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メンバーの裁判

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2008年4月28日 (月)

最大会派の仕返し

政務調査費問題の続きです。

 寿司、うなぎ、ゴルフに政務調査費を使ったことが発覚し、返還したのは平成14年12月だった。空白の1日を利用して1ヶ月分の政務調査費を不正に受給したのは、平成15年4月である。半年も経っていないのである。確信犯であろう。
 そもそも、申し入れをしたときの最大会派の議員達の立腹ぶりはすごかった。
 まず、彼らは、一人の議員に辞職勧告をした。寿司、うなぎ問題をマスコミに内部告発されたと勘違いしたのである。当時の新聞記事を引用する。

沼田市議会、真下淑恵市議に辞職勧告--海外視察、別行動で /群馬
 沼田市議会の真下淑恵市議(無所属、3期目)が今夏の海外視察研修で一人だけ遅れて帰国するなど別行動をしたとして、同議会は19日、真下市議の 辞職勧告決議を賛成多数で可決した。真下市議は「公私混同は反省しているが、辞職するほど違法なことはしていない」と反発している。
 視察研修は6月24日~7月2日にドイツで行われ、市議6人が参加。1人当たり約47万円の旅費が市から支出された。アムステルダム市経由で帰国する際、真下市議は同市で留学の準備をしていた二女に会い、3日遅れで帰国したという。
 同議会運営委の調査によると、真下市議は別行動について視察前に視察団長らに相談したと主張しているものの、団長らには許可する権限はなく、はっきりとは協議していないという。
 これに対し、真下市議は団長に了解されたと判断し、日本を出発する前に帰国便を変更した。「説明不足もあり、この件については陳謝した。帰りの航空代の返還も申し出た」と話している。
【上田泰嗣】(毎日新聞)[2002年12月20日19時12分更新]

 そもそも、議会の海外視察とは名ばかりで、実態は4年に一度の慰安旅行に過ぎない。一緒に仲良くヨーロッパ観光を楽しんでおきながら、一人の議員の行動だけを問題にするとは議会村特有の八つ当たりとしか言いようがないが、ともかく憂さ晴らしがしたかったのであろう。もっとも、この問題はもっと奥があったことが後に解ったのだが、それは又の機会にしよう。

 最大会派の怒りはこれだけではおさまらなかったらしい。次に、平成15年度から一人会派を認には政務調査費を支給しないことにしてしまったのである。最大会派は「我々の提案で、一人会派には支給しないことにしたのだから、その分、我々が1ヶ月分余計にもらうのは当然だ。」とでも考えたのであろうか。数の横暴である。こんな不平等は違憲違法である。議会の憲法感覚、人権意識、遵法意識は落ちるところまで落ちた。

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