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メンバーの裁判

« 沼田と元次官殺人事件 | メイン | 第4回グリーンベル21検討会議 »

2008年11月26日 (水)

ブッシュと沼田

米国議会は憲法を改正し、ブッシュが任期満了前に辞職、オバマに大統領職を譲ることができるようにせよ、という主張が出てきた。また、ブッシュとチェイニーの正副大統領が揃って辞任すれべペローシ議長が大統領を代行することになる。ペローシは民主党だからオバマが事実上の大統領になる、と正副大統領に辞任を迫る意見も出ている。米国では、今頃になってブッシュは史上最悪の大統領であると人々が言い出している。ペルーで行われたエイペックの会議で、アジア諸国の代表者たちに、そっぽを向いているのを知ってか知らずか、自由市場経済の美徳を演説したブッシュは、道化以下の存在になった。麻生太郎は、先の二十ヶ国会議の際に十二兆円のドルをIMFに拠出する用意があることを発表したが、世界の指導者たちの反応は無きに等しかった。もし、カネではなく、アイデア(思想)を、金融システムの新しいパラダイムを出していたら、反応はまったく違っていただろう。単にアメリカの失敗の当面の尻拭いをすると申し出ても、この次同様の、いや、もっと悪い事態が起きることが防げなければ、人々の不安は消えない。人々は、英国のブラウンやフランスのサルコジには真剣に耳を傾けた。少なくとも、二人には現実を厳しく捉え、根本的解決を模索しようとする意志が感じられたからだ。問題を先送りし、今現在をやり過ごすという自民党の十八番は世界には通用しない。

沼田が直面している問題の根底にあるのも、自民党政治がはぐくんできた先送り体質である。ことを荒立てたくない、という逃げの政治がとうとう行き詰まり、どうにもならなくなりつつあるのが、グリーンベル21の処置だ。都市開発や、権利者たちには、一等地にある七階建ての立派なビルが倒産するなどということは想像できないらしい。しかし、そんな倒産は、今の日本では特に珍しいことではない。まず、グリーンベル21は倒産する、ということをすべての出発点として考えることが必要である。

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コメント

グリーンベル21の事業は失敗した。その結果、①ビルの資産価値はゼロ、いやマイナスになった。②都市開発は事実上倒産している。③地権者の持ち分に設定されている抵当権は無価値になった。
この現実を受け入れることから始めるべきでしょう。

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