鈴木さん、ポスター制作をしたきりんごの会の人たち、どちらも残念ながらピントはずれているけれど、沼田市のためを思っての行動でしょう。お上、下々の意識もあってのことだと思います。
 そんなお人好しの気持ちを、うまいこと取り込もうというのが市長の魂胆でしょうね。悪知恵だけには長けた汚れきった奴です。あれは考えてのことより、すでに本能的性向になっている気がします。こんな奴に騙されている沼田市民もナイーブ過ぎる。
 投稿記事より長いコメントを綿々と書き綴る私も相当人がいい(笑)。しかし、私はあの程度の輩には騙されません。それが証拠には「類は友を呼ぶ」の諺通り、奴と関わりのある片品の詐欺師まがいからは目の敵にされています(爆)。

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