「沼田市政に未来はない3」-沼田市教育委員会①「津久井教育長の責任問題」
沼田市教育委員会(市教委)が行ったいじめ事件の隠ぺいについては、『小さな街で起きた大きないじめ事件(1)~(5)』に書いたとおりである。このいじめ事件は、被害者の泣き寝入りで終わったと言えるだろう。
市教委の隠ぺいは明らかな事実だが、沼田市の政治家で津久井教育長にまともな意見をぶつけた人間はだれもいなかった。星野市長、金子県議会議員、27人の市議会議員。中でも、二人の女性市議会議員は特に意見を言わなければいけなかったはずである。小・中学校内で起きたセクハラ的いじめについて、女性議員は、意見ひとつ言えないようでは女性が議員をする意味はない。
政権が変わり、民主党の新人議員には、女性の国会議員が増えた。先だっての新聞には、故市川房枝氏は、この現状をどのように見ているのだろうかと書かれていた。市川房枝氏は女性の地位確立を目指してきた女性議員のさきがけである。二人の女性議員は、市川房枝氏を知らないのだろうか。
前橋市選出の女性県会議員と市教委の町田部長と増田課長と私の四人で話し合いをした。その際に、町田部長は①事件の本質的部分を書かずに、「他」とのみ書いたことと、②事件の事実についての2点は認めた。しかし、事件の再調査の要請には応じなかった。沼田市内では、過去にも、小中学校で、セクハラ的いじめが起きている。
市教委は、
①セクハラ的いじめが、なぜ沼田市内の小中学校で起きたのか。徹底したその原因の究明と
②事件後の被害児童生徒の救済
③加害児童生徒の指導など、全力を挙げて取り組む必要があった。
しかし、市教委は、この重要な仕事を怠った。のみならず、この件について意見を言おうとした県議会議員の面談を津久井教育長は断り、隠ぺいを行った。沼田市教育委員会が行ったいじめ事件の隠ぺいは、犯罪である。
このいじめ事件で、大竹前課長と話をしたとき、「私は教育長の通り動きます。」と、はっきりと言った。町田部長はいじめ事件の再調査の要請に対して、「教育長に相談して後日返事をします。」と言った。津久井教育長は、面倒な対応は部下に任せ、権限は教育長が行使しているのである。これらの事実から、このいじめ事件は市教委全般と言うより、津久井教育長の判断が大きかったと言えるだろう。
津久井教育長は、三十代前半まで教壇に立ち、その後、県教育委員会の仕事が長かったらしい。一番守らなくてはならない子どもの人権を無視した津久井教育長は、教育者ではない。このような人物が沼田市の教育のトップにいることは、大変な問題である。沼田市の教育に展望はない。
話を繰り返すようだが、この津久井教育長に意見を言えた政治家は、沼田市内に一人もいなかった。星野市長・金子県議会議員・27人の市会議員。前橋市からわざわざ県議会議員を連れてきて、沼田市教委に意見を言ってもらわなければならないなんて前代未聞である。津久井教育長は、このいじめ事件について、責任を取るべきである。このままでは沼田市の教育には、展望も未来もない。津久井教育長に沼田市が支払っている給与は、年間約950万円だそうである。(つづく)
ペンネーム ざしきわらし
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