市長の当事者意識
グリーンベル21に関する懇談会の続きである。
市では、今年1月から2月にけけて、行財政改革実施に伴う住民説明会を実施した。多くの市民から、これだけの資料では解らないとの意見が出された。当然だ。
あのときの教訓が生かされていれば、グリーンベル21に関する懇談会実施に先立ち、検討内容を公表しないなどと言うことはあり得ない。
どうして、同じ過ちを繰り返すのだろうか。行財政改革実施に伴う住民説明会に関する市議会の議論を見ていて、その原因の一つが解った。それは、市長の当事者意識の欠如である。
今年3月7日の市議会での行財政改革実施に伴う住民説明会に関する市長答弁を見ればわかる。
◇市長(星野已喜雄君) 私は今回、1月の29日以降、2月の2日まで各会場を出席をさせていただきました。住民の皆さんから強いご意見をいただいてまいりました。当然、それをですね、私も含めて副市長、あるいはまた各部長、あるいはまた課長にもですね、オブザーバー的に出席をさせていただいてまいりました。それぞれがですね、しっかりとご意見が出たことについては受け止めた形の中で、今回臨んだつもりでございます。
「行財政改革実施に伴う住民説明会」は市長を始めとする市幹部が市民に状況を説明するものであったはずだ。少なくとも、説明を受けた市民はそうとらえていたはずだ。しかし、説明者である市長の意識は違っていた。オブザーバーつまり立会人でしかなかったのだ。行政執行の当事者だという意識を持ち合わせていなかったのだ。
これでは、同じ過ちを繰り返すのもうなずける。
こんなふざけた答弁をするくらいなら辞めた方が良い。
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