鈴木久則さんの死去
白井基勝です。しばらく本ブロッグに投稿しませんでしたが、訳がありました。鈴木和則さんという熱心な読者が二月に急逝されたことと少し関係があります。
鈴木さんは沼田青年会議所の幹部で、いわゆる「沼田衆」の一方の旗頭でもありました。読書家であり沼田の沈滞を打破せんものと心を砕く誠実な人物で、私などとも熱心に議論されました。亡くなられる数日前にも拙宅に見えられ、私に助言されました。
鈴木さんは、私が「白井基勝です」と名乗ってブログに意見を発表することは、考え直した方がいい、とわざわざ忠告しに来てくださったのです。
「沼田は血縁、地縁の濃い絡み合った社会で、人間関係が濃密である。そんな社会で、特定の人物を糾弾したりすると、その人物が沼田衆であった場合には、町衆全体を敵に回すことになる。現に、大勢の連中はそいつにそそのかされ、あなたの悪口を触れ回っているではないか。あなたが潰されてしまえば、行政や行政を牛耳る有力者に唯々諾々と随わざるを得ない弱い人々が代弁者を失うことになる」
私は、だからこそ、堂々と名乗って言論を展開することに意味がある、と鈴木さんに申し上げたのですが、鈴木さんが私の身を心配してくださる気持ちはありがたいと思いました。
鈴木さんの突然の死は私にもショックでした。その後ロシア関係の新たな展開もあったのですが、いわゆる町の有力者がそれを邪魔する動きに出たことを私はブログに書きませんでした。書けば、彼らは私を潰そうとするだけでなく、プロジェクトそのものを葬り去ろうとしたでしょう。それを怖れました。今では私ひとりの段階を超え、多くの方が関わってくれています。沼田の新しい展望が開ける可能性が出てきました。大切に育てたい。
それにしても、不可解なのは有力者の行動。相変わらず市から補助金をもらって、派手な祝賀行事をしようとしているようです。市民のため、市のためになることを、なぜしようとしないのでしょうか。私は彼らが現在のままでいるかぎり、鈴木氏の忠告に背き発言を続けるしかありません。
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