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メンバーの裁判

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2008年12月24日 (水)

三粋人沼田問答:市役所

市民の目のブログに載ったばかりの「市民のモニタリング募集案内」批判について三粋人が感想を延べあった。法律家が淹れたダージリン茶がすっかり冷えてしまった。

歴:この募集案内の特徴は、これをつくった人が「何のために、誰に対して」これをつくっているのかという自覚をほとんど持たないことだね。批判している市民が言っているように、pdfの表を開いてみても表が何を語ろうとしているのか分かる市民は非常に頭のいい人だけだろうということだ。はっきり言って、誰にもわからんよ、あれは。問題は、案内をつくった市の担当者が平均的沼田市民がそれほど頭がいいと評価していたのかということだが、おそらくそうではない。市民の理解などということはまったく考えなかった、というのが真相だろう。市民のモニタリングなど反応なんかどうせないだろう。あってもつまらんものに決まっている。募集したという恰好さえつけておけばいい。もしかしたら、そういうふうに上司が指示したのかもしれない。でなければ、上司だってあんな募集案内を見たら、「何のために、誰に向かって」案内しているのか、と疑問を持ったはずだからだ。

法:沼田の市の職員はコネで採用するそうじゃないか。無能な人が多いんだよ。この案内をつくったのもそんな一人だね。恐ろしく無能なんだ。自分がなにをやっているのかさえわかっていない。無能でも心がけがよければ、努力して向上することはありうる。だが、そのうえ性格まで悪いとなるとどうにもならない。おべんちゃらだけ上手になる。そんなのが年功序列で幹部になると市役所全体が腐ってくる。こんな案内が出るということが、沼田市役所が無能で動きがとれなくなっていることを表わしている。

ビ:民間企業だと利益を挙げるという目的がはっきりしているので、こんな案内をつくれば、たちまちクビか倉庫番に左遷だ。市役所でも、仕事の目的を明示してそれに不合格なものには責任を取らせる仕組みをつくらなければならない。こんな案内を出して一通もモニタが来なければ責任を追及すべきだ。

歴:目的意識を持たせるのは賛成だが、民間企業がなんでもすべて優れているという説にはすなおに首肯しかねる。というのは、カネさえ儲けりゃ何でもいい、という風潮が生まれている。弊害もあるよ。

法:産地偽装なんかそうだ。先頃の汚染米騒ぎもね。効率でしかものを見ないから、正直者は損をする、と昔言っていたのが、不正直者が得をする、に変ってしまった。

ビ:しかし、企業もコンプライアンスを徹底するとかCRを展開するとか社会的責任ということに目覚めつつある。

法:話が横道にそれた。自治体はどこでも非常に苦しいから、支出を徹底的に見直し、議員の大幅削減とか、ムダな出費などを切り捨てる努力をしている。沼田は、たとえば三角山をライトアップする、というようなものにまで補助金を出している。ライトアップしたければ、なぜ自分たちだけで身銭を切ってやらないのか。貧乏な市にたかろうとするのか。こんなものにはっきりノーと言えず、生きるために補助が必要な弱者の福祉を削っている。弱者はよほどでないと抗議しないからね。暇な老人のクラブのようなものにも援助している。星野市長という人にはプライオリティー(優先すべきもの)・オーダー(順番)を考える能力がないようだ。もっとも、たとえ決めても、人々を説得し、それに基づいて政策を実行する肝玉がないね。自民党政治の一番わるいとこだけを身に着けちゃっているんだな。

歴:ブッシュがめちゃくちゃにした後を引き受けるオバマが、沼田にも必要なんだ。優秀な人はいるんだが、手を挙げない。うっかり手を挙げれば、袋叩きに遭うことを怖れるんだ。

ビ:こないだロシア大使館とコネをつけた引退した国際ビジネスマンが言っていたが、沼田の名士であるあるビルの社長がぜひ連れて行ってくれ、と頼むので連れて行って紹介したんだ。むろん、名士は英語すらできないから、日露友好協会の日本人幹部職員に会わせた。ところがだ、この名士は翌日紹介者のビジネスマンには黙って、この日本人幹部を訪ねて行き、自分を紹介したビジネスマンが沼田で信望がないから、一切を自分に仕切らせないと、どんな企画も失敗すると言ったそうだ。相手は、社長は頭がおかしいのではないかと疑ったよ。事実、この沼田の社長は自分のビルが倒産しかかっているため、なんとかしようと懸命なのだ。ロシア大使館で話を聞くうちに、妄想が起きた。これを仕切ることこそ、ビルを救う名案だと思い込んじゃったんだ。沼田に帰ると、あっちこっちに自分がロシア大使館を動かすから協力せよ、と言って廻った。農協などは社長の日頃を知っているから、まったく相手にしなかったようだ。しかし、友好協会の幹部職員は疑問に思い、国際ビジネスマンに電話で問い合わせた。仰天したのは、ビジネスマンさ。調べて見ると、沼田でロシア大使館関係を仕切るのは俺だと社長が言いふらしているのがわかった。改めて、社長が廻った先に出向き、詳しい事情を説明、先方の希望を伝えた。即座に了解してくれたそうだ。後でわかったのは、この社長が妄想を募らせおかしな言動をしたのはなにも今回がはじめてではなく、幾度かあったことだという話だ。ビル会社の役員はなにをしてるのかな。

法:人格障害の惧れが大きいね。妄想が湧くと抑えることができない。社長の精神鑑定をしてもらう必要がありそうだ。人格障害は病気だから、診断が降りれば治療しなければならない。役員会を開いて議決すれば社長は解任できる。本人のためにも解任すべきだろう。気の小さい人だと、社長の重責に耐えられなくて妄想に走ってしまうことも考えられるからね。

ビ:先日ロシアの財界人が沼田を見に来て、感銘を受けて帰ったそうだよ。

歴:沼田も口を開いて餌が落ちてくるのを待っているだけでは駄目だね。うまい話だ、と慾呆けするのもいけない。まず己を知り、相手を知ることだ。とりわけ、相手の無知に乗じて荒稼ぎしようなどという考えを起すのは、田舎者にありがちな独善だが、今の世界をもっと理解しなければ結局失敗する。チャンスにはリスクが伴う。周到な研究が沼田の人にできるかどうか。リーダーをつくってそのリーダーの下で戦略的に取り組むべき事柄だね。

法:沼田の市役所の経済部などが積極的に協力すべきだね。(つづく)

 

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三粋人沼田問答:市役所を参照しているブログ:

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コネで採用された奴って誰? その根拠になる情報は何処?

今朝のニュースhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090113-00000000-kyt-l26
八幡市職員の採用試験で、建設業者の親族を合格させる便宜を図った見返りに現金100万円を受け取ったとして、京都府警捜査二課と八幡署などは12日夜、収賄の疑いで、同市副市長松本伍男容疑者(61)=八幡市戸津北小路=を逮捕した。また贈賄の疑いで、京田辺市の建設会社「吉田工業」の社長吉田敬子容疑者 (69)=京田辺市山手東=ら計2人を逮捕した。
 松本容疑者は調べに対し「間違いありません」と容疑を認めているという。
 調べでは、副市長の松本容疑者は昨年11月、京都市東山区の飲食店で、吉田容疑者らから依頼を受け、採用試験を受けた吉田容疑者の孫(23)を合格させた謝礼として、現金100万円を受け取った疑い。吉田容疑者らは現金を贈った疑い。
 府警は10日朝から、松本容疑者らに任意同行を求め、事情を聴いていた。
 松本容疑者は、市総務部長、企画調整部長などを経て、1995年に助役に就任し、2007年から副市長。助役を含め、現在4期目。

最終更新:1月13日1時39分
京都新聞

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