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メンバーの裁判

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2009年9月 1日 (火)

小さな街で起きた大きないじめ事件3

 今回のいじめ事件に関して、被害者の救済と再発防止策についての考え方を問いただそうとして、市長と市教育長に何度も面談を申し込んだが、両名が応じることはなかった。教育長は市長が任命した人物である。二人の関係性は深いと考えられる。
 また、沼田市の政治家など数名に相談したが、反応は次の通りであった。
 ○某市会議員(自民党系)
   一度は市教委に一緒に行ってくれたが、二度目からはお断り。
   ※現在は市議会議長で市長の側近なので、仕方がない。(筆者感想)
  ○某市会議員(民主党系)
   「被害者の気持ちを考え動けません。」(市議弁)
   ※いいわけ?!(筆者感想)
  ○某市会議員(共産党)
   「被害児童も加害児童も仲良く下校していたので、問題ありません。」
   ※現実を受け止めようとしない。(筆者感想)
  ○沼田市選挙区選出県議
   話の内容をファックスし、知り合いを通じて何度もコンタクトを取ろうとしたが、返事なし。
   ※教育に全く関心なし。(筆者感想)
  ○県民局長
   いじめの話を聞いて二度も笑い、注意をしたら謝罪をした。
   ※とんでもない人物!(筆者感想)

 以上、沼田市行政にゆかりの深い人物たちの反応である。人権意識が低いとか、教育に関心がないとか、そんなレベルで語れる人たちではない。また、沼田市以外の相談した人々の反応は次の通りであった。
  ○群馬県いじめ相談室
   「ひどい事件ですね。そんないじめは聞いたことがありません。」
  ○前橋市選挙区選出女性県議
   「とんでもありません。すぐに県教委に連絡をとります。」
  ○他県の教育関係者
   「そんないじめは。今まで聞いたことがない。」
  ○児童文学作家後藤竜二氏
   「それは沖縄と一緒だ。すぐ、読売でも朝日でもマスコミに行け。」

   などである。沼田市行政をつかさどる人々と、沼田市以外の人々の反応は全く違う。真逆である。また、いじめ事件が起きた時、学校や市教委の対応の仕方で、疑問点をいくつかあげてみた。

  疑問1 この事件に加害者側として関わった児童は数名であった。しかし、学校は事件発覚後、保護者への説明会・指導と称して、事件に関わっていない児童の親まで学校に呼び出した。どうして、事件に関わっていない児童の親まで呼び出す必要があったのか。

疑問2 保護者への説明会・指導には、学校長は不在を理由に出席しなかった。しかし、説明会・指導が開かれたのは、事件発覚から1週間経過した昨年2月12日である。日程に余裕があったにも関わらず、校長不在の日を選んで保護者会を開いた理由は何か。

疑問3 担任は事件発覚後、被害児童の親に報告に行った。「加害児童の親たちが、謝罪に来たいと言ったらどうしますか。」という質問をした。被害者側がデリケートになっている時期に、どうして加害側との面談を示唆するような発言をするのか。

疑問4 事件の大きさとこれらの学校の対応に疑問をもった私は、教育委員会に対して関連情報の情報公開請求をした。すると、数日後、加害児童の親の一人が、私の知り合いに「情報公開請求で書類を取ったのは、○さんでしょ。」と言ってきた。どこで、私が情報公開請求をしたことが漏れたのか。市役所か?市教委か?学校か?

疑問5 昨年3月11日、学校は、再度保護者会を開いた。今度は校長も出席していた。内容は、「市民の中にこの事件で情報公開請求によって書類を取った人がいるが、報告書を提出してもよいかどうか?」と加害児童の親の承諾を取った。これはやってもよい行為なのかどうか?

疑問6 学校長が市教委に提出した報告書を情報公開請求で入手したが、一番最初に書いてある問題行動の種類(例えば、いじめ、暴力、万引きなどと記載する欄)が黒塗りとなっていた。問題行動の種類を隠そうとするのはなぜか。

疑問7 問題行動の種類を黒塗りにした理由は個人情報だからと言うことであった。納得できない私は、異議申し立てをした。そうしたら、情報公開審査会が公開しろと答申をして、黒塗り部分が公開された。そこには、「その他」とあった。その他という問題行動などありえない。どうして、はっきり問題行動の種類を書かないのか。

疑問8 あとで知ったことだが、市教委は不十分な報告書と知っていたそうである。そうだとすると、なぜ、市教委は不十分な報告書と知りながら、そのまま県教委に提出したのか。

  つまり、―こんな街だから、こんな事件がおきた。― の一言である。   
                                  ペンネーム  ざしきわらし

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小さな街で起きた大きないじめ事件3を参照しているブログ:

コメント

事件が示すのは、子供の問題もさることながら、沼田のいい年をした教育者など指導者たるべき人々の勇気のなさと、隠蔽体質である。なぜこうも意気地なしぞろいなのか?子供のために立ち上がることのできない教師や校長や教育委員、市議・・・こんな道徳的勇気がかけらほどもない連中にその卑怯さによって子供たちを傷つけた罪の償いをさせねばならない。この事件は徹底的に事実を明らかにし、うやむやにしてごまかす沼田の闇体質を白日の下に晒すべきだ。実名を公表するのに遠慮は要らない。

問題行動の種類を「その他」と書き、さらにそれを黒塗りにした。市教委は、その理由を児童の個人情報の保護というが、全くのデタラメだ。児童の個人情報を保護しようと考えるのであれば、事件の起きた学校名こそ黒塗りにすべきだ。児童個人が特定されることを避けるためだ。そのうえで、いじめ事件の概要を公表し、市民共有の問題とすることだ。
又、学校が市教委に提出した報告書には加害、被害双方の児童名が記載されている(一般市民には黒塗り)。しかし、秘密文書指定もされていない。これでは、市教委の職員に児童の個人情報が筒抜けだ。そもそも事件の概要を知らせる報告書に児童名を書く必要などない。これでは、市教委職員の覗き趣味と一般市民に対する優越感を満足させるだけだ。こういう連中に限って、部長会議や審議会の議事録には発言者名を記載しない。
守るべきものが違う。

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