第1回談合指示型入札結果から
さる5月9日、今年度初めての入札が実施された。その結果を見て呆れた。100%予言通りだったからだ。
地元大手業者(Aランク)対象の工事の入札結果をみると、入札額のバラツキが6%と極めて少ないことがわかる。3,290万から3,490万円の間に14社が提示した金額がきれいに並んでいる。しかも予定価格に極めて近い。事前に入札額を示し合わせていなければ不可能だろう。談合がなされていたことが極めて強く疑われる。
もっとも、市の入札担当者はこう言い訳をするだろう。「積算を厳密に行うとどの業者も似たような金額になる。」
しかし、こんな屁理屈は、同日実施された地元中小業者(Bランク以下)対象の複数の工事の入札結果のもとではまったく通用しない。こちらは、例えば一件目の工事で348万から469万と大きく(34.7%)入札額がばらついているのである。2件目も、429万から579万といった具合である。こちらは、適正な競争が行われたであろうと推察される。つまり、どんなに厳密に積算を行ったとしても、実際に競争が行われれば入札額はこのようにばらつくのである。
いずれにしても、「大手業者に優しく、中小業者に厳しい」星野市長の本性が露骨に現れた入札結果だった。
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