21年度予算案をみて
市長は16日21年度予算案を内示したそうだ。「そうだ」というのは新聞記事を見て知ったからだ。あいかわらず、こういった重要なことは市のホームページには示されていない。
内示とは内部に示すことだが、市民には直接示していないのだから、市長にとって内部とは職員と一部のマスコミだけであって、市民は含まれていないようだ。
一体何のために市のホームページがあるのか?
市のホームページは、市政を市民に報告し、さらに市民の意見を聞くするツールだ。観光宣伝の道具ではない。
市民は市政の何なのか?
市民は市政の主体である。被統治者ではない。
こういう本質的な理解に欠けているから、市民への直接報告が後回しになるのだろう。
上毛新聞記事を以下に引用する。
●197億、9年連続の減・沼田市予算案
沼田市の星野已喜雄市長は十六日、総額百九十七億七千万円の二〇〇九年度一般会計当初予算案を内示した。前年比0・3%減で、減税補てん債借り換え分を除いた実質予算では九年連続の減少となった。同年度の実質公債費比率は20・0%となる見込みで、本年度から実施している職員の給与一律5%カットや特別職給与、管理職手当のカットを新年度も継続するなど、厳しい財政状況を踏まえたものとなった。
星野市長は「総体的にスリム化を図ったが、福祉など市民生活に直結する事業には重点的に配分した」と説明している。
歳入は市税を法人市民税の落ち込みなどから5・3%減の約六十三億円、地方交付税は0・5%増の約六十一億円と見込む。財政調整基金からは約十一億円を繰り入れ、市債は21・8%増の約十六億円。歳出は新規事業を抑え投資的経費を17・7%減の約八億円としたほか、公債費を6・1%増の約三十三億円とした。
主な新規事業は東京都新宿区とのカーボンオフセット事業などを盛り込んだ環境基本計画等策定事業(約一億二千万円)、今年十月開設予定の市民活動支援センター管理運営事業(約五百万円)など。
〇九年度末の一般会計と特別会計を合わせた市債残高の見込み額は約三百七十七億円と、〇七年度決算と比較して約二十九億五千万円減少する。市民一人当たりに換算すると約六十九万円となる。
環境基本計画等策定事業(約一億二千万円)とあるのは、新聞記事の間違いでした。正しくは、約1200万円だそうです。
また、新規事業というのも誤解を招く表現で、既存の環境基本計画の見直しです。
http://www.city.numata.gunma.jp/life/seikatu/seikatukankyo.htm
1200万円でも、べらぼうな金額ですね。
投稿: 杉山弘一 | 2009年2月20日 (金) 12:58