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2009年6月 6日 (土)

コンサルの診断を聞こう

 さる、3月26日、「中心市街地活性化に取り組む関係者間の合意形成手法等調査事業」(経済産業省委託事業)の報告会が中央公民館で行われた。コンサルタントの清水義次氏の診断レポートにはこうある。

 集まって議論しているまちづくりから、自ら負える責任と金銭的なリスクを担い、実行することを通じて動きながら考えるまちづくりへと変わっていくことが望まれる。そうすることで、すばらしい地域資源を活かした中心市街地と周辺の農地、森林が一体となった「森林文化都市沼田」が形作られるであろう。

 当を得た診断だ。

 ところで、6月12日、グリーンベル21の三井生命持ち分がハゲタカファンドに売却されることが決まるらしい。関係者はどうなるか予想も付かず、不安な思いでいるらしい。
 しかし、ハゲタカファンドへの売却を防ぐのは簡単だ。沼田都市開発(株)と共有権者は三井生命との当初の約束で、三井生命が持ち分を売却するときには、それを優先的に買い取ることができるという「優先買取権」を有しているというのだ。沼田都市開発(株)が6月12日までにそれを行使すればいい。具体的には買取の意思表示をするだけだ。これで、巨大ビルを入手できるのだ。三井生命が提示している価格が1万円と言うのだから、安い買物だ。
 たしかに、1万円以外に不動産取得税の負担もある。しかし、これとて約1億4千万円だ。共有権者やテナントが沼田都市開発(株)に出資することで解決する。共有権者、テナントは二十人以上にのぼるのだから、一人あたり数百万円の出資だ。不可能な額ではない。生活基盤、営業基盤の根底に関わる重大事なのだから、このくらいの出資は当然だろう。
 コンサルタントが診断した「自ら負える責任と金銭的なリスクを担い、実行する」とはそういうことだ。

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コンサルの診断を聞こうを参照しているブログ:

コメント

ハゲタカファンドに攫われるくらいなら、リスクを覚悟で勝負に出る生き方は、沼田の人には難しいのでは、と危惧される。地元出身の大物代議士にお願いし、二、三億円のカネを中央から引いてきてもらえば、問題は一挙に解決する、と夢見ている人が多いのではないか。代議士を長年やっていながら、地元の危機のために二、三億程度のカネが都合できないのも情けない、と。
そんな他人の褌で相撲を取ることをちらりとでも考えるかぎり、GB21はハゲタカに取られるだろう。
自分のカネを出し、生き残る道を血の小便を流してでも模索してみる覚悟をまずすること。それが無理なら、諦めるしかない。二十七人も集まって二億のカネもつくれないなら、はい、それまでよ。

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