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メンバーの裁判

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2008年12月31日 (水)

沼田の闇の奥

白井基勝です。昨年末ロシア大使館と沼田の交流が始まった。予想だにしなかったことがいろいろ起こったし、これからも起こると思う。この機会にどんなことがあったのか沼田市民のみなさんに報告しておきたい。

日露友好協会の友人からロシア大使館で開催される年末パーティーに招待された。そのとき折角沼田から行くのだから、沼田の紹介もやろうじゃないか、ということで、大使館に伺いを立てたらOKが出た。そこで沼田のリンゴと川場の銘酒を参加者への土産にするアイデアを思いついた。JA利根の高橋専務理事の尽力でリンゴ500個が用意され、川場の永井酒造(株)の永井彰一社長の協力を得て銘酒水芭蕉四十本が準備できた。

十二月五日のパーティー当日、市民の三河氏と二人で贈呈用セットをこしらえて参加者に配る。私と三河さんの年齢を足せば百四十歳を超える。この老人が二人で準備に夢中になっていると、通りかっかったロシア人紳士が、「きれいなポスターですね」と声をかけた。吹き割の滝と沼田のリンゴのポスターである。よく見ればロシア大使のミハイル・M・ベールイさんではないか。大使は会場入り口の壁に向ってにコッと笑い、片目を瞑ってみせた。あそこに貼れ、というのである。まさか!と一瞬私は躊躇したが、すぐに「ありがとうございます」と叫んで、二枚のポスターを抱え、神聖な壁に走った。この壁は普段は決してポスターなど晴れる場所ではないことを私は知っていた。今日は特別な日なんだよ!さすがに大使ともなれば、器が大きく気遣いが細やかだ。

幸い、リンゴも酒も大好評であった。この企画を成功させるのに協力してくれた二人の市会議員にも感謝を述べておく。

しかし、ここまで到達するまでに、とんでもない妨害が入ったことも市民のみなさまに知っておいてもらわねばならない。私はそこに沼田の抱える問題のやりきれなさを見る。こういう問題を解決しておかなくては沼田の未来はないとさえ言える。

七月頃、ドイツ大使館に相談に行く用事があり、グリーンベル21を管理する沼田都市開発(株)の小渕克己社長と一緒に上京していた。その帰りに久しぶりで旧知の人に挨拶するつもりで日露友好協会に立ち寄り、一緒にいた小渕社長を知人に紹介した。これが間違いだった。友人は雑談するなかで日露の関係がいかに将来性に富んだものか大雑把ながら魅力溢れる話をしたのである。私はそのときは大して気に止めなかったが、小渕社長は宝の山にぶちあたったような気がしたらしい。とくに小渕を興奮させたのは、来年ロシアのハバロフスクで予定されている日露経済フォーラムの話だったようだ。これには、日本から経済産業省筋、日露協会、アサヒビールなどが共催するとうものである。

私は知らなかったが、小渕社長は翌週再び日露友好協会を訪ね、私の友人に、「白井は余所者で沼田の有力者にコネがない。これからは、ロシアの問題は自分が仕切る」と言った。友人は、妙なことを言う人だとは思ったが、適当にあしらって追い返した。小渕は、子分の星野某を焚きつけ、ハバロフスクの経済フォーラムの手配を小渕がロシアから一任されているので希望者は小渕・星野に申し出るように触れ回らせている。明らかに正気の沙汰とは思えない。

星野某の母親がある市会議員に「うちの子がカネを持ち出して夜遅くまで毎日動き回っている。注意してやってほしい」と泣いて電話をしてきたそうだ。

母親の心配するのも無理はない。あろうことか、小渕・星野コンビは、ロシアのパーティーに寄贈するリンゴ500個を確保するため市内のある名望家に世話を頼んだ。ところが農協の英断でそれが実現し、世話をしてもらう必要はなくなった。小渕・星野の顔が潰れた形になった。そのことを根に持った星野某は名望家の元にやってきて、慰謝料として金五十万円を請求した。恐喝である。名望家は取り合わなかったが、度重なれば立派な犯罪であろう。

小渕克己は明らかに妄想に取りつかれている。かつてユニクロの社員がビルを見に来ただけでユニクロがビルを買いに来たと騒ぎ、ヤマダデンキの出店調査員が訪れたときにも同様の騒ぎを起している。妄想を取るのはむずかしい。しかし、放置しておくととんでもない事件につながらないとは限らない。すでに星野某という被害者ができつつある。良識ある措置が早急に必要と思う。沼田都市開発(株)の大株主は沼田市であり、星野市長は都市開発の取締役である。ここは、思い切った決断が求められる。

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コメント

三粋人です。小渕克己氏は精神障害の症状を見せていると思われます。精神障害は、たとえば、米国のDSM(精神疾患手引き)第四版には283種類の症状が分類されている。五十年以上前に出た第一版に比べれば約三倍に増えていることでわかるように、精神障害には実に多様な症状がある。小渕氏の妄想は比較的単純な病態と思われるが、放置して重篤になれば重大な結果を招く惧れがないとはいえない。幸い沼田中央病院の精神科には優秀な医師がいるので、受診することをお勧めする。問題は、多くの精神障害に言えることだが、本人に病識がないことである。この場合は家族が本人を説得するしかない。この白井氏の報告は客観的事実を冷静に述べている。受診を進める十分な根拠を提供するものと思う。早急に行動を起されることを期待したい。念のため一言するが、最悪の反応は、「小渕をきちがい扱いするのか」という感情的な反撥である。精神障害はいわゆるきちがいとは異なる。病気の疑いがあれば受診して罹患しているかいないか確かめるのが良識ある態度である。それが結局本人のためでもある。

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