不可解な口先だけの男
十二月の市議会でどんな議案があり、どんな質疑や答弁があったのか知りたいと思っていたが、未だに議事録が公表されていない。議員の少なくとも一人(高橋襄典議員)は支援者に議会報告を配布、先の議会で金井康夫議員が提出した振興局長を特別職から一般職に変更する案の反対者が十六名、賛成者が六名であったことを報告している。しかし、この報告たりとも決して満足の行く代物ではない。第一、金井康夫の提案が何を意図したものであるかについて何らの言及もないうえ、振興局長を一般職に変えれば何ができるのか、市民にとってどんな意味があるのかなど、肝腎のことが語られていない。
私は、議事録を見ていないので、金井康夫の提案の根拠、理由としてどんなことをしゃべったか知らない。知らないで、判断するのは甚だ気に染まない。だが、振興局長などというでたらめな長物は沼田にとって無益な白象であり、速やかにこれを追い払う必要がある。事は急ぐ。金井の議論には、論理の筋が見えない。特別職から一般職に変えて振興局長を生き延びさせよう、というのが提案趣旨だとすれば、これは反市民的策略と言うしかない。九月の議会で、金井は、振興局長が特別職であって議会の承認が要らない現状を変え、議会の承認を必要とする条例をつくれ、と提案した。その舌の根も乾かない十二月に、今度は一般職にしろ、と百八十度反対の提案をしている。金井という議員がどんな人物なのか私は知らない。しかし、口先だけの小者であることを自ら天下に広告した阿呆なことだけは確かだ。
こんな無意味な議案の審議に時間を費やす議会も議会である。給食費の値上げ、乗り合いタクシーの廃止など、ますます市民の生活水準が落ちて行くというのに、議会は全く他人事だ。事の本質に迫る議論をどうしてできないのか?
総務省の企みに乗って合併債欲しさに無理やり合併をやったのは星野巳喜男である。振興局長はそのときの遺産である。合併債はどうなったのか? 白沢 と利根の元首長を抱きこむため無駄な特別職をつくったのが振興局長なのだ。そこには、総務省の勝手な方針はあっても、市民や村民への視点や配慮はない。
利根沼田の指導者たち(市会議員を含めて)は手前の懐さえ豊かになれば、市民など二束三文で売り飛ばすろくでなしばかりだ。こいつらを整理し、浄化することしか利根沼田が浮かばれる方法はない。問題はその実現の方法だが・・・(峯崎淳)
特別職ならば、報酬の大幅減額や解任も市長の腹一つで可能ですが、一般職となると法的に保護されるので、減俸や解任、降格は簡単ではありません。市財政のためというならば、特別職のまま減俸する方がはるかに効果的でしょう。名誉職としか思えない現状の仕事ぶりからすれば、非常勤にして教育委員と同額程度で十分でしょう。そういう条例改正を議員提案した方がずっと効果的だったと思います。
もっとも、その気になれば振興局長は市幹部としていくらでも仕事はあります。振興局長というポストの存在よりも、やる気も能力もない人物が就任し、実際に仕事をしていないことに最大の問題があるのです。そうだとすると、両名に対する「辞職勧告決議」こそふさわしい気がします。
投稿: 杉山弘一 | 2010年1月 9日 (土) 20:12
合併債は使えないみたいですよ。
市政の内容が悪いから。
イコール市長や市議の仕事ぶりが悪いからですよね。
投稿: ななし | 2010年1月10日 (日) 00:33
8日付けの杉山氏の投稿記事に同感する。振興局長は仕事をしていない、無用の長物だ。金井議員の提案に反対したのが17名とは驚きだ。多数の市民は振興局長に1千万円(年間)の税金を使うのに疑問を持っている。反対したのは「烏合の衆」佐善太率いる最大会派沼田クラブか!。振興局長職は市長選の論点の一つとなるであろう。
投稿: おかめ八目 | 2010年1月10日 (日) 22:27
この所新しい記事が無いのが残念。来週には新たな記事が出るだろう。
金井議員を弁護する訳では無い。12月議会の金井議員の一般質問は壇上の発言は3分、再質問を37分間、フルに使い理路整然と有効使い内容は良かったと聞いた。HPの議事録確認してから論評したい。
金井議員はにわか勉強で質問したと論評があっが、質問内容を勉強していないと発言出来ないと推察します、にわか勉強すら怠る議員が多いのが現状。
例の政務調査費を返納したか・・・エレベーター賛成だったが今もそうなの・・・と筆者も疑問を残っているが・・・ しかし政治は社会情勢でかわる、当初の考えを時の変化で変えた事に筆者は容認する。ただし、変えた理由の説明は求める。
投稿: 一市民 | 2010年1月15日 (金) 21:35
金井康夫さんは選挙時は票集めで必死でしたが…今は市民の声は届きませんね。
次回の選挙で、票集めに声かけしても以前の選挙程集まらないと思う。
草の根運動の中心となっている同窓生の遊びの延長。二世のお坊っちゃまに何が出来るのか。苦労を知らない人間に市民の声は聞こえるのか?トントン拍子に来てしまった事が彼自身の政治生命の終わりを暗示している。初心に戻って底辺の声を聞いて欲しいものです。
投稿: 金井康夫県議 | 2012年5月28日 (月) 00:17