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2009年6月25日 (木)

グリーンベル21が売れた

 買ったのは噂されていた投資会社だという。三井生命が市長に電話してきて、ハゲタカファンドとかいう噂がばら撒かれていたようだが、れっきとした会社で過去に実績もある。現在のテナントの面倒も見てくれるはずなのでご安心を、と言ったそうだ。これを聞いて、市長以下有頂天になった、という。

 ハゲタカファンドは、なにもハゲタカのお面を被ってやってくるわけではない。市長始め不勉強で無知ぞろいの沼田のお歴々は、外人など来ない、来るのは日本人だ、英語なんか必要ないと一安心しているという。

 ハゲタカファンドというのは、資本主義の本質であるさまざまな格差を利用し、短期的に巨利を上げている会社である。その経済合理主義は徹底している。儲けること、それしか眼中にない。日本の多くの企業は、暗黙のうちに存続することを企業の目的にしている。ファンドはそんなことは二の次だ。儲かれば存続し、利益が上がらなければさっさと店をたたむ。その利益追求のえげつなさから、ハゲタカの名がついた。

 GB21がカネになるとみたからこそ、手を出したのである。これから沼田の人々はそれがどういう意味を持つものか肝に銘じて知ることになる。

 三井生命が市長に安心させるような言葉を並べたのは、もしかすると、売買契約の中に、現地に烈しい反対運動が起きたら、契約をキャンセルすることができる、というような一項が入っているのかもしれない。三井も必死なのだろう。

 GB21にファンドが見た格差はなにか。それがはっきりするのは、それほど遠い先ではなかろう。年内にも変化が始まるかもしれない。心して待つしかない。そのときになって市民の目が警告してきたことの意味がやっとわかるだろうが、もう遅すぎる。

  

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コメント

 グリーンベル21問題も、本質は巳喜雄市政の怠慢でしょう。何年も前に、市長は三井生命に寄附受入のための4つの条件を提示しました。条件を提示したと言うことは、条件がクリアーされたら受け入れると言うことです。そうであれば、このときに、寄附受け入れ後の利活用についての検討をしていなくてはならなかったのです。
 しかし、それを怠った。そして、三井生命や地権者、テナントなど関係者にも期待を持たせたが、三井生命が条件をクリアーしたときには、寄附受入の状態が出来ていなかったのである。

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