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メンバーの裁判

« 12月議会論評 | メイン | デトロイトと沼田 »

2008年12月11日 (木)

何が欠けているのか。

沼田市の現状は群馬十一市中最低だということを素直に認めよう。どうしてこんな情けない市になってしまったのか。そして、われわれには何が不足しているのか。まず直接の原因は、西田ハマグリと星野巳亀男という低級な市長が続いたことが大きい。西田のでたらめ市政のおかげで、われわれは今後十三年間毎年二億七千五百万円の付けを払っていかねばならない。言うまでもなく、望郷ラインという立派だが人も車も通らない道路をつくった借金を払わねばならない。西田のやったことは、昔風な言い方をすれば、罪万死に値する裏切りである。星野の罪は何の展望も示すことができず、ずるずると無為無策で補助金垂れ流し市政に終始して傷を深めていること。大事な時間を空費し、市を夕張化の穴に落とそうと転がしている。これもまた万死に値する。現・前二人の市長に共通しているのは、その志の低さと、恥知らずな偽善者ぶりである。
 市長は、われわれが選挙して選んだ。われわれに見る目がなかった。騙されたのである。われわれの目はどうして曇ったのか。なぜ低級な市長候補の狡猾さにしてやられてしまったのか。答えを探すと、日本全体を覆った高度成長期のバブルに突き当たる。あのとき楽をしてカネを稼ぐことを覚えてしまったのだ。すねたり、ごねたり、あまえたりしてカネを手にすることに狎れてしまったのである。真面目に死に物狂いで働くことを馬鹿にし、ずるく立ち回ってカネを儲けるのが賢いのだと、価値観を転換してしまった。勤勉とはマヌケの美徳と思いあがった。誠実とは能タリンの特性と嘲笑った。
 今必要なのは、このさかさまの価値観を元へ戻すこと。われわれの親やその親たちの沼田町時代のものの考え方に戻ることである。
 グリーンベル21の権利者たちは、バブル時期の価値観に乗って、採算が取れないだろうという専門家の忠告を無視してこのビルをつくった。先祖代々の土地や店を手放してビルに投資した。ビルが成功することしか考えていなかった。ビルと言えども一般の投資と同じで、失敗することもありうることを真面目に考えなかった。真面目は能タリンのしるしと馬鹿にしていた。ビルは専門家の予想通り駄目になりつつある。いや、事実上、駄目になっている。市の補助でなんとかシャッターを下ろさずにいるが、実はいつ降りても不思議ではない。それを、今度は市に引き取れ、と要求している。考えが甘い。なぜ死に物狂いで働いてビルを大繁盛させ、採算は無理と断定した専門家に参りました、と頭をさげさせてやろうと考えないのか。君らの知恵が足りなければ、なぜ知恵者に平身低頭して知恵を出してもらわないのか。成功した経営者の伝記を読むと、一時期血の小便をして悪戦苦闘したというような記述に出会う。君らも一度血の小便が出るほど必死に働いてみたまえ。話はそれからだ。

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