グリーンベル21検討結果報告書
16日のブログ記事「GB21検討委員会は自身の解散を検討せよ」が功を奏した訳ではなかろうが、グリーンベル21検討委員会の検討結果報告書が一週間遅れで一般市民に公表された。
この中で注目すべき記述は、他市の状況であろう。
築西市は、マイカル所有の商業床を2億9,260万円で購入し、一部を市役所に使うなどビルをリニューアル。その後、市は残りの地権者の持分を3億2,164万円購入するなどして再リニューアル。しかし、今年9月には財政負担に耐えかねず、売却の方針を固めた。
石巻市では、今年2月、百貨店が石巻市に対し、ビルの無償譲渡と合わせて2億円の寄附を申出、寄附の受入れを受諾。100%市の所有。
石巻がこれからどうなるかは解らないが、寄附受入の最低限の条件がここに示されている。100%市の所有になることと、ビルのリサイクル費用を支払わせることだ。一方、築西市の事例からは、沼田の地権者の思惑が良く解る。
報告書に「区分所有になったとしても、改修や建替え等の費用負担等の際に、出店者や他の権利者との協調が得られるか懸念される。」とあるように、市とビルを共有することになる地権者は市が何をするにもゴネるだろう。そうなれば、市が地権者の持ち分を買い取らざるを得なくなる。結局、地権者は、何億もの公金をせしめることになる。
街なか再生などときれい事を言っているが、これが、地権者の本音だ。
検討結果報告書の日付を見て驚いた、12月議会の一般質問通告後になっているからだ。
議員は検討会議の動向を察知出来なかったのか?
まず、結びが気に食わない!!!。
3月末の結論は「受入れるか」「受入れないか」のどちらかなのに、「受入れは慎重にすべきと考える」では話にならん・・・。
GB21の「報告書」に記載されてた事項は以前から問題有りと思っていた案件ばかりだ、いまさら何をか言わんかである。
投稿: 鵜の目鷹の目 | 2008年12月25日 (木) 16:21