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メンバーの裁判

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2009年8月24日 (月)

100条委員会設置が必要だ

 8月1日に、市民参加を阻止したい面々?と題して、「(仮称)沼田市市民活動支援センター設立準備会」の第2回会議の議事録が市のホームページから削除されたことを明らかにした。その議事録が、21日ようやく再掲載された。これである。いったいどこが変わったのか。

 委員の主な意見が追加されたのである。公開された第2回議事録をみた委員から第3回会議の席上で、こんな意見が出されたからなのだ。なお、この点いただいたコメントのとおりであった。

 準備会の進め方について要望がある。市のホームページに載っている準備会の会議録には、委員の名前が載っているし、私たちには責任がある。けれど、前回の会議で発言した「事後評価」につ いては、1行も載っていない。皆さんが英知を出し合っているのに、細かいことを書かずに概要だけを載せるのであれば、私たちが来て意見を言う必要はないの ではないか。委員の一人として、責任を取れる内容でなくなっている。「評価」は、今、市民協働やまちづくりの中ですごく重要な価値を持つ。より良い支援セ ンターを作りたいし、より良い地域の支援の場所にしたいというのがある。そこで意見を出したと責任を持って地域の皆さんに説明ができるように、議事録は正確に要約してほしい。

 それにしても事務局である市民協働推進係はどうして、委員から出された意見を議事録に掲載しなかったのか。
 議事録には、決定事項だけを記載すれば十分であると思っていたのだろうか。それならば、まだいい。
 しかし、そうではない。なぜなら、第1回会議の議事録には、当初から委員から出された主な意見が掲載されていたからである。第2回会議では、特に掲載したくない意見があったと考えるべきだろう。それは、上記の太字部分「事後評価」の必要性だ。この意見はなかったことにしたかったのだ。
 そう考えるには、理由がある。7月22日付「市民参加を阻害する沼田市の協働事業」の中で指摘したように、市長が事後評価に反対なのである。平成20年3月11日の市議会の答弁でも評価段階への市民参加を沼田の実状にそぐわないものと強く否定しているのである。
 だから、現場の職員が「事後評価」の必要性を訴える意見を非掲載にしたのだ。市長を始めとする幹部から指示があったのか、それは現段階では解らない。でも、「市長の意に反する委員の意見は議事録に掲載しなくてもかまわない」という考えが職員に蔓延していた事だけは間違いない。
 それにしても、ここまでやるか。これでは、真摯に意見をだされた委員に対する冒涜である。審議会制度の冒涜である。しかもこんな暴挙が、市民活動支援センターの準備会でなされたのである。市長を始めとする幹部からの指示があったとすれば、行政の市民活動への挑戦である。市民への挑戦、民主主義への挑戦である。きわめて大きな問題だ。

 9月議会では、議事録改竄問題調査特別委員会(100条委員会)を設置し、真相を究明する必要がある。(杉山弘一)

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コメント

市長が市民による評価を怖れるのは、行政のトップとしての腹が出来ていないからだ。口で市民の味方のようなことを言う奴に限って、腹の中は真っ黒、己の愚物であることがばれることばかり心配している。そして、ばれる!議事録を削除した実行犯は、上からの指示があったか、なかったか、はっきり答える義務があろう。指示がないのに、上司の腹を読み、迎合する目的でやったのであれば、降格である。原係長が担当者なら、彼は平職員に戻って一からやり直すべきであろう。

 しかし、我々はとんでもないのを市長に選んでしまいましたね。ここは、議員のみならず準備会委員の奮起を期待するところです。委員は全員辞表をたたきつける覚悟でこの問題をはっきりさせなければならない。それすらできなければ準備会という市民参加の場はたんなる「権力による取り組みの道具」に成り下がってしまうでしょう。
 市民参加の形骸化を批判するソルボンヌ大学の学生ポスターがこういっています。「私が参加し、君が参加し・・・我々が参加し、君らが参加して・・・結局奴らが得をする」奴らとはもちろん権力=市長ら幹部職員です。
 こうならないために。(以上「市民参加と合意形成」(原科幸彦ら)からの引用を元にしています)

市民支援センター設立準備委員会会議の公開の経緯は当局の取組意識現状だ。市長の認識の欠如にほかならない、会議の内容は逐一市長に報告されているはず、担当係長が独断で非公開にする度胸があるとは思えない。公開は当然です。
委員のメンバーは公表されており、なおざりの結論では市民から見識を問われ責任ある発言が求められるだろう。宮崎委員長の運営力量に期待する。

最高権力者「市長」の市政運営に対し今後もこのブログで各分野の厳しい指摘がなされるであろう。

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