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メンバーの裁判

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2009年2月19日 (木)

経済も三流になった、政治は元から三流である

麻生首相の人気ががた落ちである。一方小泉純一郎の人気は一向に衰えていないそうだ。そうなると、へそ曲がりな余は麻生の肩を持ちたくなる。小泉の改革なるものは、規制でがんじがらめだった日本の仕組みを表だけは風穴を空けた面が確かにある。ライブドアとかオリックスとか楽天などという新しい金持ちが続々発生したのを功と言ってよければ、それなりの功績はあった。企業家とくに巨大な資本を有する人々にとってはまことにありがたい改革であった。自由に首が切れるようになっただけでも大改革である。しかし、官僚支配がどうなっているのかを見れば、改革など一向に進んでいないことは明らかである。国民が厖大な官僚を背負って必死でもがいている形は変わっていない。

なおいけないのは、政事三流、経済一流のはずだったのに、今度のキャノンの御手洗の醜聞で見えてきたように、経済も三流のビジネスマンが幅を利かせるようになってしまった。こんな手合いがコンプライアンスなどと言っても・・・いや、こんな情けない奴らだからコンプライアンスなどと言い立てるのかもしれない・・・誰も本気にしない。隠れていかがわしいことをやっているにちがいない、と思うだけだ。

麻生太郎は消費税の値上げが避けられないことを主張した。これに対し、民主党は、その前にやることがあるだろう、と凄みを利かせたつもりだろうが、も一つ盛り上がりを欠いた。それは当たり前だ。年に八千五百億円の率で増えていく福祉(年金)をどうやって賄っていくのか、という本当の差し迫った問題に答えていないからだ。民主党だってそんなことは百も承知、二百も合点のはず。だから反撃にも一つ迫力がない。万一政権を取ったら、たちまちこの八千五百億円と向き合わなければならなくなるのが分っている。

麻生太郎は基礎学力に欠けるところがあるが、嘘つきではない。思いついたことをすぐ口に出すから、矛盾を生じ、ぼろを出す。軽率極まるが、陰険ではない。渡りを許さぬと言ったが、本気でそれが出来ると思って言ったと思う。実際に渡りをやめさせることなどできるはずもないことに、気づいていない。これは暫く見ていればわかる。麻生が首相の座を降りれば、待ってましたとばかり渡りが起きる。選挙で自民・公明を下ろし、次ぎの政権がどうするか監視する。とにかく国民の監視を厳しくするしかない。
沼田市政も同じである。市民の監視を強めることが大事である。真夏に北海道に視察に行き、快適な気候の街で、活発に議論し、沼田にいたのでは思いつかないような政策案を出そうという市会議員の気持ちはわかる。そういう経費を惜しんだのではいい知恵など期待できない、というのも理屈である。しかし、行った以上、成果を見せてくれなければ困る。 中学生の修学旅行の作文にも劣るような報告でお茶を濁されては、今そんなときか、と怒鳴りつけたくなる。

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官僚の意に反することをしたので、原稿にルビを付けてもらえなかったのでしょう。良くある嫌がらせですから、渡り禁止を言うなら、対処を準備しておくべきでした。

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