沼田市庁舎移転に8億円
昨日の東京新聞記事です。他の新聞には掲載されていないようですから、市は記者会見をしなかったのでしょうか。東京新聞のスクープだとしても、どうして1日遅れで掲載しないのでしょうか。市民説明会を実施する予定ならば、どうして報告書を市のホームページに掲載しないのでしょうか。又、議会への報告はいつしたのでしょうか。いずれにしろ、市民生活に直結した大問題の発表としては、情報公表の仕方に問題があります。
沼田市の中心商店街の大型商業ビル「グリーンベル21」について、三井生命資産の寄付申し入れに対する検討を 進めている市の「グリーンベル21検討委員会」は検討経過報告書をまとめ、星野已喜雄市長に提出した。市では八月下旬に市民説明会を開き、報告書を公表し て市民の意見を聴く予定だ。
報告書によると、三井生命から寄付申し入れのあった専有床は一階から四階までの約一万四千六百平方メートル。仮に老朽化の激しい市役所の本庁舎や 北庁舎、東庁舎、東原庁舎などを統合して移転する場合の必要面積は約八千平方メートルで、改修費は一平方メートル当たり約十万円が見込まれるため、約八億 円の費用が想定されるという。移転後の本庁舎と北庁舎の解体費用についても約一億二千万円と試算している。
寄付受け入れに伴う維持管理費は年約一億一千四百万円で、固定資産税も本年度ベースで約四千二百万円の減収が予想される。
同検討委では「市が寄付を受ける場合は永続的な財政負担が課題。受けない場合は核施設としての機能低下が懸念され、中心市街地の街づくり事業に影響が生じる」と分析。「幅広い市民議論を図った上で、慎重に判断する必要がある」としている。 (山岸隆)
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