姑息な真似はしない。
昨夕、知り合いが一枚の文書を持って家に来た。その文書を知り合いに渡した人間は、私が書いたのではないかと言ったそうだ。その文書とはこれだ。
いわゆる怪文書である。村長選が近づけば、いずれどちらからも出て来ると思っていたが、やっぱりという感じである。
ただし、初めに断っておくが、私は断じてこんな姑息な真似はしない。このブログの場を借りて投稿した原稿もすべて実名で書いてきた。いまさら実名を隠す必要はないのだ。書かれている問題を私が追求するとしたら、洗浄水を垂れ流していたという小川の下流の水質調査と、産業廃棄物を埋めていたという近くの土地の地質調査を専門機関に依頼し、そのデータを持って環境省に告発するか、そこまで厳しくしないにしても、現村長に対してデータを添えた上で正式な公開質問状を出すという形をとる。もちろん、実名で書き、返事が来たら、それも公開する。
加えて、私自身の名誉のために言えば、手前味噌だが、私はこんなに文章が稚拙ではない。信頼できるコピーライターと出会わなかったこともあるが、広告原稿を作るときも自分でコピーを書き、クライアントから世に出しても恥ずかしくないものとの了承をとって使ってきた。文の切れ目に句点を打つことは言うまでもなく、ひとつの文の中で、語句の断続を明らかにするために切れ目に施す読点を打つか打たないかを、黙読と音読を繰り返しながら、前後の文章の流れのニュアンスまで考えて意識してきた。言葉ひとつをとっても、漢字で書くか仮名を使うかにまで細心の注意を払い、読みやすさ、解りやすさに加えて、文章全体の流れを見渡したときの字画の多寡、字面のきれいさをも心がけてきた。コピーライターを名乗らなかったのは、デザイナーとしてのブライドと、本職のコピーライターへの多少の遠慮があり、コピーライターとしてだけの仕事を受けなかったからと、尾瀬ブランド委員会代表のように、名刺に2つも3つも肩書を並べる胡散臭さを快しとしなかったからである。
「沼田利根環境オンブズマンの会」をヤフーで検索しても、グーグルで検索しても出て来ない。沼田や利根、環境、オンブズマンというそれぞれの単語が絡む件はいろいろ出て来るし、分野別オンブズマンへのリンクの中に環境オンブズマン(環境行政改革フォーラム)はあるが、(メイリングリストで活発な活動中)とあるだけで、つないでもHPは見つからないと出る。つまり、沼田利根環境オンブズマンの会なるものは、ネットで見る限り存在しない。その名前から想像できる趣旨を考えても、いまの時代にHPもしくはブログがないことは考えられないから、 おそらく架空の組織と想像できるが、これこそが怪文書たる所以だ。
片品の人間は、何が楽しくて、何が面白くて、いつまでこんな馬鹿なことをやってゆくつもりなのかと思う。書いた主体も明かさない、こんな胡散臭い文書で、考えを変える人間がいると真剣に考えているのかと思う。反対勢力に与するだけの効果しかないことに、なぜ気がつかないのだろうと思う。
2月20日に、私がこのブログに片品村について書いて以来、私が完全に反村長派と捉えている人たちがいることを知っている。しかし、8月22日「片品語録」の最後に書いたように、私は、村長派か反村長派かという、片品の枠でものを考えることをしない。あっちかこっちかという二元論の考え方は採らない。重ねて言うが、私は第三極である。敢えて言えば、親公平公正、反不公平不公正である。そこにしか片品村が変われる可能性はないと考えているが、村内から第三極が出ることも期待できないし、第三極の他所者を村長として迎えようという度量が、この村にはないことも知っている。(木暮溢世)
今はもう故人のある長老から聞いた話だが、選挙が終わると、沼田警察書に一抱えもあるほどのはがきが届いたものだという。全部選挙違反の告発である。書いてあることはほとんどが事実と想定される。しかし、事件にはならない。なぜか?どのはがきにも署名がない!からだ。
利根沼田の病気はもう骨がらみなのだ。何とかしてこの意気地なし病を治せばそれだけで利根沼田は変る。政権交代なんかより確実に変る。
投稿: 峯崎淳 | 2009年8月29日 (土) 13:46
この怪文書に書かれた件、何年か前に実際にあったらしい。シアンだか何だかが検出されたとか。ただし、その当時の基準値以下で、大きな騒ぎにはならなかったそうだ。つまり、実際に調べた人がいるということ。片品に引っ越してたかだか6年の他所者にも、数日でこの程度まではわかった。それを匿名で書くことに、どれほどの説得力があると考えての仕業なのか、理解に苦しむ。K氏を推すKさんがKを責めたいなら、議会だよりにも載った飯塚欣彦の議会での嘘を、別の形で知らせる方が遥かに効果があるはずだ。もちろん、Kさんの実名は欠かせない。さらに、平成19年8月20日発行の議会だよりにもK氏の質問が載っているのだから、事実に勝る説得力はないことを考えるべきだ。いずれにしろ、KKK。3人の片品人至上主義にまつわる件に、他所者Kのつぶやきとでもとってもらえればいい。
意気地なし病を治せば利根沼田は変わる。私もそう思う。政権交代なんかより確実に変わる。確かに、私もそう思う。しかし今回の衆院選、片品では宮崎1000、尾身1900。つまり、片品は政権交代を望まなかった。変わることを望まなかった。おそらく、想像力の欠如が変わった姿をイメージできないのだと思う。それをイメージすることさえ怖いのだと思う。だから、いつまでも姑息なことを繰り返す。
投稿: 木暮溢世 | 2009年9月 1日 (火) 05:51
9月8日、第8回定例会開会初日、一般質問の後、休憩をはさんで萩原日郎議員から、村長による産業廃棄物不法投棄疑惑についての緊急質問の申し出があった。私も興味あるところで、事実がどうだったのか、当事者である千明金造がどう考えているのかを、本人の言葉で聞いてみたかったが、賛成6、反対7で疑惑は疑惑のまま、議会の場では明らかにされることはなかった。臭いものに蓋をしたのは、戸丸広安、星野千里、飯塚美明、大竹文夫、高橋正治、吉野勲、星長命の7名。何年も前の、道ばたで立ち小便をしたことぐらいでガタガタ言うなとでも言いたいのだろうか。千明金造にとっては、疑惑を晴らすチャンスでもあったはずだが、何も語らなかったということは、つまり自ら疑惑を認めたということだ。環境問題を避けては通れない時代のいま、環境保護のシンボルである尾瀬の麓の片品村の村長と、それを取りまく7名の議員がこれから環境について語るときには、眉につばをつけて聞くことにしよう。ちなみに、明らかにせよと言ったのは、笠原耕作、星野侃三、萩原一志、星野育雄、萩原日郎、星野完治の6名。そして、傍聴席にいた私。
投稿: 木暮溢世 | 2009年9月 9日 (水) 07:00