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2008年12月 1日 (月)

街なか再生の核?

 「沼田市はグリーンベル21の寄附を受け入れるべきだ、受け入れざるを得ない。」と言う意見がある。三井生命に対する4つの条件提示など、これまでの市の対応からすれば、もっともな意見だろう。
 しかし、どうしても納得できないことがある。
 それは、一部の受入派が唱える「グリーンベル21は街なか再生事業の核である。もし受入を断れば、同事業に悪影響がある。」と言う理由だ。
 結論から言おう。すでに、グリーンベル21は「街なか再生事業」の核ではない。正確に言えば、一部の商店主にとっては救済の核なのだろうが、沼田市の公益事業である街なか再生の核ではない。
 それは以下の事実が証明している。
 第1に、本町通で店舗を営む方々に都市開発(株)がグリーンベル21への移転を促したところ、希望者が一人もいないことである。第2に、現在グリーンベル21内で店舗を営んでいる方の中にも、転出を希望している方が複数いることである。
 彼らは、グリーンベル21を核とする街なか再生事業の恩恵を直接的に受ける方々だ。その連中が、グリーンベル21では商売が出来ないとあのビルを見捨てているのだ。すでに、街なか再生の核ではなくなっていることは明らかだ。

 呆れるのは、ビルを見捨てている連中が市に寄附受入を迫っていることだ(この中には元議長もいる)。自らはリスクを負わないで、公金をあてにする。こんな連中に商売をやる資格はない。
 これまで、さんざん公金をむさぼってきたのだから、今度は市に恩返しをする番だろう。彼らこそ、私財をなげうってでも、グリーンベル21に出店すべきだ。そして、ビルをよみがえらせたらどうか。一人で出来なければ、何人かで出資して会社を興せばいい。市に寄付受入を迫るということは、消費者でもある市民に財政負担をお願いすると言うことだ。その前に、自らが身を切って市民にサービスをすべきだろう。
 そもそも、そういったサービス精神に欠け、殿様商売をしてきたから、商店が衰退したのだ。その反省と、出店の意欲がない限り再生など出来るはずがない。

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コメント

救済はしたくとも、市の金庫には先立つものがない。カネがないのに、金食い虫のビルをもらうのは、空手形を切るのと同じである。市長は困り果てているはずだ。ノーが言えない男だから。誰にでもいい顔をして世間を渡ってきた優柔不断の男にはノーと言う勇気が欠けている。しかし、言おうが言うまいが、破局の日は刻々と迫って来る。
もらえ、と主張する人々のなかには、市がオーナーになれば何とかしてくれる、と思っている人もいるようだ。沼田市に打出の小槌があるとも思っているらしい。グリーンベル21が経営的に救済される方法があるとすれば、市が一切手を出さないことが、ほとんど絶対の条件だろう。経営のイロハがわかっている人には私の言っている意味がわかるはずだ。GB21の現在の経営者(権利者)が救いようがないのは、石に噛り付いても、なんとか自分の努力と才覚でビルを繁栄させようという意志がないことである。彼らは、すでにモラル・ハザードを起こしていて、市に泣きつけばなんとかなる、とただ喚きたてるばかりである。こんな連中を助けても、その場限りの一時しのぎで、経営的な解決はかえって遠のく。
聞くところによると、権利者は自分の持分を一坪たりとも減らすことには反対で、三井が放棄して彼らがその分をひきついだら、その不動産取得税を市に補助させることを希望しているという。このようなおんぶにだっこのモラル・ハザードを起している連中が経営などできるはずがない。できるのは、乞食か、たかりだ。こんな連中は救済に値しない。

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