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米で原発停止 猛暑で海水温上昇8月15日 8時5分
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記録的な暑さに見舞われているアメリカでは、コネティカット州にある原子力発電所周辺の海水の温度が上昇し、タービンなどの施設の冷却に使えなくなったため、この原子炉を急きょ停止させる事態となりました。
原子炉を停止させたのは、北東部のコネティカット州にある原子力発電所、「ミルストン原発」で、13日午後7時ごろ、2つある原子炉のうちの1つを停止させました。
停止させた理由について電力会社では、タービンなどの施設の冷却のため外から引き込んでいる海水の温度が、安全基準で定められている23度8分を超え、上がりすぎたためだと説明しています。
電力会社によりますと、海水の温度が原因で原子炉を停止させるのは、1975年に運転が始まって以来初めてということです。
アメリカでは、先月1か月の平均気温がハワイとアラスカを除いてこれまでで最も高くなるなど、記録的な暑さに見舞われており、猛暑の影響が原発にも広がっています。
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