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メンバーの裁判

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2009年3月 3日 (火)

21年度予算案を見て(3)

 2月17日の上毛新聞によると、沼田市の21年度予算の目玉となる主な新規事業は、①東京都新宿区とのカーボンオフセット事業などを盛り込んだ環境基本計画等策定事業(約一億二千万円)、②今年十月開設予定の市民活動支援センター管理運営事業(約五百万円)らしい。
 目玉の新規事業に市長の施政方針がもっとも表れるはずだから、この二つの事業を検証してみることにする。
 まず、環境基本計画等策定事業であるが、計画策定に一億二千万円というから、相当な力の入れようだと思ったが、そうではなかった。約一億二千万円の予算というのは上毛新聞の誤報である。正しくは、約1200万円だ。1200万円では、金額的には目玉の事業にはならない。上毛新聞の記者も目玉の事業との説明を受けたので、当然、億単位と思い込んでいたのだろう。 
 さらに、コメントにも書いたことだが、この事業は新規と呼べるものではない。既存の環境基本計画の見直しにすぎない。市長は、新規事業を立ち上げる勇気を持ち合わせていないのだ。新規事業がないと体裁が悪いので、既存の計画を新規事業と説明したのだろう。・
 ところで、小さい勇気とは対照的に、環境基本計画のPDFファイルのサイズは極めて大きい。41.9MBもある。こんなファイルを分割もせずに掲載するとはどういうつもりなのだろうか。これではダウンロードする気さえ起きない。ブロードバンドの普及率がまだまだ小さいことに照らせば、このような巨大なファイルを平然と掲載するということは、「市民には見て欲しくないけど、見せていることにしたい」ということなのだろう。これを担当した職員も、また、これを放置している市長も市民参加を阻むものの一人である。(続、杉山弘一)

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21年度予算案を見て(3)を参照しているブログ:

コメント

議会HPによると2、3、4日は21年度予算を常任委員会べつに非公開説明会をするようだが学芸会の予行練習か。

市民活動支援センター運営は担当責任者の人選が重要。実効力の無いリイダーを任命したら形だけ作り無用の組織となる。議会での究明を望む。

議会のホームページにある一般質問の通告を見て唖然としました。
大島崇行議員の通告に、なんと「健全財政の維持。」とあるのです。http://www.city.numata.gunma.jp/gikai/nittei.htm
沼田市の現状を「健全財政」と認識しているとしたら恐ろしいことです。我が沼田市は、12市で唯一、経常収支比率が100を超え、そのうえ起債許可団体になっているのです。現状を維持したら、「夕張化」するのが沼田市の財政状況なのです。これを「非健全」といわずして、何を非健全というのでしょうか。期待していた大島議員ですらこれですから。財政健全化などほど遠い。

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