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2009年6月11日 (木)

三粋人沼田談義

久しぶりで三人の粋人が一堂に会した。狭い書斎にモカのいい香りが立ち込める。例によって沼田談義が始まる。

有髯(ゆうぜん)氏:こないだから利根沼田原住民説が出ていたが、とうとう原人説まで進んじゃったね。利根沼田の住民は、ネアンデルタール人だって言うんだ。絶滅するしかないって言うんだな。馬鹿さ加減によほど業を煮やしたんだろうね。

禿頭氏:ネアンデルタール人てのは、ホモ・サピエンスの現代人が現れて滅んだ。最近DNA解析の研究が進んでさまざまなことがわかってきた。ひと昔に描かれていたような北京原人のような猿人ではなく、なかには肌が白くそばかすまである人がいたことも分ってきた。

白髪氏:いずれにせよ現代人に取って代わられたことは間違いない。ただ、混血があったとという説となかったという説があり、まだ結論は出ていないようだね。

有髯氏:利根沼田の人と外の普通の人との間にある違いがあまりにも大きい。政治に対する意識があまりにも古い。憲法を読んだこともなく、憲法の説明さえ聞いたことがないのが利根沼田の住民なんだ。江戸時代なんだ、彼らは。

禿頭氏:ヨラシムベシ、シラシムベカラズの政治が今でもまかり通っている。中学校で教えているはずだが、情報公開の必要には結びついていない。

白髪氏:沼田市の財政状態は群馬県の十二市の中の最下位。夕張化がすぐそこに見えているのに、昨年定年で辞めた総務部長はまったく心配無いと言い回っていた。心配だと言えば、退職金が削られる話が出るのを怖れたのだという。

禿頭氏:幹部職員のモラルがそこまで堕ちたのも積年の悪政の結果だろう。ネアンデルタール人だって個人個人はむしろ人の好い穏やかな人物だったが、指導者が馬鹿で自分さえよければいいという連中だったのではないかな。

有髯氏:市長を見ても、自分の選挙しか眼中にない。人徳がないものだから、人望がない。当選するには、自動的な集票装置をつくるしかない。破産寸前のカネのない市の乏しい財政なのに必要もない管理職に高給を払いつづけている。新規採用もする。全部選挙のためだ。

白髪氏:こんな市長はリコールされて然るべきだが、大方の市民は真面目な市長だと思っている。ちゃちなスタンドプレーにみごとに騙されているんだ。

禿頭氏:落ちるとこまで落ちなければ、目が覚めない、と匙を投げているよ、俺などは。

有髯氏:このままずるずると沈んで行くのを手を拱いて見ているのは嫌だな。

白髪氏:老人やここでしか生きられない大勢の人が苦しむからね。子育てする若いお母さんなんか、特に。

禿頭氏:人口が減り始めるよ、そのうちに。ここに住んでいても素晴らしい自然環境以外にいいことなんかないもの。若い元気な人から出て行くね。

白髪氏:素晴らしい自然環境に惹かれて都会から何も知らない人々が来るさ。そういう人がもっともっと増えればネアンデルタールも自然に亡び、沼田も変わるよ。

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