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メンバーの裁判

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2008年12月12日 (金)

また出たお城の幽霊

白井基勝です。今月9日の読売新聞の群馬版に沼田市商工会議所の音頭取りで沼田城再建運動が行われていることが報じられている。またぞろ、お城の幽霊が出たらしい。こないだまで二百メートルの鉄塔を立てると騒いでいた連中が、昔から出たり消えたりしているお城再建にお宗旨を戻した。そこらじゅうに、お城再建を呼びかけるカレンダーを貼りまくるつもりらしい。カレンダーを一部五百円で売って運動資金にするそうだ。会議所のメンバーには迷惑な話だが、沼田の長老が仕切っているから、表立って文句も言えない。沼田の商店がなぜ振るわないか。商工会議所の長老支配が昂じて老害を撒き散らすのが理由の一つだ。会議所の会頭は高齢ですでに店をたたんでしまった老人である。全国に商工会議所の会頭が事業をしてないという例は沼田だけだそうだ。哲学もないし、戦略もない。歴史も知らない。ないないづくしの老害爺さんだから、新鮮なアイデアなど出るはずもなく、一つ覚えのお城再建が出る。これに乗る壮年青年の連中も情けない。若いのだからもっと勉強すればいいのに、酒食らって飲んだくれてばかりいるから、耄碌爺よりも無知だ。
お城の再建を商工会議所が自分でカネを集めてやるのなら別に文句はない。老害たちの考えは公金、つまり税金でそれをやろうというのだから油断がならない。
仮にお城のまがいのものをコンクリート建てたとしよう。それに何の価値があるのか。世間の失笑を買うだけだろう。今かりそめにも「再建」と呼ぶことができるものを建てるとすれば、何兆円規模のカネがかかることをご存知か。
レプリカと軽蔑されるまがいものでも、真面目に立てれば、百億円ではむりだろう。いまどき誰がそんなカネの使い方ができるだろう。
関西にはホワイト・ハウスのそっくりさんを建てた内装屋さんがいる。自分の商売のショウルームにしている。沼田にお城を建てて何のショウルームにするつもりか。まさか、日本一の馬鹿者のショウルームにするつもりではあるまい。

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また出たお城の幽霊を参照しているブログ:

コメント

11日の東京新聞にも載っていますから、意気込みはすごいですね。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20081211/CK2008121102000101.html
しかし、ご自分達で作るつもりは全くないようです。こうありますから。

同会は「夢の実現には沼田市の協力が不可欠。今後は各種イベントなどを通じて市民の理解を求めると同時に、行政への働き掛けを強めたい」としている。

これでは、たかり屋でしかありません。それにしても観光のシンボルとは、呆れます。観光業をやってない人間にしか思いつかない空想です。観光で食っていこうとするなら、その前にやるべきことはいくらでもあります。老神や玉原など観光地の人間はだれも期待していないでしょう。

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