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メンバーの裁判

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2008年4月25日 (金)

飲酒して、寿司屋で研修!鰻屋で会議!

平成13年度の政務調査費にも問題が指摘され、返還がなされたのである。しかも、改選のため会派名が異なるが、ほとんど同じメンバーなのである。

その時の経緯はこうだ。

 2624901507 発端は、朝日新聞が県内の全市議会の政務調査費の使途を調査し、その結果を平成14年8月11日付で記事にしたことであった。同記事によると、沼田市議会の最大会派「新和・フォーラム合同」(今年4月に名称変更)らは平成13年9月、同市内のすし店で9人の市議により「研修・懇親会」を開き、食事代3万3750円を政務調査費で払った。1人あたり3750円。昨年5月にも同市内のうなぎ料理店で「新年度打ち合わせ」を開き、3万4818円を使った。代表の市議は「酒も飲んだと思うが、料理代とは分けてあるのではないか」と言うことである。

 この記事を受け、私たちは、政務調査費の使途をさらに詳しく調べた。何とゴルフのプレー代に使っていた疑惑まで出てきたのである。そこで、議長宛、以下の申し入れを行った。

【申入の趣旨】:政務調査費の使途について妥当性・適法性を再検討し、その結果を市民に公表するとともに、不適当ないし違法と判断したものについては、遡って市に返還する措置を執ること。
【申入の理由】:新和・フォーラム合同が政務調査費を会派の懇親会費用に充てていた事が8月11日の朝日新聞で報道された。そして、情報公開により、懇親会には同会派の議員7名の他に議長も参加していたことが判明した。さらに、同メンバーが、新年懇親会として料亭で一人あたり6334円を使った事や下田市議との交流会負担金として一人あたり一万円を使った事も判明した。これらは、以下の通り、社会通念上極めて問題がある。
(1)    懇親会は研修と認められず、その費用を政務調査費から支出することは金額の多寡に関わらず許されない。第1に会派の研修を飲食店で実施する合理的理由はない。前掲の新聞記事によると、代表の市議は「集まることさえ知られたくない場合もある」と言ったらしいが、年に何度も秘密研修があることが不自然であるし、これらの飲食店が集まることさえ知られ難い店舗とも思えない。又、本当に秘密にする必要があれば、使途の報告義務が課せられた政務調査費など使わないであろうし、使うべきでもない。第2に、酒を飲めば研修は出来ない。市議は、「酒も飲んだと思うが、料理代とは分けてあるのではないか」とも言ったらしいが、酒代分を自費で支払えば良いというものではない。研修とは名ばかりで、懇親会は単なる遊興・飲食にすぎない事が強く推認される。
(2)    仮に、上記の懇親会が研修であると認められたとしても、一人あたりの代金が高すぎる。会派内部の研修会での飲食に認められるのは会議で供する茶菓子代の範囲であり、高くとも一人1000円を超えることはない。なお、自治体外部者との懇親費用であっても一人5000円を超える食糧費の支出が儀礼の範囲を超え違法であることが平成14年9月20日福1159562252岡高裁判決で示された。少なくとも一人あたり6333円の会派内懇親会費用の支出が違法であることに疑問の余地はない。
(3)    下田市議との交流会(平成13年8月23日)は仲間でゴルフをやったものとの情報が寄せられている。事実であれば、政務調査費からの支出はとうてい認められない。

 この申し入れの結果、平成14年12月に約25万円が返還されたのである。こういう経緯があったから迂闊にも、今回も返還すると信じてしまった。当時の新聞記事2件がテキストで残っていたので全文引用する。

平成14年11月14日の毎日新聞
政務調査費で市内の男性「懇親会費、返還を」 沼田市議会に要求 /群馬
 沼田市議会の最大会派「新和・フォーラム合同」(須田清七会長)に対し、昨年度支給された政務調査費の一部が、研修などの名目で懇親会費に充てられていたとして、沼田市の男性(67)らが12日、不適切な使用分を市に返還させるよう小林照夫議長に申し入れた。
 情報公開請求を通じて男性らが問題点を指摘したのは、(1)昨年5月の料理店での飲食費(1人当たり3869円)(2)同8月に行われた姉妹都市の静岡県下田市議会との交流会費(同1万円)(3)同9月のすし店での飲食費(同3750円)(4)今年1月の新年会費(同6334円)――の4件で、総額約20万円に上る。同会派の議員8人(当時)と小林議長が参加したという。
 申し入れ書では「政務調査費の使途について妥当性・適法性を再検討し、結果を公表し、不適当と判断したものは、市に返還する措置を取る」よう要求。そのうえで「懇親会の費用を政務調査費から支出することは許されない。研修とは名ばかりで、単なる遊興・飲食に過ぎないとみられる」としている。
 これに対し、小林議長は「申し入れ書は預かったが、内容については参加者がもっと多かった可能性もあり、確認する必要がある」と態度を保留。議会運営委員会で協議する意向を示した。【上田泰嗣】(毎日新聞)

2002年12月6日(金) 付け     上毛新聞ニュース
 沼田市議会 食料費25万円返還
 沼田市議会は五日、議会運営委員会を開き、懸案の政務調査費の使途を協議し、「今後、政務調査費を食料費にあてない」こととし、昨年度の懇親会などの費用について、政務調査費で支払った三会派の合わせて約二十五万円を市に返還することを決めた。
 県地方課は「報告義務があることではないので明確に言えないが、懇親会費を返還したケースは聞いたことがない」としている。
 同市議会の小林照夫議長は「政務調査費の使途については、本年度当初から議会内で食料費にあてないことを申し合わせていた。使途については領収書を添付したり、公開したりしながら、さらに透明性を高めていきたい」と説明。今後、議会内で協議を重ね、明確な使途基準を定める意向を明らかにした。
 政務調査費については十一月上旬、懇親会費を政務調査費で支出したのは不当として、同市内の男性(67)ら七人の市民が、計二十万五千円を市へ返還するよう求める「申入書」を小林議長に提出。小林議長は「この申入書を含めて、使途基準の設定などを議会運営委員会に諮り検討したい」としていた。
 市議会事務局は「政務調査費は、各自治体がそれぞれの基準で運用しているが、使途について領収書の添付を義務付けている議会は少ない」と指摘。その上で「沼田市議会は今後、その内容についても議会運営上で必要なものであるかどうかも精査することにしている。その意味で先進的な試みと思っている」と話している。   

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コメント

沼田市の条例に新たにもう一条加える。つまり、「市議が市の公金を盗んだ場合は三倍返しする」というもの。飲食に使ったのなら返せば済むが、盗んだ場合は当然罰を与えるべきだ。この新条例が冗談じゃないことは、市議の最大会派が白昼公然と盗みを働き、返すと約束していまだにほおかぶりしているのが冗談でないのと同じである。

こまったものだ!!!で済まされなく成った。
新聞に掲載された事が履行されていないなんて・・・
私は怒っている。

市三役、職員も報酬カット、市長も政治生命を掛け財政改革に取組んでいる。それに共鳴し議員報酬カットを提案した「星野 稔」議員殿、再度の出番到来だ。 

3月議会で財政改革の為議員提案した主旨と変わらないので6月議会でこの「政務調査費」解決の緊急提案を希望する。
*議運に掛けたり、議会活性化委員会に図るとゴチャ、ゴチャするので3月議会同様一発提案すべし。

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