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メンバーの裁判

« 三粋人沼田談義 | メイン | 逃がした魚 »

2009年6月11日 (木)

そんなタケシに騙されて

 沼田が何やらきな臭くなってきたようで、不発弾の上に胡座をかいていたような人たちは眠れぬ夜を過ごしているのでしょうか。こんな折り、同じ利根沼田に住む人間として、片品から長閑な?話題をお送りします。ほんの箸休めとして…。
 胡散臭い。広辞苑によれば、どことなく疑わしい、何となく怪しいとある。例えば、本籍を東京に置き、住民票は高崎、事務所を月夜野に構え、片品の女のところに転がり込んでいる男。
 私の認識では、こういう人物をヒモという。高崎に女房子供がいるのかどうか知らないが、いずれにしろ住民票を片品村に移せない何か理由があるのだろう。名刺の肩書きにはデザイン、コーディネート、コンサルタントとある。まさに胡散臭い。東京出身で社会人を雑誌のデザイナーでスタートしたらしいが、ひとつひとつ仕事を覚えてゆくに従って任される仕事も増え、ますます面白く充実してゆくはずの20代で東京を出ている。ということは東京のデザイン界で通用しなかった、つまりは日本のデザイン界が必要としなかったデザイナーという見方もできるわけだ。それでも「東京でやっていた」のセールストークでおそらく田舎の人は騙されるのだろう。
この男の本業が何かは知らないが、建築士の資格もなしに、資格自体が無意味だと嘯きながら家の設計などもしているらしい。クルマを動かせても免許証がなければ天下の公道は走れない。資格のない設計屋は建築士を名乗れない。つまりは"もぐり"というわけだ。家を建てるという人生最大の事業のひとつを、どういうセールストークで田舎の人は騙されて、資格のないもぐりに設計を依頼するのだろう。
 この男が転がり込んでいるところの女は日本料理の店をやっている。正確にはやっていた、が正しいか。板前はすでに辞めて他所に移っている。私が知った5年前にはすでに店の経営が思わしくなかった。コンサルがついていながら、なぜ店が傾くのか。片品で東京並みの価格設定にしたのは水資源開発公団や東京電力、丸沼、サエラの社用族を狙ったのだろうが、ここは片品、夜の銀座ではない。つまりマーケティングの知識もなく、コンサルとしても無能というわけだ。聞いたところではお茶漬け1杯に3000円とられた人がいるらしい。この女、以前は飲み屋をやっていて、片品の酒呑みのほとんどが一度はぼったくられているとも聞いた。この男と女、どっちもどっち、胡散臭い似た者同士というわけだ。
 このふたりが次に目をつけた収入源がNPOである。営利目的の特定非営利活動法人というわけで、「尾瀬を食いものにする奴ら」に書いた通りのことをやってのけた。男の住所が高崎ということで理事長と監事の内縁関係が県にもばれず都合がいい、事業別の収支報告は必要ないからトンネルがばれることもないと踏んだのだろうが、一住民に簡単に不透明を指摘されるとは、ずる賢さに似合わず頭は悪い。
 このNPOの理事長、星野千里は新たな収入源を見込んで2年前の村議選に無投票で当選し、まんまと月額18万の議員報酬を手にすることに成功したが、「こんな金額じゃあやってらんないわ」と言ったとか。観光産業常任委員としてニセコ町まで視察に行って、ロスフィンドレーにも会わずに帰ってきたくらいだから、報酬額に不満を言っている暇があったら、もっと勉強してもらいたい。尤も、ロスに会ったところで、片品の枠でしかものを考えられない星野千里の頭では彼の感覚は理解できないだろうが。もともとが頭が悪いのだから、少なくとも人の2倍や3倍は本当に真剣に勉強してもらわなければ困る。
 村はこのNPOと組んで尾瀬ブランド委員会を立ち上げ、本業不詳のこの男、進士猛を代表に任命した。11品目の農産物加工品が尾瀬ブランドとして認定を受けたが、その後一向にいい話は聞かない。認定を受けた加工品を作った人でさえいままでと何も変わっていないと言う。それはそうだろう。片品の農業そのものについての展望さえ持たない村が、やはりビジョンもなくマーチャンダイジングやマーケティングにも無知な上に、広告も知らずセールスプロモーションの知識もない人間を代表に選んだのだから、認定をしてそれで終了は当然の結果である。やり方次第では新たな市場を創りだせる可能性がある農産物ブランド化であるが、限られたパイを奪い合うことにしか意識のない連中から新たなパイが生まれるはずはないのだ。
県が承認した法人だからというのが理由だろうが、NPO=善というノー天気な解釈しかできないアホな行政と、ずる賢くはあっても頭の悪いこのNPO、所詮は同じ穴のムジナか、類は友を呼ぶということか、村はこのNPOにシルバー人材センターの運営も任せたが、さすがに議会が「NO!」を突きつけ、社会福祉協議会が取り仕切ることになった。
役場のカウンターを挟んで職員が私に「いま片品で力を持っているのはここらだから」と言うのを聞いて、公的発言の意識さえ持たない職員のアホさ加減にも呆れ果てた。所詮は首長としての資質に欠ける千明金造が、仲好し小好しを越えてずぶずぶの癒着状態にある星野千里とその周辺を重用しているにすぎないのに、胡散臭いだけのこいつらとそれを取りまく連中のどこにどういう力があるのか説明して欲しいものである。
 2、3日前に耳にした情報によれば、尾瀬ブランド委員会代表、進士猛が任期途中で片品から姿を消したらしい。奴の消息は私にはどうでもいいことなので確認もとってはいないが、事実とすれば、足元に火がついたということだろう。田舎の人たちは騙せても、都会から来た人間までは騙しきれなかったということだろう。いずれにしろ、身から出た錆には違いない。自分が蒔いた種は自分で刈り取らなければならない。これは星野千里も千明金造も、沼田市長の星野巳喜雄にしても誰ひとり例外はない。(木暮溢世)

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利根沼田原住民はお人好しでもある。余所者をやたら排除するかと思うと、とんでもないいかさま師にまんまとしてやられる。やられる原因は、目先に美味しそうな擬似餌をぶら下げられると、欲呆けが起きパクリと食いついてしまうからだ。後で痛い思いをするのは自分なのに、性悪女に騙され続ける。頭が悪いのに鼻の下だけは長いからだ。こういう利根沼田の原住民を見ていると、彼らは原住民を通り越し原人に見えてくる。ネアンデルタール人である。ネアンデルタール人は現代人の登場で絶滅した。言語の使い方が劣っていたため、口のうまいより狡猾な現代人に負けたという説もある。耳に痛いことを言ってくれる人こそ本当の味方なのだということをきっと彼らも知らなかったのだろう。利根沼田のネアンデルタール人も同じ運命を辿りそうだ。絶滅したくなければ、現代人に進化するしかない。

 木暮さんの投稿で片品の現状が少しずつ見えてきます。私も東京から沼田へ移住して9年になりますが、依然として他所者扱いです。
 尾瀬ブランド委員会の長に任命されたという進士某なる人物、私もかなり胡散臭い奴だと思います。私も木暮さんと同様、東京の広告界で35年勤めていました。数えきれないほどのクリエイター(デザイナー、コピーライター)達と一緒に仕事をしてきました。
 まず20代でデザインの仕事で業界から認知されなかった人物が自分の創造性を主張する場もない片田舎でデザイン、コーディネート、コンサルタントという肩書きの名刺を触れ回すこと自体が笑止千万。大体20代の男ではデザイナーの称号は名乗れません。アシスタントまたはジュニアの前書きがついて回るのが広告業界の常識で、仕事といえばサムネイルスケッチ(デザインの下書き)を任せられれば御の字で、多くはデザイナー、アートディレクターの仕事のための材料準備が主たるものです。"東京で活躍したデザイナー"なら私はほとんど名前を知っています。
 片品をはじめ田舎には今後交流人口が多くなるでしょう。また、そうでなければなりません。コミュニティーにとっても望ましいことです。ただ大切なことは、素朴で無知(失礼!)な田舎の人々を、都会での実績?を触れ回してその集落の人々を篭絡して甘い汁を吸おうという奴と、他所からの風となって新しい感性と情報をその集落に根づかせて地域の人々と協働しようとする人間を見分けることです。
 都会から田舎へ移住してきた人はおそらく土着の人々とは異なった人生を送ってきているし、異なった体験、異なった視野、異なった感性を持っているはずです。美しい村とは、この異なった人々が異なったまま地域の人々と共存してゆくことを許す村だと思います。
 木暮さんも片品村内でいろいろと物議をかもしているようです。それも仕方がないでしょう。木暮さんは村始まって以来の異なった人だからです。たとえ片品の人が村八分的な目で見ても、東京大学工学部都市工学系研究室では"研究の成果を実践の場にリンクさせるために、マーケティングコミュニケーションの手法の導入"をテーマに木暮さんを講師として呼ぶことになっています。事程左様に、人を評価する客観的尺度が違うのです。

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