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2009年4月 5日 (日)

乗り合いタクシーの廃止

 乗り合いタクシーが廃止になるらしい。沼田市は九月一杯で止めたい意向で、四月中に説明会をするという。
 廃止の理由は財政難だ。しかし、カネがないから止めざるを得ない、という表向きの説明だけが事情のすべてではない。星野市政の特徴が端的に出た施策と見るべきである。星野市長は選挙を来年に控え、再選を目指してカネの使い方を按配している。財政難だというが、財政難を乗り切るために政策の優先順位の抜本的検討をしているのか? 大いに疑問がある。表面的には、職員の一律5%減給などいかにもわが身を痛めているように見える。しかし、一方では振興局長などという無意味なポストを存続させ、高給を払い続けている。この人は、白沢村の元村長で事実上の星野後援会の大幹部であり、白沢村の票を星野に纏めるのが本当の任務だと言われている。何のことはない、星野は市のカネで自分の選挙運動をやっている。補助金についても、愚にもつかない三角山のライトアップに出したり、市民協働のためと称して、星野とべったりの元市議に出そうとしている。星野は親衛隊といわれる人々を市のカネでご機嫌を取っている。

 乗り合いタクシーを利用している人の大半は交通弱者である。バスがなくなった後通院など切実な必要を賄うため乗っている高齢者が多い。星野は、障害者に出しているタクシー券も四月から三十回に削った。(去年まで四十回。)これは、初乗り料金を市が払ってくれるものだが、障害者は通院のための交通費に苦しんでいるから、大いに助けられていた。
  自治体は、すべての住民が安心して生活ができることを優先しなければならない。高齢化社会においては、多くの人々が病気を抱え、他人の助けを必要としている。福祉は社会を成り立たせる必要不可欠な政策である。

 高齢者や障害者は、後援会と違いまとまった票にならない。せいぜい一人一票である。
しかし、星野が現在のごとき、自分の親衛隊優先の歪んだ政策を採り続け、市のカネを自分の選挙目的に使い続けるなら、市民の怒りはやがて星野に向うであろう。

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コメント

4月から小中学校の給食費も値上げです。取れるところ、弱者から取れるだけ取る。その反面、振興局長や振興局次長などといったポストは削らない。これが、巳喜雄市政の特徴ですね。

白井基勝です。障害者のタクシー券が30回に削られた。このための予算が昨年五百万二千円あったのが、四百四万七千円に削られたからである。他方国際交流協会には四十八万円の助成を続け協会は設立十周年のイベント騒ぎを企画している。そして三角山のライトアップや機関車のペンキ塗りも助成金を出すと聞く。障害をもつ人々はおとなしい。黙って苦しみに耐えている。星野市政は、弱いものいじめのでたらめ市政と言われても当然である。

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