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2008年11月28日 (金)

オバマの政権移行チームと沼田

オバマ新大統領の政権構想が明らかになりつつある。ブッシュが自分への忠誠の高さを選抜規準にしたのとは対照的にオバマは、大統領候補の指名を激しく争ったヒラリー・クリントンを国務長官に据えるらしい。国務長官は外交政策の要であり、大統領にとっては女房役というよりも分身といった方がいいほど重要な閣僚である。ここにさんざんやりあった、互いに傷もまだ生々しいライバルを据えるのであるから、オバマの肚の大きさ、自信の強さは大変なものである。ヒラリーは大統領になるのを諦めたとはまだ言っていない。かつての大統領では、リンカーンが最強の敵を閣僚にしたことで知られる。未曾有の国難に見舞われている米国の現状では、ライバルであっても有能なら、その人の力を借りてでも突破口を切り開くというのがオバマの方針のようだ。(国防長官のゲイツも留任するらしい。)

沼田も財政の逼迫という困難に遭遇しつつある。群馬県の市のなかで最も財政状態が悪い。こうなった原因はいろいろ指摘できるだろうが、有効適切な政策がとられないままずるずると問題を先送りしてきた市長の責任は重大である。今表面化しつつあるグリーンベル21の問題は、沼田がこのまま夕張化するのか、それともここで方向転換をし新生沼田への道を切り開いていくかの道しるべのように見える。
このような岐路に立ったとき、最も必要なのは覚悟である。つまり、感情に流されず理性にあくまで随う覚悟である。臥薪嘗胆は立派だが、合理的な方向付けを欠いた辛抱では意味がない。グリーンベル21問題の解決のためまずすべきことは、調査である。沼田市民が何を望んでいるかを、広く深く調べ、そこから市民が望むもののなかにGB21が位置づけられるかどうか、検討するのである。調査には多少カネがかかる。しかし、財政が窮乏している今こそ調査を行い、合理的な市政の方向を見出すべきだ。普通のときであれば、政治的想像力に富んだ市長ならビジョンを描き、市民に賛同を求めることができる。しかし、今は普通のときではない。それにわが市長はお世辞にも想像力に富んだ人ではない。想像力とは創造力である。市長にそんな想像力がかけらほどでもあれば、沼田市はこんな群馬県で最低の市にはなっていなかったはずである。

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