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2008年9月 5日 (金)

サエラスキー場の寄附問題

 グリーンベル21の寄附受入が問題になっている。身近に似たような事例があるので紹介しよう。片品村のサエラリゾート(スキー場、ゴルフ場、リゾートホテル)だ。数年前、200億以上の債務超過に陥り倒産した。金融機関はほとんどの債権を放棄し、再生企業が安く買い叩いた。いくらで買い取ったか正確な金額は知らないが、初期投資額の1%程度だったらしい。
 これまで、利息を含む借金の返済が経営を圧迫していたことに照らせば、これだけ安く買えれば、その後の経営はさぞ楽になるだろう。しかし、再生企業は貪欲だった。安く買い取った施設を、村に無償で寄附すると言い出したのである。そして、村が寄附を受けなければリゾート経営から撤退すると言い出したのだ。ここで、読者は「買い取った施設を無償で村に寄附をすることのどこが貪欲か?」そのような疑問を持つだろう。
その理由はこうだ。
 村に寄附をすれば、固定資産税がかからなくなる。そして、再生企業は村から無償、もしくは安価で施設を借り受けて、リゾート事業をするというのだ。経費を出来るだけ抑えて、利益を上げる。そのためにあらゆることをする。寄附はその一環にすぎないのだ。だから貪欲なのだ。
 さて、片品村はこの申し入れをどうしたか。
 現村長、故前村長ともにキッパリ断った。

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