もったいないのは
沼田市議会の井上正文議員(最大会派の沼田クラブ所属)が昨夜逮捕された。道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯である。今頃はまだブタバコの中だろう。
産経新聞によると、井上容疑者は「(運転)代行(サービスに支払うため)のお金がもったいなかった。弁解の余地はない」と容疑を認めているという。
違うだろう。
今、沼田市議会は会期中である。しかし、井上容疑者は今回も一般質問をしない。利根から沼田まで出てきて1日ただ座っているだけなのだ。何も考えずに、ただ座っているだけというのはさぞ疲れるのだろう。その疲れを癒すために、議会が終わったら飲み屋に直行・・・・
そんな井上に議員報酬を支払っていた。これこそが何よりも「もったいない。」のだ。必要なのは運転の代行ではなく、議員の代行だ。
もったいないだけでは済まない。
代行代金がもったいないのは今回に限った事情ではないから、酒気帯び運転は初めてではないのだろう。今回は、たまたま事故を起こしたので発覚してしまったと見るべきだろう。この程度の遵法意識の人物が立法に携わっていた、しかももっとも影響力がある最大会派に所属していたのである。恐ろしいことだ。
また、昨夜は12月最初の金曜日である。飲酒運転摘発の一斉取り締まりが行われる可能性が高い事はまともな知性があれば容易に想像が付く。井上はその程度の知性さえ持ち合わせていないマヌケだ。そんなマヌケが市民を代表する議員なのだ。恐ろしいことだ。
さらに、読売新聞によると、県警の調べに対し、井上容疑者は「市内の飲食店で開かれた会合で日本酒などを飲んだ」と供述しているという。議会中に一体何の会合だろうか。その会合には他の議員が在席したのか。もし在席していたとすれば、酒気帯び運転を幇助した共犯ではないか。そうだとすれば、井上議員個人の不祥事では終わらない。議会の構造的問題だ。そんな輩が集まったのが沼田市議会と言うことだ。
これで、井上は議員を辞職することになるだろう。果たして井上は議員として功績と言えるものを何か残したのだろうか。ひょっとすると、今回の事件で沼田市議会のレベルを世に知らしめたことが最大の功績かもしれない。(杉山弘一)
現在会議開催中だ。明日の朝刊が発行されない前にインターネットで記事は配信された。パソコンを使わない議員は明日の新聞を見て驚くことだろう。
最大会派の意向で議会の物事が決まるが最大会派は烏合の衆の集まりか、会派会長はどんなコメントをだすのか注目したい・・・
このブログに議員からの意見が無いと揶揄した記事が載っていたが文章能力以前の順法精神が無いとは許せない!!!
7日本会議で議会事務局長がどんな欠席理由をのべるのか・・・。
投稿: 一刀両断 | 2009年12月 5日 (土) 21:16
国政は補正予算で混迷しているが三党連立の民主党のリーダーシップが問われている。
市のHPによると12月市議会で振興局の条例案が提案されたようだ。何もしない振興局長に年間2千万円以上の報酬を支払っているは問題だ。民間企業なら部下から給料ドロボーと陰口を言われる。
財政がひっ迫している折議員には厳しい「事業仕分け」で議会のリーダーシップで歳出カットを望む。
投稿: 一市民 | 2009年12月 8日 (火) 22:57
激務の管理職がストレスに負け酒気帯び運転や痴漢行為をやってしまうことがある。勤務状態を調べて、当人が非人間的な重圧の下に働いていたという事実がわかる。今回の井上正文議員のケースにはそのような形跡は全くない。井上の遵法意識のなさ、意識の低さ、無責任など、同情すべき点はない。月額四十万円の議員報酬には、市民の模範たるべき市民生活をする、という暗黙の義務の値段も入っているとすれば、井上は法を破ったばかりか、道徳違反の罪も犯したのだ。
沼田の議員や市長の知的レベルが、お粗末であることは、市民の目がたびたび具体例を挙げて指摘してきた。井上の事件は議員のモラルも怪しいことを示した。議会は井上の辞職願いをただ受け入れるだけでうやむやにするのではなく、自らのモラルについて反省し、連帯して反省の実を市民に示すべきだろう。
投稿: 峯崎淳 | 2009年12月10日 (木) 20:24
井上の辞職願いは明日(11日)の議会で審議されるようだ。その前に井上には議会に出てきて、事の顛末を説明する義務がある。欠席は許されることではない。市民に陳謝し、どこで誰と飲んでいたかなど真相を明らかにする義務がある。それが、最後の仕事だ。最後くらい、職責を果たせ。
投稿: 杉山弘一 | 2009年12月10日 (木) 21:11
73万7,325円。一昨日(10日)、議員に支給された期末手当(ボーナス)の額である。もちろん、辞任直前の井上にも支給された。
ボーナスをチャッカリもらって、その翌日に辞任するとは。ああ、もったいない。
投稿: 杉山弘一 | 2009年12月12日 (土) 07:46