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2009年10月24日 (土)

大きな声と小さな声

 沼田市は先月末をもって乗合タクシーを廃止したが、北海道の伊達市が平成18年11月に始めた乗合タクシー事業、名付けて「愛のりタクシー」は平成20年4月に運行日を増やすなど順調なようだ。この違いはどこにあるのだろうか。
 ヒントは、月刊毎日フォーラム10月号に掲載されている菊谷秀吉市長のインタビュー記事にある。その一部を以下に紹介する。

 政治には「大きな声」(力のある団体の声)と「小さな声」(名もない市民の声)があると思うようになった。市長になり、さまざまな会合に出席することが当然増えた。人数の少ない会合、とりわけ「小さな声」の人々が集まる会合は極力出席し、懇談会があれば必ず出るようにしている。市民自ら気が付いていない潜在的な「小さな声」を聞くためには最高の機会だからだ。
 伊達市で進めている乗合タクシーはここからはじまった。「大きな声」は時として無駄を生みやすいが、「小さな声」にはいろいろなものが詰まっている。そこに政治の原点がある。

 平成15年10月、星野巳喜雄市長が乗合タクシーの運行を開始した原点は「小さな声」にあったはずである。
 では、星野巳喜雄市長は、乗合タクシーの運営改善に「小さな声」を聞いたか。
 星野巳喜雄市長は、乗合タクシーの廃止に当たって「小さな声」を聞いたか。
 そして、乗合タクシーを廃止して、導入しようとしている市民活動支援センターは「小さな声」に原点があったか。改めて問いたい。(白井基勝)

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